14/08/2026
【約半世紀ぶりに台湾で戦没者遺骨収容の試掘】
戦後、日本政府が主体となって戦没者の遺骨収容を始めたのが1952年。
しかし、台湾では政治的な課題を乗り越えられず1975年に初めての遺骨収容が行われました。
この時は、多くの遺骨が公的墓地に埋葬されているという具体的な情報を得て実施されたものでした。
そして今年7月に約半世紀ぶりに台湾にて戦没者遺骨収集のための試掘調査が行われ、報道もされました。
今回の試掘調査は、先の大戦末期に付近の海上で撃沈された船から漂流して流れ着いた兵隊さんを現地で火葬したという情報から、日本の厚生省が「日本戦没者遺骨収集推進協会」に業務を委託して実施されたものです。
重い腰を上げたような日本政府という感想を持ちましたが、2019年から戦没者の遺骨収容の調査に心血を注ぐ一人の日本人女性の地道な努力がありました。
日本の報道でも紹介されていますが、現在は屏東にお住まいで台湾在住19年になる舘量子(たちかずこ)さんです。
舘さんは、拓殖大学卒で栃木県宇都宮市出身。
台湾との出会いは大学時代のゼミ研修。そこで元日本兵であることを誇りに思っているお爺さんたちに出会い、衝撃を受け、将来は台湾のお爺さんたちに話を聞きたいという夢ができ、その為のステップとして自衛隊に入隊。
任期を満了し夢だった台湾へ。台湾では日本語教師をしながら日本語世代の方々との交流を続け、日本人としての心を育てていただとおっしゃる熱いハートの持ち主です。
今回掲載させていただいた写真は、舘さんからお借りしたものです。
今回の試掘では、遺骨の収容には至りませんでしたが、木炭や焼け焦げたものの跡があったことから、次の活動に繋がっていけばと強く思う次第です。
最後の写真ですが、向かって左が舘さん、右側が現場近くで「珊瑚園」という民宿をご主人と一緒に経営されている同じく日本人女性で橘ありささん!
遺骨収容の試掘を報道で知り、翌日の朝いちばんに駆け付け、そして作業をしている皆さんの人数を確認して、その日の午後にまた今度は、手作りの焼きたてパンをみんなに届けてくれたそうです!
台湾に暮らす日本人は多いですが、こうして熱いハートをもって自ら活動される同志と出会うと、本当に嬉しいですね!
舘さん、橘さん、ありがとうございます!
そして、日本戦没者遺骨収集推進協会の皆さん、台湾の皆さん、ありがとうございます!
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