24/11/2025
Day11 式根島で島のこどもたちを海マスターに by 日本財団「海と日本プロジェクト」
11月プログラム、そして7月から続いた「海マスター」プロジェクト全体の最終日。Dayにすると11日目。子どもたちにとっても、私たちスタッフにとっても、この半年間の集大成となる一日が始まりました。 朝はいつもより少し早起きして、6時に足付港へ集合。眠い目をこすりながら向かった港には、漁船が既に静かに待っていました。今日は、いよいよ“本物の船釣り”に挑戦する日です。 漁船が動き出すと、昨日までとは全く違う揺れに、参加者たちは一気に表情を変えました。「なんか…やばい」「揺れる…!」そして、見事に船酔いの洗礼を受ける子どもたち。 それでも諦めず、ロッドを握りしめ、海を見つめ続けました。その姿は、7月の初日の彼らの数倍も、たくましく見えました。 苦しみながらも最後までやり抜き、釣果は上々。船釣りから戻った子どもたちの顔には、満足と、悔しさと、もっとやりたいという思いが全部混ざった、不思議で力強い表情が浮かんでいました。 朝食を挟み、キャンプ地である式根島小学校に戻って清掃。テントだけでなく、お世話になった小学校のグラウンドのごみ1つまで、丁寧に片付けていきました。半年間お世話になった学校のグラウンド。参加者にとって、名残惜しさを感じる場所になっていました。 最後は、閉会式。 ひとりひとりが、この11日間の思いを語りました。 「島には何もないと思っていたけど、島は宝物だった」「おれは海マスターだと思っていたけど、まだまだ知らないことがたくさんあった。もっと挑戦したい」「来年は友だちにも声をかけて、この活動をもっと島に広めたい」「もっともっと挑戦したい。ウェットスーツを着れば冬も海で遊べるって知った」「次は料理も自分たちでやりたい」「閉鎖されている式根島のキャンプ場を、自分たちの力で復活させたい。もっと多くの人が式根島で挑戦できるようにしたい」「海って泳ぐだけだと思っていた。でももっと深かった。参加してよかった。来年も絶対参加する」「私たちの島って、すごく特別な場所なんだって感じた。大切にしたい。私が守っていきたい」 挑戦することが“特別なこと”ではなく、“自分の中の当たり前”に変わっていく瞬間でした。 島の未来を、自分の言葉で語り始める子どもたち。島のことを、誰かのものではなく“自分ごと”として語れるようになった姿が、とても頼もしく感じられました。 スタッフからもエールが送られました。「たくさんの挑戦にトライできたね。本当にすごかった」「みんなが自分の島のことを宝物に感じて、大切にしていってほしい」「この一歩は偉大だ。これからもっと一緒に挑戦していこう」 7月から始まった全11日間の海マスタープログラムは、これで全ての行程が終了しました。けれど、活動が終わったわけではありません。むしろ、この最終日こそが、子どもたちの心に“火が灯った日”だったように思います。 10年後も、50年後も、100年後も、式根島と新島が魅力的であり続けるために。その未来をつくるのは、いま海に挑戦しているこの子どもたち。島を愛し、島を育てていく力が、確かに芽を出しました。 このプロジェクトを支えてくださったすべての皆様に、心から感謝いたします。 このプロジェクトを実施するにあたり、助成をしていただいている日本財団、後援をいただいている東京都新島村、東京都新島村教育委員会、式根島観光協会、東海汽船、プロジェクトのベースキャンプとして協力いただいた式根島小学校、企画への助言や協力をいただいている、新島中学校、新島高等学校、式根島中学校、式根島支所の皆様、浅野さん(式根島モータース)、藤井さん(藤井モータース)、池村さん(池村商店)、鈴木さん(鈴豊)、宮川さん(みやとら)、木村さん、下井さん、富田さん、早乙女さんはじめ新島村の皆様、そして半年間、一番近くで支えてくれたスタッフのみんなに、何より、私たちの活動を信じ、大切なお子様をプログラムに送り出してくださった参加者保護者の皆様に、心から御礼申し上げます。 今後は、この1年間の活動をまとめた冊子と、ドキュメント動画を制作予定です。子どもたちの挑戦の軌跡と、島への想いを、多くの方に届けていきたいと思います。CoCの式根島・新島での挑戦もまだまだ続きます。
11月プログラム、そして7月から続いた「海マスター」プロジェクト全体の最終日。Dayにすると11日目。子どもた