野毛坂グローカル ( 野毛山ハウス )

野毛坂グローカル ( 野毛山ハウス  ) コミュニティの場の場を通じて、孤立する人を無くしたい。

グローカル、、グローバルとローカル(地域・コミュニティ)の融合を目指します!

日本のコミュニティの強化を、コミュニティスペース運営、セミナーやワークショップの実施、シェアハウス、民泊活用などを通じて行います。特にコミュニティで孤立しがちな人(外国人、障害者、孤立高齢者など))の巻き込み・サポートを目指します。
国際協力、国際交流事業も実施します。

横浜・野毛山にコミュニティ スペース設立準備中。

ニュースレター2026年7月12日1.野毛坂グローカルパンフレット野毛坂グローカルを紹介する新しいパンフレットを作成しました。思い切って内容をシンプルにし、サイズもA7サイズ(名刺よりやや大きめ)としました。パンフレットですべてを説明するの...
12/07/2026

ニュースレター2026年7月12日

1.野毛坂グローカルパンフレット

野毛坂グローカルを紹介する新しいパンフレットを作成しました。
思い切って内容をシンプルにし、サイズもA7サイズ(名刺よりやや大きめ)としました。

パンフレットですべてを説明するのではなく、きっかけを持っていただくきっかけになれば十分と考え、詳しい活動内容はウェブサイトをご覧いただく形にしています。

イベントや研修、さまざまな方との出会いの場などで、気軽にお渡ししていきたいと思います。



2.タイにおけるコミュニティベース統合型高齢者ケアプロジェクト
(SMART & STRONGプロジェクト)
オープニングセレモニーの様子ビデオ

タイで実施しているSMART & STRONGプロジェクトでは、39の自治体がネットワークを形成し、自治体、住民、高齢者、大学、政府機関などが主体となって、それぞれの地域の課題や資源に応じた取組を考え、実践しています。

また、それぞれの自治体の経験や工夫を自治体間で共有し、お互いに学び合いながら、より良い高齢者ケアを地域からつくっていくことを重視しています。

2026年4月23日には、プロジェクトのオープニング式典、参加自治体による署名式、記念講演などを開催しました。

当日は、参加自治体をはじめ、タイ政府関係機関、大学、国際機関、高齢者や地域住民など、約1,000名が参加しました。

その様子をビデオで紹介しています。現地の盛り上がりの雰囲気がわかると思います。

タイ語のビデオとなりますが、YouTubeの日本語自動翻訳機能なども活用して、ぜひご覧ください。

オープニングセレモニーのビデオ
https://youtu.be/S-SsCgPY9P0?si=78l6OHQxmdidMoPA

※SMART & STRONGプロジェクトについて
https://smart-strong-project.org/



3.タイ外国人の子ども
  就学支援プロジェクト
活動の様子をビデオで紹介
タイのラヨン県タップマー市には、タイの各地と同様に周辺国から多くの移住労働者とその家族が暮らしています。
そのなかには、言葉や制度、生活環境の違いなどにより、学校教育につながりにくい子どもたちもいます。

新たな施設を作るのではなく、地域にすでにある地域の住民、経験、ネットワーク、制度を活かしながら、地域自身が運営できる仕組みをつくっていいます。大きな予算に依存するのではなく、「コミュニティの力」を活かした持続可能な運営体制づくりを目指しています。
当初は、地域住民から「なぜタイの税金を使って外国人を支援するのか」「外国人労働者は単身でタイに来ればよい」などの声も多くだされましたが、何度も対話を続けてプロジェクトをすすめてきました。

また、本プロジェクトでは、外国人児童への教育支援を、高齢者の社会参加や生きがいづくりとも結びつけています。地域の高齢者が子どもたちの学びや生活を支えることで、高齢者自身にとっても新たな役割や交流の機会が生まれます。子ども、高齢者、移住労働者家族、地域住民が互いに関わり合うことで、世代や国籍を越えた支え合いの関係を育てています。 この取り組みは、単に外国人児童の就学を支援するだけでなく、多様な人々が地域社会の一員として参加し、共に地域をつくっていくための実践でもあります。

この活動には、タップマー市、地域住民、地域企業、大学(タマサート大学、チュラロンコン大学)、NGO(Foundation for Rural Youth)、日本の団体(笹川平和財団(SPF)、国際労働財団(JILAF)、野毛坂グローカル)、移住労働者とその家族など、多様な立場の関係者が参加・協力しています。

タイ語のビデオ(英語字幕)となりますが、YouTubeの日本語自動翻訳機能なども活用して、ぜひご覧ください。

タップマー市の取り組み紹介のビデオ
https://youtu.be/FDOYFYHGbD8?si=m1lvvxleAoxYJ_1P

※プロジェクトについて
https://nogezaka-glocal.com/tbk2024/



4.タイのスタディツアー
野毛坂グローカルでは毎年夏と春に主に学生を対象としてスタディツアーを実施しています。
政策から現場まで両方を見たり話を聞いたりして朝から夜まで真剣に学ぶハードなスタディツアーです。
今年の夏は下記の2回実施します。

※一回目は募集終了しました、2回目に関しては間もなく締め切ります。
https://nogezaka-glocal.com/2026/03/11/stt-3/

※このスタディツアーはパーソネルコンサルタンツタイタンドのご協力他、多くの方の協力で実施しています。
参加学生の費用負担は、ご自身の航空券、宿泊費、市内交通費のみとなります。


1回目:
◆標準コース:7月26日(日)ー8月2日(日)
◆オプション(医療系特化):上記に加えて8月3日(月)ー4日(火)

2回目:
◆標準コース:9月6日(日)ー9月13日(日)

参加者(1回目)
加藤美侑  東京大学 4年
工藤洸   東洋大学大学院 修士課程 1年
服部翠   広島県立広島叡智学園高等学校 1年
吉澤碧桃  立命館大学 3年
山本羽那  立命館大学 3年
川嶋裕美  Soka University of America 2年

参加者(2回目)
倉八煌   大阪経済大学 2年
武田航生  大阪経済大学 2年
舘岡奏良乙 一橋大学 3年
中野桃ビクトリア  創価大学 3年
堀江侑生  神戸大学 4年
三保谷慈佳  獨協大学 1年
宮原みゆな  叡啓大学 1年


参考:スケジュール(1回目)
7月
26日(日)集合 オリエンテーション
27日(月)JICAタイ事務所
社会開発人間安全保障省高齢者局
  UNESCO Thailand Regional Office
28日(火)講義
  古川夏月 時事通信社 記者
 小田原靖 パーソネルコンサルタンツ社長
 横山明子 JICA専門家
 三好友良 東京大学博士課程
      (元大使館専門調査員)
29日(水)
 スラム(テープラクサ)
  イスラム コミュニティ (リムコンファンヌア)
 Koko Global Hospitality
   (橋本悠 Vice President)            
30日(木)
 ミャンマー人の子ども向け学習センター
保健省幹部職員向け研修聴講 
  ラヨン県に移動 
31日(金)
 ラヨン県タップマー市役所
 高齢者デイケアセンター
 高齢者/障害者宅家庭訪問
 住民女性グループによる環境活動
 コミュニティビジネスとしての養蜂活動
8月
1日(土)
 マングローブ林保全・植林見学
 企業による社会貢献活動
2日(日)
 ラヨン生涯学習センター(非公式教育センター)
  外国人労働者の多く住むコミュニティ
   バンコクに移動
   振り返り会 解散



5.広報協力
(1)国際交流事例 紹介セミナー
   (オンライン)
     申し込み締切7月13日

今年度に国際交流賞(総務大臣賞)を受賞した神奈川県湯河原町、岩手県陸前高田市、神奈川県茅ヶ崎市の事例を紹介セミーが実施されます。

■開催日時:7月14日(火)午後2時から3時
■開催方法:オンライン(Zoomウェビナー)
■対  象:全国の自治体及び国際交流団体等の関係者 200人程度
■主  催:自治体国際化協会(クレア)
■申込方法:事前申込必要
※下記からお申し込み(7月13日(月)締切)
 https://x.bmd.jp/70/2170/85/7578

<お問い合わせ先>
一般財団法人自治体国際化協会 交流支援部 交流親善課(担当:ルカ)
TEL: 03-5213-1723 FAX: 03-5213-1742 
E-mail: [email protected]

(2)JANICユースアワード!
   若い世代のアイデアを社会を変える一歩に

   中高生、大学生のみなさんぜひ応募を!

野毛坂グローカルが加盟し、奥井代表が理事を務める国際協力NGOセンター(JANIC)では、全国の高校生、大学生、大学院生、専門学生を対象に「JANICユースアワード2026」を開催します。

今年のテーマは「世界を救う、私の日常。」。日々の暮らしのなかで感じる疑問や気づき、社会を少し良くするためのアイデアや活動を募集しています。特別な経験や専門知識は必要ありません。まだ実現していないアイデアでも、すでに始めている活動でも応募できます。

応募締切は2026年9月27日(日)です。

若い世代の自由な発想と行動が、社会を変える一歩になるかもしれません。ぜひ身近な高校生や大学生、大学院生、専門学生にもご紹介ください。

詳細・応募方法は公式サイトをご覧ください。
https://janic-ideacontest.jp/

(3)インタビュービデオ
   (笹川平和財団)

  タイのチュアン元首相が語る「歴史から学ぶ」ということ
1997年のアジア通貨危機後、深刻な経済危機のなかでタイの首相に就任し、国の立て直しにあたったチュアン元首相。

先日、故郷のトラン県を訪問した際、地元の市長の案内でチュアン元首相のご自宅を訪れる機会がありました。
ご本人は不在でしたが、一般の人も訪れることができる開かれたご自宅に、その人柄の一端を感じました。

今回のインタビューでは、困難な時代に何を考え、どう決断してきたのか、民主主義とはなにかを率直に語っています。
タイの話でありながら、私たち自身が「歴史から学ぶ」とはどういうことかを考えさせられる内容です。

タイに関心のある方にも、ない方にも、ぜひおすすめしたいビデオです。

https://www.youtube.com/watch?v=4D3gQjC_HY0

タイ自治体 ネットワークによる統合型高齢者ケアプロジェクト(略称:スマート&ストロング プロジェクト)https://smart-strong-project.org/の状況について報告させていただきますね。1.プロジェクトの概要JICA草...
11/05/2026

タイ自治体 ネットワークによる統合型高齢者ケアプロジェクト
(略称:スマート&ストロング プロジェクト)
https://smart-strong-project.org/
の状況について報告させていただきますね。

1.プロジェクトの概要
JICA草の根技術協力として2022年8月から2025年7月末で終了をした前フェーズをうけ、事実上のフェーズ2となる「タイにおける「自治体ネットワークによる地域資源活用型高齢者ケアの普及と国境を超えた学びあいプロジェクト」(略称:スマート&ストロング プロジェクト フェーズ2)が2026年3月2日に3年間の予定で開始しました。

新プロジェクト(フェーズ2)の概要および基本情報

これまでの成果を踏まえて、
・地域資源を活用した高齢者ケアモデルの改善・普及
・日本とタイの自治体間の継続的な学びあい
・周辺国への展開(ラオス、マレーシア等)
を柱として、より広域的かつ深化されたネットワーク形成を目指します。

実施機関:国際協力機構(JICA)
運営機関:神奈川県湯河原町
協力機関:野毛坂グローカル(NPO)など多くの個人や団体、組織のご協力で実施していきます。

2.プロジェクトの状況

4月23日、24日にタイ ブンイトー市BGホールにおいてプロジェクト開始式典およびMOU(協力協定締結式)が開催されました。

タイの39カ所の自治体、保健省、社会開発人間安全保障省、内務省などタイ中央省庁、WHOら国際機関、大学、そして高齢者代表、住民代表、ボランティアら約1000人の参加で実施されました。
日本からは作道JICAタイ事務所長、小林在タイ日本大使館一等書記官、内藤湯河原町長らのご出席いただけました。

#39の自治体の首長、副首長が並んでの署名式、約1000人の来場者は壮観でした。

式典に先立って、記念基調講演として三菱UFJリサーチ&コンサルティングのシニアアナリスト岩名礼介さんから「日本における高齢者福祉の最新動向とイノベーション」、キング・プラジャディポック研究所元所長ウティサーン教授から「今後の地方自治体における高齢者福祉の役割」のお話をいただきました。

今後、プロジェクトが本格的に始動していきます。
ぜひご協力をよろしくお願いします。

3.Prince MahidolAward Conference(PMAC)での登壇

PMACは 保健・医療・福祉分野の国際会議です。世界保健機関(WHO)サイドイベントとして、ブンイトー市ランサン市長が登壇し、プロジェクトについて紹介しました。
地域主導で統合型で取り組むプロジェクトは、WHOの取り組むICOPE(高齢者のための統合ケア)との整合性が極めて高く、また同様にWHOの推進するエージフレンドリ シティ(高齢者に優しいまちづくり)の取り組みとも合致しています。

参考:
https://smart-strong-project.org/?p=3384



4.今後の予定
4-1. WHO 第3回エージフレンドリ シティ世界会議での発表
2026年6月16-18日にスペインのドノスティア・サン・セバスティアンで第3回となるエイジフレンドリー シティ世界会議(3rd World Congress of Age Friendly Cities and Communities)が開催されます。この場で、プロジェクトの発表を行う予定です。 今までも各国からの視察やアジア・太平洋地域のWHOなど国際機関での発表は行ってきましたが、今回は世界へむけた発表となります。

参考:
https://extranet.who.int/agefriendlyworld/


4-1. ユーラシア・ソーシャルワーカー・フォーラムでの発表
2026年5月28-29日にベルラーシにおいて第17回 ユーラシア・ソーシャルワーカー・フォーラム(Eurasia Forum of Social Workers)が開催されます。この場で、スマート&ストロング プロジェクト、特にラヨン県タップマーの事例を発表予定です。
#国際情勢により、タイからの参加者のみであり、日本からのプロジェクト関係者の参加は行いません。

参考:
https://basw-ngo.by/17th-eurasia-forum-of-social-workers/

4-3.(仮称)国際協力における「学び合い」を考える
― タイと日本の地域包括ケアの現場から ―
実施日や内容は未定ですが、下記のようなシンポジウムを開催すべく企画中です。

このプロジェクトの特徴の一つは「学び合い」です。「グローカル(グローバル+ローカル)」や「還流(途上国の経験の日本社会への貢献)」などとともに、キーワードとして、日本から海外への一方向的な「支援」や「技術移転」だけではなく、相手国との協働を通じた“相互の学び合い”の重要性が注目されています。しかし、具体的には、事例の紹介や人材育成にとどまることが多く、制度や政策まで含めて考えることは少ないと感じます。
特に、高齢化、地域コミュニティの希薄化、担い手不足といった課題は、日本のみならずアジア各国に共通する課題となっており、それぞれの地域が異なる制度・文化・住民参加のあり方の中で試行錯誤を続けています。。
本シンポジウムでは、行政、学識者、実践者など多様な立場から、
・国際協力における「学び合い」とは何か
・海外との交流を通じて日本側が何を学んでいるのか
・地域づくりや高齢者ケアの現場にどのような視点の変化が生まれているのか
について議論を行い、国際協力と地域づくりをつなぐ新たな可能性を探ることを目的としたいと思います。

5.前フェーズの振り返り

5-1.終了記念シンポジウム

JICA草の根技術協力プロジェクト終了を節目として下記シンポジウムを開催しました。
なお、当日資料は下記からダウンロード可能です。

https://120.gigafile.nu/0516-cf1748b48471fb201dbb346e1e8886e39

※本資料は発表者の個人的見解であり所属組織の見解とは異なる場合があります
※本資料は受け取った方限りとし、再配布はお断ります。
(必要な場合は事前に相談をいただけるようお願いします)
※広告が表示された場合は「CLOSE」ボタンを押してください
※ダウンロードできない場合は連絡いただけるようお願いします
※本日より5日間のみダウンロードできます。

題目:タイの高齢化と「学びあい」による技術協力
JICA草の根技術協力事業「スマート&ストロング・プロジェクト」終了記念
開催日:年025年10月18日(土)
参加者(申し込み者):自治体関係者、研究者、国際協力関係者、学生、一般市民など
会場62名、オンライン132名
会場:JICA市ヶ谷ビル・オンライン
主催:神奈川県湯河原町/野毛坂グローカル
後援:国際協力機構(JICA)、自治体国際化協会(CLAIR)

プログラム
挨拶
湯河原町 内藤喜文町長
JICA横浜センター 植木雅浩次長

世界の高齢化とJICAの取り組み
 登壇者:佐藤里衣  (JICA人間開発部 課長)
タイの高齢化の現状とタイの政策
 登壇者:三好友良 (チュラロンコン大学経済学部客員研究員 )
プロジェクトの概要と成果
 登壇者:中村 哲 (神奈川県湯河原町 地域政策課 副課長)
プロジェクト評価①(マネジメントの視点から)
 登壇者:沖浦 文彦 (大阪経済大学 教授)
プロジェクト評価②(政策波及の視点から)
 登壇者:永井 史男 (大阪公立大学 教授)

コメンテーター
岩名礼介  (三菱UFJリサーチ&コンサルティング 主席研究員)
久保田 悠 (神奈川県立保健福祉大学 講師)
永井完治  (フランスベッド株式会社 国際部長)
長嶺由衣子 (東京科学大学非常勤講師 (前・厚生労働省老健局老人保健課課長補佐) )

ファシリテーター
吉田実祝 (国際開発ジャーナル 編集長)

5-2.終了時評価書概要

(前回の再掲になります)

―タイにおけるコミュニティベース統合型高齢者ケア普及モデル構築プロジェクト―

1. 背景と課題意識
世界各国で高齢化が進む中、とりわけタイはその進行速度が著しく、今後急速に「高齢社会」から「超高齢社会」へと移行すると予測されています。2015年に10%強だった高齢化率は2022年には14%を超え、医療費や介護費の増大が大きな課題となりつつあります。これまで中央政府は在宅ケアやデイケアセンターの設置を試みてきましたが、財源や受益者制限といった限界が明らかになっていました。そのため、より身近な自治体レベルで高齢者ケアを担うことが急務とされていました。
このような状況を受け、2022年8月から2025年7月までの3年間にわたり、神奈川県湯河原町とタイ・ブンイトー市を中心とする自治体が協力し、JICAの草の根技術協力事業として「コミュニティベース統合型高齢者ケア普及モデル構築と人材循環プロジェクト」が実施されました。湯河原町は日本でも高齢化率が高い自治体でありながら、要介護認定率は比較的低く、元気な高齢者の暮らしを支える取り組みを進めてきた町です。その経験と、タイ側の課題意識を結びつけて展開されたのが本プロジェクトです。

2. プロジェクトの狙いと特徴
本プロジェクトの大きな特徴は「自治体ネットワーク」と「学び合いの仕組み」にあります。単独の都市にノウハウを移転するのではなく、複数の自治体が互いの取り組みを学び、成果を共有しながら普及していく形をとりました。
当初9自治体からスタートしたネットワークは、わずか3年で39自治体に拡大。中部、北部、東北部、東部、西部、南部とタイ全国に広がり、大規模都市から農村部の小自治体まで、多様な条件を持つ地域が参加しました。イスラム教徒が多い地域も含まれており、文化的背景の異なる自治体同士が学び合うことは、新たな相乗効果を生み出しました。

3. 具体的な取り組み
ネットワークに参加した自治体では、多岐にわたる活動が展開されました。

デイケアセンターの設立・運営:介護やリハビリを日中に受けられる場を整備し、利用者と家族の双方を支援。
認知症カフェの導入:湯河原町の経験を参考に、タイで初めて実施。高齢者や家族、地域住民が気軽に集える居場所として好評を得ています。
認知症サポーター養成講座:地域住民が認知症を理解し支える人材として活動できるよう育成。中学生向け講座も試みられました。
高齢者の居場所づくり:男性の参加を促すため、夜間に開きお酒を交える「60’sバー」などの工夫も生まれました。
生きがい活動:カラオケやピクニック、小旅行といった楽しい活動が展開され、孤立防止や健康づくりにつながりました。
こうした活動を支えるために、「デイケアセンターガイドライン」や「認知症カフェ普及教材」など6種類のガイドラインと9種類の映像教材も制作されました。教材はネットワーク内にとどまらず、タイ国内の広範な自治体で利用されています。

4. 成果と評価
3年間の取り組みの成果は多方面で確認されました。
モデルの確立:ブンイトー市での取り組みは「ブンイトーモデル」と呼ばれ、全国的に優良事例として広く認識されました。
ネットワークの拡大:当初目標の20自治体を大きく上回る39自治体が参加。自治体間の相互訪問やオンライン交流は活発に行われ、2023~2024年の間に延べ9,703名の見学者を迎えました。
市民参加の推進:住民ボランティアや有償ボランティアが育ち、活動の担い手が増加。湯河原町の住民ボランティアも現地を訪問し、相互学習が進みました。
政策的整合性:タイ政府の第3次国家高齢者計画や地方分権政策と合致し、国の方向性に沿った協力であると評価されました。
国際的発信:ASEM国際フォーラムや国際開発学会など11回の学会・シンポジウムで成果を発表。NHKやタイPBSなどのメディアにも取り上げられ、国際社会から注目を集めました。

5. 日本への還流効果
このプロジェクトはタイのためだけでなく、日本にとっても学びとなりました。例えば、タイの「有償ボランティア制度」を参考に、湯河原町では「住民が住民を支える事業」が新たに検討・予算化されています。また、タイでの多様な地域活動の工夫は、日本の地域包括ケアを進めるうえでの刺激となり、国際交流を通じた双方向の学びが実現しました。

6. 効率性と持続性
本プロジェクトでは、費用面でも大きな特徴がありました。日本側予算は専門家派遣や教材作成にのみ充てられ、現地での研修や活動費の多くはタイ側自治体が負担しました。全国会議も3回目以降は各自治体が主体的に費用を負担して開催されており、プロジェクト終了後も自立して継続可能な仕組みが形成されています。
さらに、タイ国内の健康基金や民間企業の資金も活用されており、外部支援に依存しない持続性が高いモデルとなっています。

7. インパクトと波及効果
このプロジェクトがもたらした影響は、単なる自治体間の学び合いにとどまりません。
社会的インパクト:高齢者や家族が地域で安心して暮らせる仕組みが各地に広がり、住民の幸福感向上につながっています。
人材育成:自治体職員やボランティアが高齢者ケアの担い手として成長し、地域の力が高まりました。
国際的波及:スリランカ、マレーシア、カンボジア、ラオス、韓国など周辺国からも視察があり、今後の高齢化対策のモデルとして関心を集めています。

8. 今後への提言
評価報告書では、今後に向けて次のような提言が示されています。
小規模自治体への普及:現時点では大都市や中規模都市の参加が多いため、予算や人材の乏しい小規模自治体にも広げる工夫が必要。
政府の支援強化:自治体が主体となる取り組みを持続させるため、法律や予算、人材面での国レベルの支援が不可欠。
周辺国への展開:東南アジアの他国も同様の課題を抱えており、タイの成功事例をもとに地域全体での普及を進めるべき。

9. まとめ
3年間にわたる「SMART & STRONGプロジェクト」は、当初目標を大幅に超える成果をあげました。39の自治体ネットワークを形成し、デイケアセンターや認知症カフェなど具体的な活動を広めたことは、タイの高齢者ケアの大きな前進となりました。同時に、日本にとっても相互学習の貴重な機会となり、地域包括ケアの未来を考えるうえで新たなヒントを与えています。
高齢化は日本だけでなくアジア全体が直面する共通の課題です。本プロジェクトは、自治体と市民が主体となる「学び合い」の仕組みが、持続可能な社会を築くうえで有効であることを実証しました。その経験は今後、タイ国内だけでなく周辺国や日本の地域づくりにも活かされていくことでしょう。

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15/04/2026

ニュースレター
今回は、下記のイベントや活動についてご紹介させてください。

1.NHK おはよう日本での放送
  4月16日(木)7時20分ころから
  SDGs「誰ひとり取り残さない」
  小論文・イラスト・AIコンテスト

2.JICA 協力隊まつり(4月18日・19日)
のご案内

3.タイ スタディツアー報告と発表会
(4月19日)のご案内

4.プロジェクト進捗状況の概要
(1)タイにおけるコミュニティベース統合型高齢者ケアプロジェクト
 (スマート&ストロング プロジェクト)

(2)外国人の子どもの就学促進プロジェクト


野毛坂グローカルは、日本やタイでさまざまなプロジェクトを行っていますが、その中でも中心となる取り組みの一つが 「スマート&ストロング プロジェクト」 です。

このプロジェクトは、前身となる取り組みとして2019年にタイのブンイトー市、タマサート大学とともに開始され、今年で7年目に入ります。

2021年からは、神奈川県湯河原町やタイ国内の4つの自治体へと広がり、自治体国際化協会(CLAIR)のモデル事業や、国際協力機構(JICA)の草の根技術協力の枠組みも活用しながら活動を展開してきました。

地域での高齢者ケアをテーマとしたプロジェクトではありますが、実はその本質は単に「高齢者ケア」を行うことではありません。

日タイの 自治体、大学、NGO、企業、そして地域コミュニティがネットワークを組み、互いに学び合いながら相互の発展を目指す。

そのような仕組みづくり、あるいはその潤滑油となる役割を果たすことにあります。

そして今月、2026年3月から「スマート&ストロング プロジェクト」フェーズ2 として、3年間の予定で国際協力機構(JICA)の湯河原町 草の根技術協力事業が再びスタートしました。

4月23日には、オープニングセレモニー & 協力協定(MOU)署名式をタイで実施します。

もう一つの主要プロジェクトが、外国人の子どもの就学促進プロジェクトです。

タイ教育省、バンコク都、ラヨン県タップマー市、NGO Foundation for Rural Youth(FRY)、笹川平和財団(SPF)、国際労働財団(JILAF)などと連携し、外国人の子どもたちが初等教育へアクセスできるよう、主に地域の力を活用した取り組みを進めています。

また、この取り組みの成果は、日本やASEAN諸国にも紹介し、それぞれの地域の経験を共有しながら、相互に学び合う機会づくりも行っています。



これら2つのプロジェクトについても下部で状況を書かせていただいています。

ぜひお読みくださいね。

※このニュースレターは、[email protected]宛に送付しています。
配信停止、メールアドレス変更の場合はお手数ですが折り返し返信くださいね。



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NHK おはよう日本での放送
  4月16日(木)7時20分ころから
  SDGs「誰ひとり取り残さない」
  小論文・イラスト・AIコンテスト

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

野毛坂グローカルでは毎年、SDGsの基本理念「誰ひとり取り残さない」をテーマにした。小論文やイラストコンテストを実施しています。
第6回となる今回はAI部門を加えて実施しました。

NHK「おはよう日本」で、このコンテストが紹介されます。
AIで文章が簡単に作れる時代。
「小論文・作文コンテストはもう成り立たないのでは?」
そんな声もあります。
でも、私たちは逆の発想をとりました。
AIを「排除する」のではなく、「使いこなす前提」で設計する。
このコンテストが大切にしているのは、
「うまく書けるか」ではなく、「何に気づき、何を伝えようとしているか」です。
文章が苦手な人もいる。言葉にするのが難しい思いもある。
だからこそ、AIは「表現を支える道具」にもなり得る。
若者中心の実行委員会で何度も議論してきた、
そんな挑戦の一端が紹介される予定です。

よろしければ、ぜひご覧ください。

コンテスト入賞者:
https://nogezaka-glocal.com/sdgs6k/

共同実行委員長
小野日向汰 慶應義塾大学2年
下平心那  国際教養大学2年
石丸友那  筑波大学修士課程1年 

事務局長:
宮内正枝   創価大学2年

実行委員:
鈴木葵依  日本赤十字看護大学2年
中條友夏子 第一学院高等学校3年
玉岡穂ノ佳 甲南大学2年
堀絢人   東洋大附属牛久高校
笛杏杏   トライ式高等学院1年
磯田美季  多摩高等学校1年
Yoon Phyu Aung 岡山大学1年
守屋颯    東京農業大学2年
加藤里桜  lear Lake High School 高校3年生
小島嵩史  東海大学3年
岡田佳憐  上智大学2年
小川安童禮 さいたま市立大宮国際中等教育学校 高校3年
松本悠生  神戸市看護大学2年生
関口桃子  創志学園高等学校ベネッセ高等学院1年
小林奈々美 大学進学予定
石塚雫   国際基督教大学1年
座間耀永  慶應義塾大学環境情報学部1年
豊島大史  東京学芸大学修士課程1年
岩城亜優  法政大学国際高等学校3年
川田千楓  大学進学予定
三本眞子  東京学芸大学附属国際中等教育学校高校2年
服部翠   広島県立広島叡智学園中学校3年
安積柊    横浜国際高校1年
高須結子  聖心女子学院高等科 1年
遠藤優介  奈良先端科学技術大学院博士課程
梅木千夏  東京未来大学こども心理学部4年
金澤伶   東京大学4年
武井啓子  日本学生支援機構
神谷優大  野毛坂グローカル 理事


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

【コンテスト次回実行委員の募集 】

SDGs「誰ひとり取り残さない」
     小論文・イラスト・AIコンテスト
  
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

コンテストは26歳以下の若者を中心とした実行委員会で運営されています。

活動は主にオンラインで行います。また謝金などはありませんが、費用は一切かかりません
活動期間は約1年間と長期にわたりますが、その中で事情により活動が難しい時期があっても差し支えありません。
無理のない形で、一緒にコンテストをつくっていきましょう。

※26歳以上であっても過去に野毛坂グローカルの活動に参加するなど野毛坂グローカルの理念にある程度理解いただいている人であれば歓迎です。

申し込み:
https://forms.gle/EvQnvtAfkvu3wG4QA



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「協力隊まつり」

4月18日(土)、19日(日)
会場:JICA市ヶ谷ビル
    (最寄り駅:JR/地下鉄 市ヶ谷)

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JICA協力隊まつりは、JICA海外協力隊(青年海外協力隊)経験者による国際協力・交流イベントです。

日時: 2026年4月18日(土)・19日(日)10:00-17:00

会場: JICA市ヶ谷ビル
 (東京都新宿区市谷本村町10-5)

入場料: 無料(事前申し込み不要)

野毛坂グローカルでは、イベントの実行委員会を務めるとともに、ブース展示を行います。

野毛坂グローカル 過去の出展の様子
2025年
https://nogezaka-glocal.com/2025/03/29/krm-3/
2024年
https://nogezaka-glocal.com/2024/04/16/krm-2/
2023年
https://nogezaka-glocal.com/2023/04/21/kym-2/

大勢のボランティアスタッフが、交代で野毛坂ブースで対応を行います。

ぜひ、おこしください。

【運営スタッフ・ボランティア)】
湯本 芽友果 栃木女子高校
竹鼻 久音 東京海洋大学第1学年
吉田 吏杏 生田高校2年
渡邉 陽和 関東国際高等学校一年
水野 結衣 S高等学校3年生
谷垣 美波 学芸大附属国際高校
秋庭 咲希 大宮国際中等教育学校
上野 夏凜 宇都宮女子高等学校 2年
川田 千楓 清泉女子大学1年
高桑 颯乃 法政大学
今岡 美琴 神奈川学園高等学校高校3年生
野中 郁未 東京都立工芸高等学校 デザイン科3年
菅原 剛 日本大学 2年
日笠 真維 大妻高校
山下 真澄 日本大学新1年
家冨  優希 関東国際高等学校 高校一年生
アミヌ ビアンカ 文京学院大学附属女子高等学校・2年
蛭田 愛海 千葉大学4年
渡邉 あめり 戸塚高校2年
竹内 詩織 N高等学校
高山 未来 日出学園高等学校
高桑 ひかり 共立女子大学3年
田家 一芭 神奈川総合高校 2年
生田目 麗 城西大学附属城西高等学校
小﨑 日菜 共立女子第二高等学校2年生
渡邉 陽和 関東国際高等学校
甲斐 莉那 文京学院大学女子高等学校
桑島 優那 多摩大学目黒高等学校、今年の4月から高校三年生
西島 初 桜丘高校3年
五十嵐 愛 国士舘高等学校 3年
久富 咲希 錦城高等学校
髙橋 愛里 江戸川女子高等学校
渥美 智瑛 江戸川女子高等学校
安積 柊 横浜国際高校2年
峯岸 ビアンカ 成城学園高等学校1年
林 舞子 千葉県立薬園台高等学校
坂田 彩華 学習院女子高等科
永岡 希美 学習院大学2年生
大西 美緒 東京農業大学第一高等学校
新谷 早絵 石神井高等学校
藤田 青空 共立女子第二高校、高校2年生
加藤 柚乃 中村高等学校
石田 かのん 関東国際高等学校
田中 美菜子マリア 渋谷教育学園幕張高校
兪 清美 高校3年生
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橋場  あゆみ 会社員
松永 瑞希 JICA海外協力隊OV



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 【報告&募集】

  海外スタディツアー

  2月22日から3月1日

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野毛坂グローカルでは年に2回タイスタディツアーを実施しています。
このスタディツアー、単に聞いたり見たりする体験やその感想だけではなく、参加者一人ひとりが考えぬく深いツアーです。

※次回は2026年夏に実施を予定しています。

一般学生向け(約1週間)とそれに加えて2日間の医療・保健・福祉関係学生向けコースがあります。

詳しい日程は未定ですが、少しでも関心がある方は次の関心表明にご記入ください。

https://forms.gle/xVHAd1uVLwVoMo3w6

<参加者報告書例>

小泉幹人 早稲田大学 国際教養学部 2年  
今回のスタディツアーの学びの成果を整理することは非常に難しい。参加する前はタイの政策レベルからコミュニティまでを実際に見ることで、日本が持つ課題への具体的な改善策や自分の将来の方向性についても見えてくるのではないか、ということを期待していた。しかしスタディツアーを終えた今、多種多様な立場からの、異なる意見、どちらも正しいうえで相反している意見を聞き続けるにあたって、自分の頭は非常に混乱しているし、答えなんてないのだということだけが確かに突きつけられている感覚がある。そうした中でも、自分にとってある程度ツアーの全体を通して考え続けた視点、ツアーを終えてみて感じる自分の感覚があるので、それらに基づいてこの報告書を進めたいと思う。 1点目は、学習者としての特権性である。今回のスタディツアーで様々な場所を訪問するにあたって、学習者としての特権性を意識する機会が多かった。入院している患者さんがいる病院を訪問してその間近でお話を聞いたり、人々が生活をしている環境に飛び込む形でお話を伺ったりと、もし自分が相手の立場であれば不快だと感じるのではないだろうか、と思う機会は少なくなかった。私たちは学生としての立場をもとに、普段であれば簡単には立ち入ることのできない場所や状況にアクセスさせてもらった。その意味でも、今回のツアーは非常に大きな特権の上に成り立っているものでもあったのだと感じた。こうした特権を自覚することは、単に申し訳なさや居心地の悪さを感じることにとどまるべきものではなく、(もちろんそうした思いを持つこと、忘れないことで学ぶ際の自らの行動について考え、その場の身のふるまいに気を付けることは重要であるうえで)その後の自分の行動や姿勢にも関わらせていくべき観点なのだと私は思う。自分が見聞きしたことは、そこに暮らす人々の日常や現実の一部であり、それらの経験を単なる知識として終えるのではなく、そこで得た視点や問いを引き受け続けること、そして可能であればその場の人たちの協力で成り立っている学びの機会を、自分の将来の行動や社会への関わりの中で、社会に対して何らかの形で還元していくことが求められるのではないだろうか。それが特権性を持つ私たちにとって重要なことなのではないだろうか、とツアーを終えた今は感じている。 2点目は、批判的思考についてである。このツアーの中では繰り返しこの批判的思考についてのお話があった。例えば人の話を聞く、ということ一つとっても自分たちが見学して聞いている話はあくまでその立場と文脈から語られていることでしかないし、見ている場面も現実の一部でしかない、といったことである。しかし語りは完全な現実を教えてくれなくとも、完全な客観性を備えていなくとも、無意味というわけではない。語りはその人の現実の解釈の仕方についてを教えてくれるからである。私たちは現実の全体を知ることはできなくても、語られたことを通して、その人が、その立場が、何を重視し、どう社会について理解し、どう解釈したうえで行動しているか、ということを知ることができる。また最も重要なのは、そこに語る人がいる、ということである。たとえ一側面であったとしても、そこには語る人がいて、その立場がある。「誰ひとり取り残さない」ということを考えるにあたって、語られている内容如何にしてそこに人がいるというのは紛れもない事実であり、だからこそ無視することはできない。語られていることをそのまま受け取るのではなく、また客観性のない一部だからとして切り捨てることもない、その人の立場や状況、前提を照らし合わせ、その語りはどこから来ているのか、ということを考えながら聞く、ということが情報の取り入れ方、思考の態度において批判的なのだと気づくことができた。 3点目は、社会の主体性と制度の関係についてである。今回のスタディツアーを通して様々な事例を見る中で、社会を動かしているものは何なのか、という問いについて考える機会が多かった。もともと自分は、社会を動かしより良くしていく主体とは、まずその地域に暮らす人々であると考えていた。身近な問題を自分事として捉え、行動する人々や地域の積み重ねと集合が、結果として社会を形作っていくのではないかという考えである。実際に今回のツアーの中でも、コミュニティビジネスや地域の環境活動、あるいはサメットタイ町のボランティアの活動などを通して、金銭やサービスといった形だけではなく、それに加えた人と人との関係性こそが、連鎖的で持続的な相互の関係を生み、人々が自分たちの生活や関係性の中から課題を見出し、それに対して主体的に向き合っている姿を見ることができた。そこでは制度や政策からの出発点ではなく、人々の関係性やコミュニティの力が社会を支えているように感じられた。しかし同時に、ツアーの中では主体性だけでは社会課題を支えきれない場面も見た。FRYの活動では、「誰ひとり取り残さない」という理念を実現しようとする中で、制度的な支えが十分ではない状況の中、個人の強い使命感や自己犠牲によって活動が成り立っている場面も見られた。そこには深い尊敬を感じる一方で、本来社会全体で支えるべき役割が、限られた個人に依存してしまっているのではないかという疑問、一方限られたリソースの中で、どうしても制度では掬いきれない狭間があるという現実も感じた。またパタヤ市立病院では、ホームレスの人や支払い能力のない外国人の治療をめぐり、「誰ひとり取り残さない」という理念と、医療制度や財政の現実との間に強い剥離が存在していた。理念としては望ましいものであっても、それを制度としてどこまで社会が引き受けることができるのかという問題は常に存在するのだと感じた。制度がなければ支援は持続せず、主体性がなければ制度は形だけのものになってしまう。社会はこの両者の間の緊張関係の中で成り立っており、人々が主体として関わりながら、それを制度としてどのように支えていくのかという問いに向き合う必要性が常に存在しているのではないだろうか。 一週間を通して、自身の限られた視野や知識によって考えの及ばないこと、自分の考えすら浮かばないことが多くあり、またどれだけ学んだとしても終わりはなく、正解もないということが分かった。また自分自身の学びの姿勢としてもバイアスや価値観によって限りがあるのだなと自覚させられた。このスタディツアーを振り返ると、自分が得たものは明確な答えや解決策ではなく、むしろ問いそのものだったように思う。様々な立場から語られる意見や実践は、それぞれに一定の正しさを持ちながらも、ときに互いに矛盾し、結論を導くことはできなかった。しかし、その複雑さに向き合うことこそが学びの出発点なのではないかとも感じている。また、自分に目を向けてみると、私たちが社会について理解しようとする際には、自分自身のバイアスや情報の取捨選択を引き受ける必要があるのだと感じる。私たちは必ず自分の経験や知識、価値観の範囲の中で物事を理解している。そのため、完全に客観的な立場から社会を見ることはできない。しかしだからこそ、自分がどのような立場から世界を見ているのかを自覚し、どの情報を選び、どのように解釈しているのかという自分自身の判断を引き受けることが重要なのではないだろうか。社会について考えるということは、完全な答えを見つけることではなく、できる限り完全な答えを求めようとする姿勢を備えた上で、限界があるということを抱えたまま問い続け、そのうえで自分の立場に責任を持って決断する、ということなのだと思う。だからこそ他者と協働する必要があり、これから先も、今回の経験で得た問いを持ち続けながら、自分自身がどのような立場から社会を見ているのかを問い直し理解を更新しつつ、社会とどのように関わっていくのかを考え続けていきたいと思う。最後にはなりますが、このスタディツアーに関わってくださったすべての皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。


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 【参加者募集】海外スタディツアー報告会

  4月19日(日)15:00-16:30
  JICA市ヶ谷ビル

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JICA協力隊まつりの一環で海外スタディツアー体験発表会を行います。
参加に関心のある人、参加者の体験をに関心のある人などお気軽にご参加ください。

日時: 2026年4月19日(日)15:00ー16:30
会場: JICA市ヶ谷ビル 600号室
 (東京都新宿区市谷本村町10-5)
参加費:無料
申し込み:
https://forms.gle/2aCxkWrYxiHpALiy8

※当日会場での申し込みも可能ですがあらかじめ申し込んでいただけると優先して入室いただけます。
※JICA協力隊まつりの一環で行われるのでブース展示も合わせてお越しください。


プログラム:
・スタディツアーの概要説明
  小山水咲:福祉(児童虐待予防)系ソーシャルビジネス企業勤務
・スタディツアー参加者の報告
  小川広美  創価大学 経済学部 2年
  磯野あやめ 都留文科大学 教養学部 2年
  清水陽太  明治大学 4年
  木口和奏  学習院大学 国際社会科学部 4年
・パネルディスカッション、フロアディスカッション

ファシリテーター・司会:
  中村美遥 国際協力機関勤務

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 【随時募集】

  海外出張同行短期インターン

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野毛坂グローカルでは、現在月に一度程度の頻度でタイをはじめとする海外に出張しています。
「高齢者ケア」「多文化共生」「青少年活動促進」活動に関して現地自治体、省庁、NGO、大学などを出張に同行して訪問し、打ち合わせや調査の補助を行います。同行いただき実際の業務に携わることによりスタディツアーでは体験できない経験ができると思います。
特に将来、国際協力分野で活躍したいと考える学生の参加を歓迎します。
関心のある学生は気軽に問い合わせください。

●自己負担:
航空賃、宿泊(一泊4000円程度)、市内交通費その他個人的費用
●野毛坂グローカル負担:
タイ国内交通費

詳細:
https://nogezaka-glocal.com/study/

<参加者報告書例>

弘前大学 医学部医学科 3年 和田 桃香さん

私は、高齢化や認知症に対する課題意識をきっかけに医学部に進学した。高齢化は医療だけで解決できる問題ではなく、介護や人々の暮らし、制度や政策と密接に関わるものであり、以前から医学にとどまらない広い視点をもつことを心がけてきた。また、アジアに対する親近感や、中所得国の今後の発展に対する興味も、本出張同行への参加を後押しした。
さらに、JICAのプロジェクトに関わるとはどのようなことなのかを実際に見てみたいという思いもあった。将来的に国際協力を志望する中で、いわゆる発展途上国とされる国の現場を一度も見たことがないままでよいのかという問題意識があったからだ。
今回の出張同行では、認知症カフェ(高齢者の交流の場)の見学、寝たきりの高齢者や障害のある方の自宅訪問、有償の福祉ボランティア(ケアギバー)の養成研修の見学、ヘルスセンターの見学など、地域に根ざした様々な取り組みに触れる機会があった。また、医学部生であることから、ご厚意でラヨン病院の見学もさせていただいた。
特に印象に残ったのが、ヘルスセンターでの見学であった。バンコク市内で、小さなヘルスセンターを通りかかり、見学させていただいた。街の保健室のような施設であり、基本的な医薬品が備えられているほか、地域住民が当番制で運営に携わっていた。
主な活動は家庭訪問で、各家庭の生活状況や血圧などの健康状態を確認し、紙の名簿で管理していた。見学当初、個人情報の扱いや、専門的な知識を持たない住民が健康指導に関わることに違和感を覚え、簡単には受け入れがたいと感じた。
しかし、話を聞くうちに、いくつか腑に落ちたこともあった。
一つは、自発的に医療機関にかからない、あるいはかかることのできない人々をすくい上げる機能を持っている点である。人によっては、病院に行くという行動自体が高いハードルとなる。日本においても、様々な理由から長期間健康診断を受けていない人は存在する。しかし医師は、医療機関に来た人に対してしか治療を行うことができない。そのため、地域の人々の善意によって成り立っているこの仕組みからは「誰一人取り残さない」という強い意志が感じられた。
また、各家庭の状況を把握しているという点でも、ボランティアは地域医療において重要な存在になりうる。訪問診療などを除けば、医師は患者の生活背景を知る機会は限られており、多くは患者本人や家族からの情報に依存している。しかし、実際の生活環境を直接確認して得られる情報は多い。こうした地域住民との連携が機能すれば、患者のQOLを高める最善の治療は何か、より具体的に検討できる可能性がある。
さらに、ボランティア活動を続けるモチベーションについて尋ねたところ、自分が誰かの役に立てていることが嬉しい、と語っていた点が印象的であった。社会的な役割を持つこと自体が、本人のウェルビーイングにも寄与しているのだろう。地域住民が相互に支え合う関係性は、今後の高齢社会における一つのあり方を示しているように感じられた。
このように、タイでは人々が患者として医療につながる前の段階を、地域の自発的な助け合いによって担っているケースがあることを学んだ。しかし、専門知識を持たない住民が健康指導に関与することによって、疾患が見落とされ、医療機関に紹介された時点では既に進行しているといったリスクも考えられる。この取り組みにはリスクとベネフィットの両方が存在するが、医療資源が限られている状況において、それらをどのように配分し、不足をどのように補うかという観点から捉える必要があると感じた。つまり、どの程度のリスクや不確実性を社会として許容するのかという問題であり、その基準は国や時代の文化的背景によって大きく異なると考えられる。現地の人々がこの仕組みをどのように受け止めているのかについては、ボランティアとして関わる側の話にとどまり、実際に支援を受ける側の声を十分に知ることができなかった。そのため、今後は受益者の視点からも捉える必要があると感じた。
では、タイと日本の「学びあい」とは何を意味し、どのような意義があるのだろうか。単にそれぞれが自国の制度や文化を守り、干渉しないという選択もあり得るかもしれない。しかし、同じ課題(例えば高齢化)のように見える問題であっても、国ごとに置かれている詳細な状況や制約、対策のアプローチは異なっている。それらを比較することは、自分たちの医療や社会のあり方をより深く理解することにつながる。長期的な協力関係や情報共有は重要である一方で、その成果は数値として評価しにくい側面もあるだろう。誰にどこまで何を支援するかという判断は、最終的には価値観に依存する部分が大きい。他国の価値観に触れることで、自国の前提が強化されることもあれば、揺らぐこともある。そうした揺らぎを通して、前提を問い直し、よりよい医療を模索することに「学びあい」に意義があると、現時点では理解している。
私は将来、日本の医師として医療に携わる立場になる。そのため、日本の医療観を基盤とすることは当然であるが、他国の制度やその運用に触れる際には、それらが異なる文化的文脈の中で成立し、住民に受け入れられているものであることを前提に、敬意を持って受け止めたいと思う。同時に、日本に適応する場合はどのような課題が生じうるのか、客観的で冷静に考える視点も持ち続けたい。
今回の出張同行を通して、自分の目で見て確かめることの重要性を改めて認識した。バンコクの都市部と郊外では、街並みや人々の生活環境に大きな違いがあることを実感した。また、奥井さんや現地の日本人大学院生と行動を共にし、様々なお話を伺えたことも大きな学びであった。キャリアのあり方やタイにおける生活、文化、政治的背景などについて、自己の先入観に気づく貴重な経験となった。
本出張同行にあたりご協力いただいた皆様に、心より感謝申し上げます。

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プロジェクト進捗状況の概要

(1)タイにおけるコミュニティベース
     統合型高齢者ケアプロジェクト
   (スマート&ストロング プロジェクト)

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社会の成熟に伴い高齢化が進行するタイにおいて、国際協力機構(JICA)草の根技術協力事業「地域活性型」のスキームを活用し、日本とタイ双方の経験を学び合いながら、地域に根差した高齢者ケアの取組が持続的に発展・普及する体制を構築しています。タイの基礎自治体および日本の神奈川県湯河原町が主体となり、NGOや大学、中央省庁や民間事業者といった多機関ネットワークを拡大しながら、地域住民と地方行政のエンパワメントにより、各地の自律的な取組やイノベーションを後押しするプロジェクトです。

主なプロジェクトの特徴:

●急速に進むアジア諸国の高齢化への対策
●日本とタイとの「対等な学びあい」による(タイへの貢献だけでなく)日本への貢献
●中央政府主導ではなく、日タイの自治体を中心とし多くの団体のネットワークによる協力
(従来行われてきた「政府への協力」は政府から地域への普及が課題、 「地域への協力」は地域の取り組みを他地域への普及が課題であった。 本プロジェクトでは、ネットワークで実施するので「実施=普及」が自然に成り立ちます)
●中央政府や日本の予算投入は限定的であり「各自治体の予算」で実施
(外からお金をほとんど投入しないので、ある自治体の事例は他の自治体で実施可能(=普及が容易)です)

3月2日から3年間の予定でJICA草の根技術協力フェーズ2がはじまりました。

1)4月8日にタイで邦人向け現地勉強会を行いました。

プロジェクトの中核自治体であるパトムタニ県ブンイトー市を訪問し、同市が取り組む地域の力を活用した包括的高齢者ケアの実践をご紹介しました。
タイにおける地域主体の高齢者ケアの取り組みを包括的に視察いただくことができます。タイにおける政策の方向性を考えるうえで重要な示唆が得られるとともに、日本の地域社会にとっても参考となる事例と思っています。プレス3社、コンサル企業、JICA関係者、学生など約20名の参加いただきました。
今後、個別対応も行いますので、関心のある方は連絡くださいね。



元気な高齢者向けの活動(健康増進、介護予防、いきがい・生活の質向上、社会貢献)
・高齢者生活の質向上センター(高齢活動センター):市民と共同で運営
・高齢者居酒屋(お酒が飲める居場所):男性高齢者の参加が少ないとの課題に対応)
・高齢者クラブ:高齢者の生きがい・社会貢献
・健康診断センター:健康診断率の向上のため市でセンターを設立
・ポケットパーク:住居の近くに人の出会える場をつくる
何らかの問題をかかえる高齢者への活動
・デイケア&ディサービスセンター:基礎自治体としてタイ最先端
・地域における見守り活動:市民による見守り・行政とのつなぎ
介護が必要な高齢者への活動
・見守り活動:市民による見守り・行政とのつなぎ
・在宅介護:市主導での組織的なボランティアによる在宅介護
・長期入居施設:小規模基礎自治体としてタイ初
・福祉機器貸し出し:介護ベッドなど寄付も使い低コストで貸し出し
地域における医療サービス
・医療センター:基礎自治体としてタイ最先端
・リハビリテーションセンター:基礎自治体としてタイ最先端
・腎透析センター:基礎自治体としてタイ最先端
・ショートステイ入居施設:小規模基礎自治体としてタイ初
家族、市民による活動
・認知症カフェ:タイではじめて(現在は各地に広がる)
・認知症サポーター:タイではじめて(現在は各地に広がる)
・各種ボランティアによる施設運営、地域活動

2)4月23,24日にオープニング式典&記念講演を行います。

タイ全土の市長など自治体幹部、省庁、大学、NGOなど約200名が参加予定です。

※このプロジェクトでは、財政的持続性を考慮し、「参加費方式」で開催を行います。
 タイ側参加者、日本側参加者など全員から参加費5900バーツをいただいて開催します。

オープニング式典(4月23日)
 およびエクスカーション(4月24日)
日時:2026年4月23日(木)9:00~15:00
会場:タイ王国 パトムタニ県 BGホール
内容:
・日タイ関係者による挨拶
・日本・タイ自治体によるMOU署名式
基調講演1:今後の地方自治体における高齢者福祉の役割
ウッティサーン・タンチャイ教授
 キング・プラジャディポック研究所元所長
基調講演2:日本における高齢者福祉の最新動向とイノベーション
岩名礼介 
 三菱UFJリサーチ&コンサルティング シニアアナリスト

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プロジェクト進捗状況の概要

(2)外国人の子どもの就学促進プロジェクト

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笹川平和財団、国際労働財団および野毛坂グローカルは、「タイと日本の学び合いによる移住労働者の児童の就学促進」事業をタイ政府、自治体、大学などと協力のうえで実施しています。
 本事業は、タイ国内の移住労働者の子どもたちがタイで小学校、中学校などの公教育教育を受けることができるコミュニティの力を活かす 持続可能なシステム構築をめざす、いままでにない新たな発想、手法に基づくプロジェクトです。 
「学校に行く」ことをゴールにするのではなく、次の点を重視しています。
・持続可能性と他地域への展開
 地域の力や既存資源を活かしたモデル構築
・高等教育への道
 将来の大学・専門教育へのアクセス可能性の拡大
・政策への反映
 教育省と連携し、制度・政策へつなげる
・ASEANや日本への波及
 地域間の学び合いによる国際的展開
■ チーム体制
現在、以下の地域をモデルサイトとして展開中です。
・バンコクサイト(バンボン区、プラウェート区、バンクんティエン区)
 日本側は国際労働財団(JILAF)が担当
・ラヨンサイト(タップマー市)
 日本側は野毛坂グローカルが担当
・全体マネジメント
 日本側は笹川平和財団(SPF)が担当
日本とタイ、それぞれの現場で培ってきた「学び合い」の精神を軸に、地域ごとの課題に丁寧に向き合っていきます。

プロジェクトの特徴:

1)タイで生活する多くの移住労働者の子どもの就学促進支援

2)日本およびタイの政府/大学/NGOなどのパートナーシップによるプロジェクト

3)バンコクおよび地方(ラヨン県)での実証をもとに 持続可能な制度構築 を目指す

4)就学促進ボランティアなどコミュニティの力を活かすプロジェクト

5)日本の経験をタイへの紹介、タイの良事例を日本が学ぶ、相互の学びあい 事業


プロジェクト詳細:
https://nogezaka-glocal.com/efa/

詳細はお問い合わせください!

10/03/2026

野毛坂グローカル ニュースレター

今日はタイで、外国人の子どもたちの教育支援活動の紹介ビデオを撮影していました。
学校に通える子ども、まだ通えていない子ども、コミュニティリーダーや自治体職員など、さまざまな人の声を聞く一日でした。
改めて「地域の力」の大きさを感じています。

今回は、下記のイベントや活動についてご紹介させてください。

1.SDGs「誰ひとり取り残さない」小論文・イラスト・AIコンテスト
  結果発表と表彰式(3月14日(土))

2.JICA 協力隊まつり(4月18日・19日)
のご案内とボランティア募集

3.タイ スタディツアー報告と発表会
(4月19日)のご案内

4.プロジェクト進捗状況の概要
(1)タイにおけるコミュニティベース統合型高齢者ケアプロジェクト
  (スマート&ストロング プロジェクト)

(2)外国人の子どもの就学促進プロジェクト


野毛坂グローカルは、日本やタイでさまざまなプロジェクトを行っていますが、その中でも中心となる取り組みの一つが 「スマート&ストロング プロジェクト」 です。

このプロジェクトは、前身となる取り組みとして2019年にタイのブンイトー市、タマサート大学とともに開始され、今年で7年目に入ります。

2021年からは、神奈川県湯河原町やタイ国内の4つの自治体へと広がり、自治体国際化協会(CLAIR)のモデル事業や、国際協力機構(JICA)の草の根技術協力の枠組みも活用しながら活動を展開してきました。

地域での高齢者ケアをテーマとしたプロジェクトではありますが、実はその本質は単に「高齢者ケア」を行うことではありません。

日タイの 自治体、大学、NGO、企業、そして地域コミュニティがネットワークを組み、互いに学び合いながら相互の発展を目指す。

そのような仕組みづくり、あるいはその潤滑油となる役割を果たすことにあります。

そして今月、2026年3月から「スマート&ストロング プロジェクト」フェーズ2 として、3年間の予定で国際協力機構(JICA)の湯河原町 草の根技術協力事業が再びスタートしました。

もう一つの主要プロジェクトが、外国人の子どもの就学促進プロジェクトです。

タイ教育省、バンコク都、ラヨン県タップマー市、NGO Foundation for Rural Youth(FRY)、笹川平和財団(SPF)、国際労働財団(JILAF)などと連携し、外国人の子どもたちが初等教育へアクセスできるよう、主に地域の力を活用した取り組みを進めています。

また、この取り組みの成果は、日本やASEAN諸国にも紹介し、それぞれの地域の経験を共有しながら、相互に学び合う機会づくりも行っています。



これら2つのプロジェクトについても下部で状況を書かせていただいています。

ぜひお読みくださいね。

※このニュースレターは、[email protected]宛に送付しています。
配信停止、メールアドレス変更の場合はお手数ですが折り返し返信くださいね。



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SDGs「誰ひとり取り残さない」
     小論文・イラスト・AIコンテスト
  
 結果発表と表彰式(3月14日(土))

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野毛坂グローカルでは毎年、SDGsの基本理念「誰ひとり取り残さない」をテーマにした。小論文やイラストコンテストを実施しています。
第6回となる今回はAI部門を加えて実施しました。

今回もさまざまな若者の率直な声が届きました。家族、学校、地域、災害、障害、偏見など、身近な出来事から出発しながら、社会構造や制度、沈黙の中で見えにくくなる人々へと視線を伸ばし、「なぜそうなるのか」「どうすれば声が届くのか」という問いを投げかけています。

学生を中心とした実行委員による一次審査、二次審査、審査員の方々による最終審査を経て、大賞3作品、特別賞5作品、入賞12作品、優秀作品賞56作品、奨励作品賞105作品が決定しました。

大賞 <小論文部門> 
・岩﨑幸太郎 岩手県立大船渡高等学校 2年
  復興の「その後」で、静かに取り残された人たち
・匿名 高校卒業(ミャンマー)/日本の大学に進学予定
  取り残された弟の静かな願い

大賞 <イラスト部門>
・船木万帆 秋田県立新屋高等学校 3年
  気づき。あなたが背負うもの。



エイビス特別賞 <小論文部門>
・吉田光 西大和学園高校 1年
    孤立する恐怖よりも背負う責任

フランスベッド特別賞 <小論文部門>
・一倉舞 順天堂大学医学部 3年
     「理解したつもり」を超えて

エーザイ特別賞 <小論文部門>
・但馬芽吹 白百合女子大学 人間総合学部 1年
     闘病とわたし ー傷みにより抱けた夢ー

奈良東病院特別賞 <小論文部門>
・岡彩矢音 三重大教育学部附属小学校2年
     「どうして、ちゃんとできないのかな」

AZ=Bande特別賞 <小論文部門>
・アミヌ美杏果 文京学院大学附属女子高等学校2年
     13歳の召使い

入賞 <AI部門:イラスト>
・齊藤悠斗 上智大学 3年
    あなたの隣にある、静かな孤島

入賞 <イラスト部門>
・Sajal Jain AGRA COLLEGE(インド) 2年
    INVEST IN PLANET (COVERS CONSERVATION OF ENVIRONMENT ASPECT OF SDG)


入賞 <小論文部門>(作品は追って公開)
・匿名 University of Yangon 3年
    無力ではない未来へ
・王炳曦 OHDESIGN
    「やさしさ」の先にある平等
・匿名 会社員
    その「多様性」に我々は入っているか
・松永香蓮 フェリス女学院大学 3年
    沈黙のそばに立つということ
・匿名
    とある「ヤングケアラー」の現実ーー物語のあとさき
・辻本萌愛 大阪府立鳳高等学校3年
    「普通」に縛られる息苦しさを超えて
・藤崎詩央 中央大学附属横浜高等学校 2年
    見えない線は、気づかぬうちに
    ~インドネシア人だったら、だめですか?~
・匿名 トキワ松学園高等学校 3年
    トー横界隈
・匿名 静岡大学 3年
    合理的配慮で取り残されないために
・野上瑛太郎 法政大学経済学部 3年
    どっちでもない、という居場所

詳細はこちらをご覧ください。
https://nogezaka-glocal.com/sdgs6k/



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SDGs「誰ひとり取り残さない」
     小論文・イラスト・AIコンテスト
  
  表彰式(3月14日(土))14:30-16:30
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コンテスト表彰式を下記のとおり行います。
会場&オンラインどちらでも、どなたでも参加いただけます。
ぜひ多くの方のご参加をお待ちします。


▽日時: 3月14日(土)14:30-16:30

▽会場: 国際協力機構(JICA)市ヶ谷ビル
    (オンライン併用)
  東京都新宿区市谷本村町10-5 
    (最寄駅:JR/地下鉄 市ヶ谷駅)

▽参加資格:どなたでも&無料

▽詳細&申込み:
https://nogezaka-glocal.com/2026/03/05/hss-4/



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【次回実行委員の募集 】

SDGs「誰ひとり取り残さない」
     小論文・イラスト・AIコンテスト
  
 
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コンテストは25歳以下の若者を中心とした実行委員会で運営されています。

活動は主にオンラインで行います。また謝金などはありませんが、費用は一切かかりません
活動期間は約1年間と長期にわたりますが、その中で事情により活動が難しい時期があっても差し支えありません。
無理のない形で、一緒にコンテストをつくっていきましょう。

※26歳以上であっても過去に野毛坂グローカルの活動に参加するなど野毛坂グローカルの理念にある程度理解いただいている人であれば歓迎です。

申し込み:
https://forms.gle/EvQnvtAfkvu3wG4QA

ご参考:今回の実行委員:

共同実行委員長
小野日向汰 慶應義塾大学2年
下平心那  国際教養大学2年
石丸友那  筑波大学修士課程1年 

事務局長:
宮内正枝   創価大学2年

実行委員:
鈴木葵依  日本赤十字看護大学2年
中條友夏子 第一学院高等学校3年
玉岡穂ノ佳 甲南大学2年
堀絢人   東洋大附属牛久高校
笛杏杏   トライ式高等学院1年
磯田美季  多摩高等学校1年
Yoon Phyu Aung 岡山大学1年
守屋颯    東京農業大学2年
加藤里桜  lear Lake High School 高校3年生
小島嵩史  東海大学3年
岡田佳憐  上智大学2年
小川安童禮 さいたま市立大宮国際中等教育学校 高校3年
松本悠生  神戸市看護大学2年生
関口桃子  創志学園高等学校ベネッセ高等学院1年
小林奈々美 大学進学予定
石塚雫   国際基督教大学1年
座間耀永  慶應義塾大学環境情報学部1年
豊島大史  東京学芸大学修士課程1年
岩城亜優  法政大学国際高等学校3年
川田千楓  大学進学予定
三本眞子  東京学芸大学附属国際中等教育学校高校2年
服部翠   広島県立広島叡智学園中学校3年
安積柊    横浜国際高校1年
高須結子  聖心女子学院高等科 1年
遠藤優介  奈良先端科学技術大学院博士課程
梅木千夏  東京未来大学こども心理学部4年
金澤伶   東京大学4年
武井啓子  日本学生支援機構
神谷優大  野毛坂グローカル 理事



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【「協力隊まつり」ボランティア募集】

4月18日(土)、19日(日)
会場:JICA市ヶ谷ビル
    (最寄り駅:JR/地下鉄 市ヶ谷)

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JICA協力隊まつりは、JICA海外協力隊(青年海外協力隊)経験者による国際協力・交流イベントです。

日時: 2026年4月18日(土)・19日(日)10:00-17:00

会場: JICA市ヶ谷ビル
 (東京都新宿区市谷本村町10-5)

入場料: 無料(事前申し込み不要)

野毛坂グローカルでは、イベントの実行委員会を務めるとともに、ブース展示を行います。

ここで、運営に協力いただけるボランティアスタッフを募集します。

ボランティア内容
・4月19日または20日の半日を担当
・ブース運営のサポートなど

詳細・応募

https://forms.gle/jdCQdTgKGVyky8Dh7

野毛坂グローカル 過去の出展の様子
2025年
https://nogezaka-glocal.com/2025/03/29/krm-3/
2024年
https://nogezaka-glocal.com/2024/04/16/krm-2/
2023年
https://nogezaka-glocal.com/2023/04/21/kym-2/



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 【報告&募集】

  海外スタディツアー

  2月22日から3月1日

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タイスタディツアーが無事に終了しました。
このスタディツアー、単に聞いたり見たりする体験やその感想だけではなく、参加者一人ひとりが考えぬく深いツアーです。

多くの人の協力で実現したスタディツアーです。
現在最終報告書をとりまとめています。
楽しみにしてください。

※次回は2026年夏に実施を予定しています。
一般学生向け(約1週間)とそれに加えて2日間の医療・保健・福祉関係学生向けコースがあります。

少しでも関心がある方は次の関心表明にご記入ください。

https://forms.gle/xVHAd1uVLwVoMo3w6

【参考】
参加者の日報、中間のまとめChatGPT版
毎日の日報、中間報告、アンケートを入力したらChatGPTが吐き出した報告書です。
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タイ・スタディツアー実施報告
― 多層的な現場から「問いを持ち続ける力」を育む ―
本スタディツアーでは、学生がタイにおいて国際機関、政府機関、民間企業、地域コミュニティなど多様な現場を訪問し、「構造」と「現場」を往復しながら学ぶ機会を得ました。
訪問先は、国際協力、災害医療、高齢者政策、アクティブエイジング、メディア、企業経営、都市貧困、イスラム コミュニティなど多岐にわたり、分野横断的な視点から社会課題を捉える実践型プログラムとなりました。
1.学びの特徴
■ 「支援」から「相互性」へ
参加者の多くが、国際協力を「助ける側/助けられる側」という単純な構図ではなく、相互依存や持続可能性、制度設計までを含む構造的な営みとして再定義しました。
■ 「見る」ことへの問い直し
スラムやイスラム コミュニティの訪問では、先入観や固定観念が揺さぶられました。
「問題を探す」のではなく、「なぜそのようになっているのか」を考える姿勢が共有され、観察者としての立場性を自覚する契機となりました。
■ 批判的思考の実践
各訪問後には振り返りを行い、得た情報をそのまま受け取るのではなく、多面的に検討する姿勢を重視しました。
参加者からは「自分の認識の偏りに気づいた」「短時間で考えを整理する力が鍛えられた」といった声が寄せられています。
2.キャリアへの具体的影響
国際機関職員、政府関係者、企業経営者、メディア関係者との対話を通じ、参加者は自身の進路をより具体的に考える機会を得ました。
■ 大学院進学への再挑戦
■ 国際機関志望の明確化
■ 民間企業からの国際協力ルートの検討
■ メディアという新たな選択肢の発見
など、将来行動につながる変化が見られました。
また、英語力や専門性の重要性を実感し、今後の努力目標を明確にする契機にもなりました。
3.参加者アンケートより
「とても濃い1週間だった」
「しんどさよりも充実感が勝った」
「普段出会えない方々と直接話せた」
「自分の価値観を問い直す機会になった」
との評価が多く寄せられました。
スケジュールはハードとの声もありましたが、その分「思考が深まった」「真剣に向き合う時間になった」と前向きに受け止められています。
宿泊・移動を含む運営面についても、概ね高い満足度が確認されました。
4.総括
本スタディツアーは、
■ 多様な立場から社会を捉える力
■ 単純化せずに考え続ける姿勢
■ 自ら問いを立てる力
を育む実践型プログラムとして、大きな成果を上げました。
参加者が「答えを得る」のではなく、
「問いを持ち続けながら行動する人材」へと成長していく出発点となったことが、最大の成果といえます。

参加者:
岩井樹也 大阪大学 外国語学部 1年
鈴木真菜 慶応大学 文学部 4年
高橋伽凛 明治学院大学 法学部 1年
安達美佳 学習院大学 国際社会科学部 4年
木口和奏 学習院大学 国際社会科学部 3年
渡邉穂  国立看護大学校 看護学部 2年
鳥澤侑生 東京大学 修士課程(教育学)1年
齊藤心  創価大学 法学部 3年 
松藤彩乃 国際教養大学 国際教養学部 3年
小泉幹人 早稲田大学 国際教養学部 2年  
荒池 歩 チュラロンコン大学 修士課程 2年
小山水咲 福祉(児童虐待予防)系ソーシャルビジネス企業勤務

スケジュール:
2月22日(日)
 夕方 集合 オリエンテーション
23日(月)
 午前:JICAタイ事務所
 午後:リソースパーソンによる講義
  ・橋本悠 Vice President,Koko Global Hospitality Co., Ltd.  
  ・来 耶木 GM,パーソネルコンサルタント マンパワー株式会社
  ・三好友良 チュラロンコン大学研究員
 夜:懇親会
24日(火)
 午前:プラウェート区イスラム モスク・コミュニティ 
    プラウェート区ゴミ処理場コミュニティ(スラム)
 午後:社会開発人間安全保障省高齢者局
25日(水)
 午前:中間報告会
 午後:TEQ Company Limitted(医療機器会社)
    読売新聞アジア総局
26日(木)
 午前:ASEAN災害保健医療管理プロジェクト(JICA)
 午後:ASEAN Center for Active Aging and Innovation(ACAI)
    世界保健機関WHO Thailand Country office
27日(金)バンコク発 地方へ
 午前:チャチュンサオ県サメットタイ町役場
    ヘルスセンター、サメットタイ町立小学校   
 午後:パタヤ市立病院
28日(土)
 午前:ラヨン県タップマー市
    ・女性グループによる環境活動
    ・コミュニティビジネスとしての養蜂活動 
 サムットソンクラム県アンパワーに移動
    ・水上マーケット(コミュニティベース観光振興)
    ・ホタル見学(観光と環境) 
3月1日(日) 
 午前:青少年振興財団(FRY)
    外国人勤労青年への識字教室
 午後:マングローブ植林地見学
 夕方:まとめの会   夜解散



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 【報告】海外スタディツアー報告会

  4月19日(日)15:00-16:30
  JICA市ヶ谷ビル

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JICA協力隊まつりの一環で海外スタディツアー体験発表会を行います。
参加に関心のある人、参加者の体験をに関心のある人などお気軽にご参加ください。

日時: 2026年4月19日(日)15:00ー16:30
会場: JICA市ヶ谷ビル
 (東京都新宿区市谷本村町10-5)
参加費:無料
申し込み:
https://forms.gle/2aCxkWrYxiHpALiy8
※当日会場での申し込みも可能ですがあらかじめ申し込んでいただけると優先して入室いただけます。
※JICA協力隊まつりの一環で行われるのでブース展示も合わせてお越しください。


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【広報協力】

HERO'S STORY 2026
2026年3月15日(日曜日)

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野毛坂グローカルの小論文コンテストやスタディツアーなどに関わっていただいた神谷 綾音さん(早稲田大学4年、Earlink代表)がスピーチコンテストに登壇します。
ご自身の聴覚障害の経験や、これまで悔しかったこと・辛かったこと、それでもどのように前を向いて歩んできたのか、そして今の価値観やこれからについて、率直にお話しいただけるとのことです。有料イベントになりますが、ぜひ参加ください。

◆日時
2026年3月15日(日曜日)
12:30開場/13:00開演/18:00頃終了

◆場所
〒120-0034 東京都足立区千住5丁目13−5
足立区生涯学習センター講堂 
(オンラインもあり)

◆申し込み
https://herosstory2026.peatix.com/view

神谷 綾音さんはこちらも参考
https://www.waseda.jp/inst/weekly/news/2025/05/13/130249/

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プロジェクト進捗状況の概要

(1)タイにおけるコミュニティベース
     統合型高齢者ケアプロジェクト
   (スマート&ストロング プロジェクト)

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社会の成熟に伴い高齢化が進行するタイにおいて、国際協力機構(JICA)草の根技術協力事業「地域活性型」のスキームを活用し、日本とタイ双方の経験を学び合いながら、地域に根差した高齢者ケアの取組が持続的に発展・普及する体制を構築しています。タイの基礎自治体および日本の神奈川県湯河原町が主体となり、NGOや大学、中央省庁や民間事業者といった多機関ネットワークを拡大しながら、地域住民と地方行政のエンパワメントにより、各地の自律的な取組やイノベーションを後押しするプロジェクトです。

主なプロジェクトの特徴:

●急速に進むアジア諸国の高齢化への対策
●日本とタイとの「対等な学びあい」による(タイへの貢献だけでなく)日本への貢献
●中央政府主導ではなく、日タイの自治体を中心とし多くの団体のネットワークによる協力
(従来行われてきた「政府への協力」は政府から地域への普及が課題、 「地域への協力」は地域の取り組みを他地域への普及が課題であった。 本プロジェクトでは、ネットワークで実施するので「実施=普及」が自然に成り立ちます)
●中央政府や日本の予算投入は限定的であり「各自治体の予算」で実施
(外からお金をほとんど投入しないので、ある自治体の事例は他の自治体で実施可能(=普及が容易)です)

3月2日から3年間の予定でJICA草の根技術協力フェーズ2がはじまりました。

1)4月8日にタイで邦人向け現地勉強会を行います。

プロジェクトの中核自治体であるパトムタニ県ブンイトー市を訪問し、同市が取り組む地域の力を活用した包括的高齢者ケアの実践をご紹介します。タイにおける地域主体の高齢者ケアの取り組みを包括的に視察いただくことができます。タイにおける政策の方向性を考えるうえで重要な示唆が得られるとともに、日本の地域社会にとっても参考となる事例と思っています。

現地見学の内容 (一部は説明のみ):

元気な高齢者向けの活動(健康増進、介護予防、いきがい・生活の質向上、社会貢献)
・高齢者生活の質向上センター(高齢活動センター):市民と共同で運営
・高齢者居酒屋(お酒が飲める居場所):男性高齢者の参加が少ないとの課題に対応)
・高齢者クラブ:高齢者の生きがい・社会貢献
・健康診断センター:健康診断率の向上のため市でセンターを設立
・ポケットパーク:住居の近くに人の出会える場をつくる
何らかの問題をかかえる高齢者への活動
・デイケア&ディサービスセンター:基礎自治体としてタイ最先端
・地域における見守り活動:市民による見守り・行政とのつなぎ
介護が必要な高齢者への活動
・見守り活動:市民による見守り・行政とのつなぎ
・在宅介護:市主導での組織的なボランティアによる在宅介護
・長期入居施設:小規模基礎自治体としてタイ初
・福祉機器貸し出し:介護ベッドなど寄付も使い低コストで貸し出し
地域における医療サービス
・医療センター:基礎自治体としてタイ最先端
・リハビリテーションセンター:基礎自治体としてタイ最先端
・腎透析センター:基礎自治体としてタイ最先端
・ショートステイ入居施設:小規模基礎自治体としてタイ初
家族、市民による活動
・認知症カフェ:タイではじめて(現在は各地に広がる)
・認知症サポーター:タイではじめて(現在は各地に広がる)
・各種ボランティアによる施設運営、地域活動

◆日 時: 2026年4月8日(水) 9:00~11:30 (受付開始 8:30)
◆会 場: パトムタニ県ブンイトー市 医療・リハビリテーションセンター
https://maps.app.goo.gl/tt4JPQmqwboDA3Qw6
◆参加料:無料

◆申し込み:こちらから登録
https://forms.gle/3VJ3uPK2EPmiEwSM9
    
◆プログラム(予定): 
9:00 - タイの高齢化対策概要などの事前説明 (野毛坂グローカル)
10:00 - ブンイトー市の取り組み説明 (ブンイトー市長他)
10:45 - 現地見学および質疑応答
11:30 終了 (終了後に個別に補足説明なども可能です)

2)4月23,24日にオープニング式典&記念記念講演を行います。

タイ全土の市長など自治体幹部、省庁、大学、NGOなど約200名が参加予定です。

※このプロジェクトでは、財政的持続性を考慮し、「参加費方式」で開催を行います。
 タイ側参加者、日本側参加者など全員にからいただく予定になっています。


プログラム詳細は検討中ですが、ご関心のある方は連絡くださいね。

【プロジェクトニュースから】
健康寿命をのばそう!アワードにおいて、湯河原町の「チームあおぞら」が厚生労働省老健局長 優良賞を受賞しました!
https://smart-strong-project.org/2025/11/26/aozora/

ASEAN活動的高齢化イノベーションセンター(ACAI)事務局長と今後の連携について協議しました!
https://smart-strong-project.org/2026/01/12/acai/

ラチャブリ県ガチャップ市にて初の認知症カフェを開催!
https://smart-strong-project.org/2026/01/14/114/

プロジェクト フェーズ2に向け、湯河原町とタイ側自治体による準備会議を開催しました!
https://smart-strong-project.org/2026/01/19/premtg/

保健・医療・福祉分野の国際会議PMACにブンイトー市長が登壇し、SMART & STRONGプロジェクトについて紹介しました
https://smart-strong-project.org/2026/01/26/pmac2026/

プロジェクト詳細:
https://smart-strong-project.org/


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プロジェクト進捗状況の概要

(2)外国人の子どもの就学促進プロジェクト

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笹川平和財団、国際労働財団および野毛坂グローカルは、「タイと日本の学び合いによる移住労働者の児童の就学促進」事業をタイ政府、自治体、大学などと協力のうえで実施しています。
 本事業は、タイ国内の移住労働者の子どもたちがタイで小学校、中学校などの公教育教育を受けることができるコミュニティの力を活かす 持続可能なシステム構築をめざす、いままでにない新たな発想、手法に基づくプロジェクトです。 
「学校に行く」ことをゴールにするのではなく、次の点を重視しています。
・持続可能性と他地域への展開
 地域の力や既存資源を活かしたモデル構築
・高等教育への道
 将来の大学・専門教育へのアクセス可能性の拡大
・政策への反映
 教育省と連携し、制度・政策へつなげる
・ASEANや日本への波及
 地域間の学び合いによる国際的展開
■ チーム体制
現在、以下の地域をモデルサイトとして展開中です。
・バンコクサイト(バンボン区、プラウェート区、バンクんティエン区)
 日本側は国際労働財団(JILAF)が担当
・ラヨンサイト(タップマー市)
 日本側は野毛坂グローカルが担当
・全体マネジメント
 日本側は笹川平和財団(SPF)が担当
日本とタイ、それぞれの現場で培ってきた「学び合い」の精神を軸に、地域ごとの課題に丁寧に向き合っていきます。

プロジェクトの特徴:

1)タイで生活する多くの移住労働者の子どもの就学促進支援

2)日本およびタイの政府/大学/NGOなどのパートナーシップによるプロジェクト

3)バンコクおよび地方(ラヨン県)での実証をもとに 持続可能な制度構築 を目指す

4)就学促進ボランティアなどコミュニティの力を活かすプロジェクト

5)日本の経験をタイへの紹介、タイの良事例を日本が学ぶ、相互の学びあい 事業

【プロジェクトニュース】


2月17日
バンコク都庁にてバンコク都との協力協定(MOU)署名式が執り行われました。式典にはサノン副知事をはじめ、各区長の皆さまにもご参加いただきました。また、チャッチャート・バンコク都知事にもご挨拶させていただきました。
演壇、テキストの画像のようです

テーブルの画像のようです

2月20日
国連UNESCOの国際母語デーのイベントがマヒドン大学 アジア言語文化研究所(RILCA:Research Institute for Languages and Cultures of Asia)で開始され参加しました。様々な民族の言語(母語)は受け継がれず消滅していく危機にあります。母語は文化やアイデンティティの土台であり、子どもの学びや自己肯定感にも深く関わります。母語を尊重することがすべての人にとって住みよい社会につながります。

3月12日
タップマー市においてコミュニティリーダー、地域のボランティア、学校教員、市役所幹部/職員らとのワークショップが開催されました。

バンコク都庁にてバンコク都との協力協定(MOU)署名式が執り行われました。式典にはサノン副知事をはじめ、各区長の皆さまにもご参加いただきました。

3月6-7日
「高齢者、外国人の子ども、世代、国をまたぐ交流イベント」を実施しました。
高齢者は子どもたちとの交流やタイ語を教えることを通じて自己肯定感や生き甲斐を感じ、外国人の子どもはタイ社会との接点を作りまたタイ語を学ぶチャンスとなります。


プロジェクト詳細:
https://nogezaka-glocal.com/efa/

詳細はお問い合わせください!

住所

西区西戸部町1丁目 69
Yokohama, Kanagawa

ウェブサイト

アラート

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