15/04/2026
ニュースレター
今回は、下記のイベントや活動についてご紹介させてください。
1.NHK おはよう日本での放送
4月16日(木)7時20分ころから
SDGs「誰ひとり取り残さない」
小論文・イラスト・AIコンテスト
2.JICA 協力隊まつり(4月18日・19日)
のご案内
3.タイ スタディツアー報告と発表会
(4月19日)のご案内
4.プロジェクト進捗状況の概要
(1)タイにおけるコミュニティベース統合型高齢者ケアプロジェクト
(スマート&ストロング プロジェクト)
(2)外国人の子どもの就学促進プロジェクト
野毛坂グローカルは、日本やタイでさまざまなプロジェクトを行っていますが、その中でも中心となる取り組みの一つが 「スマート&ストロング プロジェクト」 です。
このプロジェクトは、前身となる取り組みとして2019年にタイのブンイトー市、タマサート大学とともに開始され、今年で7年目に入ります。
2021年からは、神奈川県湯河原町やタイ国内の4つの自治体へと広がり、自治体国際化協会(CLAIR)のモデル事業や、国際協力機構(JICA)の草の根技術協力の枠組みも活用しながら活動を展開してきました。
地域での高齢者ケアをテーマとしたプロジェクトではありますが、実はその本質は単に「高齢者ケア」を行うことではありません。
日タイの 自治体、大学、NGO、企業、そして地域コミュニティがネットワークを組み、互いに学び合いながら相互の発展を目指す。
そのような仕組みづくり、あるいはその潤滑油となる役割を果たすことにあります。
そして今月、2026年3月から「スマート&ストロング プロジェクト」フェーズ2 として、3年間の予定で国際協力機構(JICA)の湯河原町 草の根技術協力事業が再びスタートしました。
4月23日には、オープニングセレモニー & 協力協定(MOU)署名式をタイで実施します。
もう一つの主要プロジェクトが、外国人の子どもの就学促進プロジェクトです。
タイ教育省、バンコク都、ラヨン県タップマー市、NGO Foundation for Rural Youth(FRY)、笹川平和財団(SPF)、国際労働財団(JILAF)などと連携し、外国人の子どもたちが初等教育へアクセスできるよう、主に地域の力を活用した取り組みを進めています。
また、この取り組みの成果は、日本やASEAN諸国にも紹介し、それぞれの地域の経験を共有しながら、相互に学び合う機会づくりも行っています。
これら2つのプロジェクトについても下部で状況を書かせていただいています。
ぜひお読みくださいね。
※このニュースレターは、[email protected]宛に送付しています。
配信停止、メールアドレス変更の場合はお手数ですが折り返し返信くださいね。
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NHK おはよう日本での放送
4月16日(木)7時20分ころから
SDGs「誰ひとり取り残さない」
小論文・イラスト・AIコンテスト
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野毛坂グローカルでは毎年、SDGsの基本理念「誰ひとり取り残さない」をテーマにした。小論文やイラストコンテストを実施しています。
第6回となる今回はAI部門を加えて実施しました。
NHK「おはよう日本」で、このコンテストが紹介されます。
AIで文章が簡単に作れる時代。
「小論文・作文コンテストはもう成り立たないのでは?」
そんな声もあります。
でも、私たちは逆の発想をとりました。
AIを「排除する」のではなく、「使いこなす前提」で設計する。
このコンテストが大切にしているのは、
「うまく書けるか」ではなく、「何に気づき、何を伝えようとしているか」です。
文章が苦手な人もいる。言葉にするのが難しい思いもある。
だからこそ、AIは「表現を支える道具」にもなり得る。
若者中心の実行委員会で何度も議論してきた、
そんな挑戦の一端が紹介される予定です。
よろしければ、ぜひご覧ください。
コンテスト入賞者:
https://nogezaka-glocal.com/sdgs6k/
共同実行委員長
小野日向汰 慶應義塾大学2年
下平心那 国際教養大学2年
石丸友那 筑波大学修士課程1年
事務局長:
宮内正枝 創価大学2年
実行委員:
鈴木葵依 日本赤十字看護大学2年
中條友夏子 第一学院高等学校3年
玉岡穂ノ佳 甲南大学2年
堀絢人 東洋大附属牛久高校
笛杏杏 トライ式高等学院1年
磯田美季 多摩高等学校1年
Yoon Phyu Aung 岡山大学1年
守屋颯 東京農業大学2年
加藤里桜 lear Lake High School 高校3年生
小島嵩史 東海大学3年
岡田佳憐 上智大学2年
小川安童禮 さいたま市立大宮国際中等教育学校 高校3年
松本悠生 神戸市看護大学2年生
関口桃子 創志学園高等学校ベネッセ高等学院1年
小林奈々美 大学進学予定
石塚雫 国際基督教大学1年
座間耀永 慶應義塾大学環境情報学部1年
豊島大史 東京学芸大学修士課程1年
岩城亜優 法政大学国際高等学校3年
川田千楓 大学進学予定
三本眞子 東京学芸大学附属国際中等教育学校高校2年
服部翠 広島県立広島叡智学園中学校3年
安積柊 横浜国際高校1年
高須結子 聖心女子学院高等科 1年
遠藤優介 奈良先端科学技術大学院博士課程
梅木千夏 東京未来大学こども心理学部4年
金澤伶 東京大学4年
武井啓子 日本学生支援機構
神谷優大 野毛坂グローカル 理事
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【コンテスト次回実行委員の募集 】
SDGs「誰ひとり取り残さない」
小論文・イラスト・AIコンテスト
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コンテストは26歳以下の若者を中心とした実行委員会で運営されています。
活動は主にオンラインで行います。また謝金などはありませんが、費用は一切かかりません
活動期間は約1年間と長期にわたりますが、その中で事情により活動が難しい時期があっても差し支えありません。
無理のない形で、一緒にコンテストをつくっていきましょう。
※26歳以上であっても過去に野毛坂グローカルの活動に参加するなど野毛坂グローカルの理念にある程度理解いただいている人であれば歓迎です。
申し込み:
https://forms.gle/EvQnvtAfkvu3wG4QA
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「協力隊まつり」
4月18日(土)、19日(日)
会場:JICA市ヶ谷ビル
(最寄り駅:JR/地下鉄 市ヶ谷)
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JICA協力隊まつりは、JICA海外協力隊(青年海外協力隊)経験者による国際協力・交流イベントです。
日時: 2026年4月18日(土)・19日(日)10:00-17:00
会場: JICA市ヶ谷ビル
(東京都新宿区市谷本村町10-5)
入場料: 無料(事前申し込み不要)
野毛坂グローカルでは、イベントの実行委員会を務めるとともに、ブース展示を行います。
野毛坂グローカル 過去の出展の様子
2025年
https://nogezaka-glocal.com/2025/03/29/krm-3/
2024年
https://nogezaka-glocal.com/2024/04/16/krm-2/
2023年
https://nogezaka-glocal.com/2023/04/21/kym-2/
大勢のボランティアスタッフが、交代で野毛坂ブースで対応を行います。
ぜひ、おこしください。
【運営スタッフ・ボランティア)】
湯本 芽友果 栃木女子高校
竹鼻 久音 東京海洋大学第1学年
吉田 吏杏 生田高校2年
渡邉 陽和 関東国際高等学校一年
水野 結衣 S高等学校3年生
谷垣 美波 学芸大附属国際高校
秋庭 咲希 大宮国際中等教育学校
上野 夏凜 宇都宮女子高等学校 2年
川田 千楓 清泉女子大学1年
高桑 颯乃 法政大学
今岡 美琴 神奈川学園高等学校高校3年生
野中 郁未 東京都立工芸高等学校 デザイン科3年
菅原 剛 日本大学 2年
日笠 真維 大妻高校
山下 真澄 日本大学新1年
家冨 優希 関東国際高等学校 高校一年生
アミヌ ビアンカ 文京学院大学附属女子高等学校・2年
蛭田 愛海 千葉大学4年
渡邉 あめり 戸塚高校2年
竹内 詩織 N高等学校
高山 未来 日出学園高等学校
高桑 ひかり 共立女子大学3年
田家 一芭 神奈川総合高校 2年
生田目 麗 城西大学附属城西高等学校
小﨑 日菜 共立女子第二高等学校2年生
渡邉 陽和 関東国際高等学校
甲斐 莉那 文京学院大学女子高等学校
桑島 優那 多摩大学目黒高等学校、今年の4月から高校三年生
西島 初 桜丘高校3年
五十嵐 愛 国士舘高等学校 3年
久富 咲希 錦城高等学校
髙橋 愛里 江戸川女子高等学校
渥美 智瑛 江戸川女子高等学校
安積 柊 横浜国際高校2年
峯岸 ビアンカ 成城学園高等学校1年
林 舞子 千葉県立薬園台高等学校
坂田 彩華 学習院女子高等科
永岡 希美 学習院大学2年生
大西 美緒 東京農業大学第一高等学校
新谷 早絵 石神井高等学校
藤田 青空 共立女子第二高校、高校2年生
加藤 柚乃 中村高等学校
石田 かのん 関東国際高等学校
田中 美菜子マリア 渋谷教育学園幕張高校
兪 清美 高校3年生
ーーー
橋場 あゆみ 会社員
松永 瑞希 JICA海外協力隊OV
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【報告&募集】
海外スタディツアー
2月22日から3月1日
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野毛坂グローカルでは年に2回タイスタディツアーを実施しています。
このスタディツアー、単に聞いたり見たりする体験やその感想だけではなく、参加者一人ひとりが考えぬく深いツアーです。
※次回は2026年夏に実施を予定しています。
一般学生向け(約1週間)とそれに加えて2日間の医療・保健・福祉関係学生向けコースがあります。
詳しい日程は未定ですが、少しでも関心がある方は次の関心表明にご記入ください。
https://forms.gle/xVHAd1uVLwVoMo3w6
<参加者報告書例>
小泉幹人 早稲田大学 国際教養学部 2年
今回のスタディツアーの学びの成果を整理することは非常に難しい。参加する前はタイの政策レベルからコミュニティまでを実際に見ることで、日本が持つ課題への具体的な改善策や自分の将来の方向性についても見えてくるのではないか、ということを期待していた。しかしスタディツアーを終えた今、多種多様な立場からの、異なる意見、どちらも正しいうえで相反している意見を聞き続けるにあたって、自分の頭は非常に混乱しているし、答えなんてないのだということだけが確かに突きつけられている感覚がある。そうした中でも、自分にとってある程度ツアーの全体を通して考え続けた視点、ツアーを終えてみて感じる自分の感覚があるので、それらに基づいてこの報告書を進めたいと思う。 1点目は、学習者としての特権性である。今回のスタディツアーで様々な場所を訪問するにあたって、学習者としての特権性を意識する機会が多かった。入院している患者さんがいる病院を訪問してその間近でお話を聞いたり、人々が生活をしている環境に飛び込む形でお話を伺ったりと、もし自分が相手の立場であれば不快だと感じるのではないだろうか、と思う機会は少なくなかった。私たちは学生としての立場をもとに、普段であれば簡単には立ち入ることのできない場所や状況にアクセスさせてもらった。その意味でも、今回のツアーは非常に大きな特権の上に成り立っているものでもあったのだと感じた。こうした特権を自覚することは、単に申し訳なさや居心地の悪さを感じることにとどまるべきものではなく、(もちろんそうした思いを持つこと、忘れないことで学ぶ際の自らの行動について考え、その場の身のふるまいに気を付けることは重要であるうえで)その後の自分の行動や姿勢にも関わらせていくべき観点なのだと私は思う。自分が見聞きしたことは、そこに暮らす人々の日常や現実の一部であり、それらの経験を単なる知識として終えるのではなく、そこで得た視点や問いを引き受け続けること、そして可能であればその場の人たちの協力で成り立っている学びの機会を、自分の将来の行動や社会への関わりの中で、社会に対して何らかの形で還元していくことが求められるのではないだろうか。それが特権性を持つ私たちにとって重要なことなのではないだろうか、とツアーを終えた今は感じている。 2点目は、批判的思考についてである。このツアーの中では繰り返しこの批判的思考についてのお話があった。例えば人の話を聞く、ということ一つとっても自分たちが見学して聞いている話はあくまでその立場と文脈から語られていることでしかないし、見ている場面も現実の一部でしかない、といったことである。しかし語りは完全な現実を教えてくれなくとも、完全な客観性を備えていなくとも、無意味というわけではない。語りはその人の現実の解釈の仕方についてを教えてくれるからである。私たちは現実の全体を知ることはできなくても、語られたことを通して、その人が、その立場が、何を重視し、どう社会について理解し、どう解釈したうえで行動しているか、ということを知ることができる。また最も重要なのは、そこに語る人がいる、ということである。たとえ一側面であったとしても、そこには語る人がいて、その立場がある。「誰ひとり取り残さない」ということを考えるにあたって、語られている内容如何にしてそこに人がいるというのは紛れもない事実であり、だからこそ無視することはできない。語られていることをそのまま受け取るのではなく、また客観性のない一部だからとして切り捨てることもない、その人の立場や状況、前提を照らし合わせ、その語りはどこから来ているのか、ということを考えながら聞く、ということが情報の取り入れ方、思考の態度において批判的なのだと気づくことができた。 3点目は、社会の主体性と制度の関係についてである。今回のスタディツアーを通して様々な事例を見る中で、社会を動かしているものは何なのか、という問いについて考える機会が多かった。もともと自分は、社会を動かしより良くしていく主体とは、まずその地域に暮らす人々であると考えていた。身近な問題を自分事として捉え、行動する人々や地域の積み重ねと集合が、結果として社会を形作っていくのではないかという考えである。実際に今回のツアーの中でも、コミュニティビジネスや地域の環境活動、あるいはサメットタイ町のボランティアの活動などを通して、金銭やサービスといった形だけではなく、それに加えた人と人との関係性こそが、連鎖的で持続的な相互の関係を生み、人々が自分たちの生活や関係性の中から課題を見出し、それに対して主体的に向き合っている姿を見ることができた。そこでは制度や政策からの出発点ではなく、人々の関係性やコミュニティの力が社会を支えているように感じられた。しかし同時に、ツアーの中では主体性だけでは社会課題を支えきれない場面も見た。FRYの活動では、「誰ひとり取り残さない」という理念を実現しようとする中で、制度的な支えが十分ではない状況の中、個人の強い使命感や自己犠牲によって活動が成り立っている場面も見られた。そこには深い尊敬を感じる一方で、本来社会全体で支えるべき役割が、限られた個人に依存してしまっているのではないかという疑問、一方限られたリソースの中で、どうしても制度では掬いきれない狭間があるという現実も感じた。またパタヤ市立病院では、ホームレスの人や支払い能力のない外国人の治療をめぐり、「誰ひとり取り残さない」という理念と、医療制度や財政の現実との間に強い剥離が存在していた。理念としては望ましいものであっても、それを制度としてどこまで社会が引き受けることができるのかという問題は常に存在するのだと感じた。制度がなければ支援は持続せず、主体性がなければ制度は形だけのものになってしまう。社会はこの両者の間の緊張関係の中で成り立っており、人々が主体として関わりながら、それを制度としてどのように支えていくのかという問いに向き合う必要性が常に存在しているのではないだろうか。 一週間を通して、自身の限られた視野や知識によって考えの及ばないこと、自分の考えすら浮かばないことが多くあり、またどれだけ学んだとしても終わりはなく、正解もないということが分かった。また自分自身の学びの姿勢としてもバイアスや価値観によって限りがあるのだなと自覚させられた。このスタディツアーを振り返ると、自分が得たものは明確な答えや解決策ではなく、むしろ問いそのものだったように思う。様々な立場から語られる意見や実践は、それぞれに一定の正しさを持ちながらも、ときに互いに矛盾し、結論を導くことはできなかった。しかし、その複雑さに向き合うことこそが学びの出発点なのではないかとも感じている。また、自分に目を向けてみると、私たちが社会について理解しようとする際には、自分自身のバイアスや情報の取捨選択を引き受ける必要があるのだと感じる。私たちは必ず自分の経験や知識、価値観の範囲の中で物事を理解している。そのため、完全に客観的な立場から社会を見ることはできない。しかしだからこそ、自分がどのような立場から世界を見ているのかを自覚し、どの情報を選び、どのように解釈しているのかという自分自身の判断を引き受けることが重要なのではないだろうか。社会について考えるということは、完全な答えを見つけることではなく、できる限り完全な答えを求めようとする姿勢を備えた上で、限界があるということを抱えたまま問い続け、そのうえで自分の立場に責任を持って決断する、ということなのだと思う。だからこそ他者と協働する必要があり、これから先も、今回の経験で得た問いを持ち続けながら、自分自身がどのような立場から社会を見ているのかを問い直し理解を更新しつつ、社会とどのように関わっていくのかを考え続けていきたいと思う。最後にはなりますが、このスタディツアーに関わってくださったすべての皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。
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【参加者募集】海外スタディツアー報告会
4月19日(日)15:00-16:30
JICA市ヶ谷ビル
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JICA協力隊まつりの一環で海外スタディツアー体験発表会を行います。
参加に関心のある人、参加者の体験をに関心のある人などお気軽にご参加ください。
日時: 2026年4月19日(日)15:00ー16:30
会場: JICA市ヶ谷ビル 600号室
(東京都新宿区市谷本村町10-5)
参加費:無料
申し込み:
https://forms.gle/2aCxkWrYxiHpALiy8
※当日会場での申し込みも可能ですがあらかじめ申し込んでいただけると優先して入室いただけます。
※JICA協力隊まつりの一環で行われるのでブース展示も合わせてお越しください。
プログラム:
・スタディツアーの概要説明
小山水咲:福祉(児童虐待予防)系ソーシャルビジネス企業勤務
・スタディツアー参加者の報告
小川広美 創価大学 経済学部 2年
磯野あやめ 都留文科大学 教養学部 2年
清水陽太 明治大学 4年
木口和奏 学習院大学 国際社会科学部 4年
・パネルディスカッション、フロアディスカッション
ファシリテーター・司会:
中村美遥 国際協力機関勤務
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【随時募集】
海外出張同行短期インターン
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野毛坂グローカルでは、現在月に一度程度の頻度でタイをはじめとする海外に出張しています。
「高齢者ケア」「多文化共生」「青少年活動促進」活動に関して現地自治体、省庁、NGO、大学などを出張に同行して訪問し、打ち合わせや調査の補助を行います。同行いただき実際の業務に携わることによりスタディツアーでは体験できない経験ができると思います。
特に将来、国際協力分野で活躍したいと考える学生の参加を歓迎します。
関心のある学生は気軽に問い合わせください。
●自己負担:
航空賃、宿泊(一泊4000円程度)、市内交通費その他個人的費用
●野毛坂グローカル負担:
タイ国内交通費
詳細:
https://nogezaka-glocal.com/study/
<参加者報告書例>
弘前大学 医学部医学科 3年 和田 桃香さん
私は、高齢化や認知症に対する課題意識をきっかけに医学部に進学した。高齢化は医療だけで解決できる問題ではなく、介護や人々の暮らし、制度や政策と密接に関わるものであり、以前から医学にとどまらない広い視点をもつことを心がけてきた。また、アジアに対する親近感や、中所得国の今後の発展に対する興味も、本出張同行への参加を後押しした。
さらに、JICAのプロジェクトに関わるとはどのようなことなのかを実際に見てみたいという思いもあった。将来的に国際協力を志望する中で、いわゆる発展途上国とされる国の現場を一度も見たことがないままでよいのかという問題意識があったからだ。
今回の出張同行では、認知症カフェ(高齢者の交流の場)の見学、寝たきりの高齢者や障害のある方の自宅訪問、有償の福祉ボランティア(ケアギバー)の養成研修の見学、ヘルスセンターの見学など、地域に根ざした様々な取り組みに触れる機会があった。また、医学部生であることから、ご厚意でラヨン病院の見学もさせていただいた。
特に印象に残ったのが、ヘルスセンターでの見学であった。バンコク市内で、小さなヘルスセンターを通りかかり、見学させていただいた。街の保健室のような施設であり、基本的な医薬品が備えられているほか、地域住民が当番制で運営に携わっていた。
主な活動は家庭訪問で、各家庭の生活状況や血圧などの健康状態を確認し、紙の名簿で管理していた。見学当初、個人情報の扱いや、専門的な知識を持たない住民が健康指導に関わることに違和感を覚え、簡単には受け入れがたいと感じた。
しかし、話を聞くうちに、いくつか腑に落ちたこともあった。
一つは、自発的に医療機関にかからない、あるいはかかることのできない人々をすくい上げる機能を持っている点である。人によっては、病院に行くという行動自体が高いハードルとなる。日本においても、様々な理由から長期間健康診断を受けていない人は存在する。しかし医師は、医療機関に来た人に対してしか治療を行うことができない。そのため、地域の人々の善意によって成り立っているこの仕組みからは「誰一人取り残さない」という強い意志が感じられた。
また、各家庭の状況を把握しているという点でも、ボランティアは地域医療において重要な存在になりうる。訪問診療などを除けば、医師は患者の生活背景を知る機会は限られており、多くは患者本人や家族からの情報に依存している。しかし、実際の生活環境を直接確認して得られる情報は多い。こうした地域住民との連携が機能すれば、患者のQOLを高める最善の治療は何か、より具体的に検討できる可能性がある。
さらに、ボランティア活動を続けるモチベーションについて尋ねたところ、自分が誰かの役に立てていることが嬉しい、と語っていた点が印象的であった。社会的な役割を持つこと自体が、本人のウェルビーイングにも寄与しているのだろう。地域住民が相互に支え合う関係性は、今後の高齢社会における一つのあり方を示しているように感じられた。
このように、タイでは人々が患者として医療につながる前の段階を、地域の自発的な助け合いによって担っているケースがあることを学んだ。しかし、専門知識を持たない住民が健康指導に関与することによって、疾患が見落とされ、医療機関に紹介された時点では既に進行しているといったリスクも考えられる。この取り組みにはリスクとベネフィットの両方が存在するが、医療資源が限られている状況において、それらをどのように配分し、不足をどのように補うかという観点から捉える必要があると感じた。つまり、どの程度のリスクや不確実性を社会として許容するのかという問題であり、その基準は国や時代の文化的背景によって大きく異なると考えられる。現地の人々がこの仕組みをどのように受け止めているのかについては、ボランティアとして関わる側の話にとどまり、実際に支援を受ける側の声を十分に知ることができなかった。そのため、今後は受益者の視点からも捉える必要があると感じた。
では、タイと日本の「学びあい」とは何を意味し、どのような意義があるのだろうか。単にそれぞれが自国の制度や文化を守り、干渉しないという選択もあり得るかもしれない。しかし、同じ課題(例えば高齢化)のように見える問題であっても、国ごとに置かれている詳細な状況や制約、対策のアプローチは異なっている。それらを比較することは、自分たちの医療や社会のあり方をより深く理解することにつながる。長期的な協力関係や情報共有は重要である一方で、その成果は数値として評価しにくい側面もあるだろう。誰にどこまで何を支援するかという判断は、最終的には価値観に依存する部分が大きい。他国の価値観に触れることで、自国の前提が強化されることもあれば、揺らぐこともある。そうした揺らぎを通して、前提を問い直し、よりよい医療を模索することに「学びあい」に意義があると、現時点では理解している。
私は将来、日本の医師として医療に携わる立場になる。そのため、日本の医療観を基盤とすることは当然であるが、他国の制度やその運用に触れる際には、それらが異なる文化的文脈の中で成立し、住民に受け入れられているものであることを前提に、敬意を持って受け止めたいと思う。同時に、日本に適応する場合はどのような課題が生じうるのか、客観的で冷静に考える視点も持ち続けたい。
今回の出張同行を通して、自分の目で見て確かめることの重要性を改めて認識した。バンコクの都市部と郊外では、街並みや人々の生活環境に大きな違いがあることを実感した。また、奥井さんや現地の日本人大学院生と行動を共にし、様々なお話を伺えたことも大きな学びであった。キャリアのあり方やタイにおける生活、文化、政治的背景などについて、自己の先入観に気づく貴重な経験となった。
本出張同行にあたりご協力いただいた皆様に、心より感謝申し上げます。
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プロジェクト進捗状況の概要
(1)タイにおけるコミュニティベース
統合型高齢者ケアプロジェクト
(スマート&ストロング プロジェクト)
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社会の成熟に伴い高齢化が進行するタイにおいて、国際協力機構(JICA)草の根技術協力事業「地域活性型」のスキームを活用し、日本とタイ双方の経験を学び合いながら、地域に根差した高齢者ケアの取組が持続的に発展・普及する体制を構築しています。タイの基礎自治体および日本の神奈川県湯河原町が主体となり、NGOや大学、中央省庁や民間事業者といった多機関ネットワークを拡大しながら、地域住民と地方行政のエンパワメントにより、各地の自律的な取組やイノベーションを後押しするプロジェクトです。
主なプロジェクトの特徴:
●急速に進むアジア諸国の高齢化への対策
●日本とタイとの「対等な学びあい」による(タイへの貢献だけでなく)日本への貢献
●中央政府主導ではなく、日タイの自治体を中心とし多くの団体のネットワークによる協力
(従来行われてきた「政府への協力」は政府から地域への普及が課題、 「地域への協力」は地域の取り組みを他地域への普及が課題であった。 本プロジェクトでは、ネットワークで実施するので「実施=普及」が自然に成り立ちます)
●中央政府や日本の予算投入は限定的であり「各自治体の予算」で実施
(外からお金をほとんど投入しないので、ある自治体の事例は他の自治体で実施可能(=普及が容易)です)
3月2日から3年間の予定でJICA草の根技術協力フェーズ2がはじまりました。
1)4月8日にタイで邦人向け現地勉強会を行いました。
プロジェクトの中核自治体であるパトムタニ県ブンイトー市を訪問し、同市が取り組む地域の力を活用した包括的高齢者ケアの実践をご紹介しました。
タイにおける地域主体の高齢者ケアの取り組みを包括的に視察いただくことができます。タイにおける政策の方向性を考えるうえで重要な示唆が得られるとともに、日本の地域社会にとっても参考となる事例と思っています。プレス3社、コンサル企業、JICA関係者、学生など約20名の参加いただきました。
今後、個別対応も行いますので、関心のある方は連絡くださいね。
元気な高齢者向けの活動(健康増進、介護予防、いきがい・生活の質向上、社会貢献)
・高齢者生活の質向上センター(高齢活動センター):市民と共同で運営
・高齢者居酒屋(お酒が飲める居場所):男性高齢者の参加が少ないとの課題に対応)
・高齢者クラブ:高齢者の生きがい・社会貢献
・健康診断センター:健康診断率の向上のため市でセンターを設立
・ポケットパーク:住居の近くに人の出会える場をつくる
何らかの問題をかかえる高齢者への活動
・デイケア&ディサービスセンター:基礎自治体としてタイ最先端
・地域における見守り活動:市民による見守り・行政とのつなぎ
介護が必要な高齢者への活動
・見守り活動:市民による見守り・行政とのつなぎ
・在宅介護:市主導での組織的なボランティアによる在宅介護
・長期入居施設:小規模基礎自治体としてタイ初
・福祉機器貸し出し:介護ベッドなど寄付も使い低コストで貸し出し
地域における医療サービス
・医療センター:基礎自治体としてタイ最先端
・リハビリテーションセンター:基礎自治体としてタイ最先端
・腎透析センター:基礎自治体としてタイ最先端
・ショートステイ入居施設:小規模基礎自治体としてタイ初
家族、市民による活動
・認知症カフェ:タイではじめて(現在は各地に広がる)
・認知症サポーター:タイではじめて(現在は各地に広がる)
・各種ボランティアによる施設運営、地域活動
2)4月23,24日にオープニング式典&記念講演を行います。
タイ全土の市長など自治体幹部、省庁、大学、NGOなど約200名が参加予定です。
※このプロジェクトでは、財政的持続性を考慮し、「参加費方式」で開催を行います。
タイ側参加者、日本側参加者など全員から参加費5900バーツをいただいて開催します。
オープニング式典(4月23日)
およびエクスカーション(4月24日)
日時:2026年4月23日(木)9:00~15:00
会場:タイ王国 パトムタニ県 BGホール
内容:
・日タイ関係者による挨拶
・日本・タイ自治体によるMOU署名式
基調講演1:今後の地方自治体における高齢者福祉の役割
ウッティサーン・タンチャイ教授
キング・プラジャディポック研究所元所長
基調講演2:日本における高齢者福祉の最新動向とイノベーション
岩名礼介
三菱UFJリサーチ&コンサルティング シニアアナリスト
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プロジェクト進捗状況の概要
(2)外国人の子どもの就学促進プロジェクト
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笹川平和財団、国際労働財団および野毛坂グローカルは、「タイと日本の学び合いによる移住労働者の児童の就学促進」事業をタイ政府、自治体、大学などと協力のうえで実施しています。
本事業は、タイ国内の移住労働者の子どもたちがタイで小学校、中学校などの公教育教育を受けることができるコミュニティの力を活かす 持続可能なシステム構築をめざす、いままでにない新たな発想、手法に基づくプロジェクトです。
「学校に行く」ことをゴールにするのではなく、次の点を重視しています。
・持続可能性と他地域への展開
地域の力や既存資源を活かしたモデル構築
・高等教育への道
将来の大学・専門教育へのアクセス可能性の拡大
・政策への反映
教育省と連携し、制度・政策へつなげる
・ASEANや日本への波及
地域間の学び合いによる国際的展開
■ チーム体制
現在、以下の地域をモデルサイトとして展開中です。
・バンコクサイト(バンボン区、プラウェート区、バンクんティエン区)
日本側は国際労働財団(JILAF)が担当
・ラヨンサイト(タップマー市)
日本側は野毛坂グローカルが担当
・全体マネジメント
日本側は笹川平和財団(SPF)が担当
日本とタイ、それぞれの現場で培ってきた「学び合い」の精神を軸に、地域ごとの課題に丁寧に向き合っていきます。
プロジェクトの特徴:
1)タイで生活する多くの移住労働者の子どもの就学促進支援
2)日本およびタイの政府/大学/NGOなどのパートナーシップによるプロジェクト
3)バンコクおよび地方(ラヨン県)での実証をもとに 持続可能な制度構築 を目指す
4)就学促進ボランティアなどコミュニティの力を活かすプロジェクト
5)日本の経験をタイへの紹介、タイの良事例を日本が学ぶ、相互の学びあい 事業
プロジェクト詳細:
https://nogezaka-glocal.com/efa/
詳細はお問い合わせください!