11-1 studio

11-1 studio 池袋・谷端川沿い、小さな町工場が数件並ぶエリアに11-1 studioはあります

Manual Commons Talk 02_11-1_2608262026年、都市・建築・運営・工法を取り巻く現在地とこれからについて、「マニュアル・コモンズ」というテーマを定めてオープンに議論するシリーズを開催します。□Manual C...
27/07/2026

Manual Commons Talk 02_11-1_260826

2026年、都市・建築・運営・工法を取り巻く現在地とこれからについて、「マニュアル・コモンズ」というテーマを定めてオープンに議論するシリーズを開催します。

□Manual Commons Talkとは
空間に対する主体性が喪失されている現代の都市・建築。
その代償として私たちは不自由さと過大な隠蔽コストを負わされています。
イヴァン・イリイチはこうした状況に警鐘を鳴らし「コンヴィヴィアリティ(自立共生)のための道具」という概念を提唱しました。
その現代的な実践としての「マニュアル・コモンズ」について考えたいと思います。それは一眼レフやマニュアル車のように、使い手がその仕組みを理解し、自ら操作し、チューニングし続けることで成立するような、自立共生的な道具としての建築・都市のあり方です。
ゲストの成功事例を「How to/正解」として聞きにくるレクチャーではなく、「マニュアル・コモンズ」というまだ見ぬ新しい概念をゲスト/ホスト/参加者が対等に話し探求するオープンゼミのような場として開放します。

共通参考図書:『コンヴィヴィアリティのための道具』イヴァン・イリイチ 著

□第二回 「自律する公共」
ゲスト①:HAGISO 宮崎晃吉 HAGISO Inc.
ゲスト②:物井由香一級建築士事務所/ATO 物井由香
ホスト:Yosuke SAGOSHI Atelier 砂越陽介 YosukeSAGOSHIAtelier

日本における公共空間/建築は、どこか上から与えられた管理やサービスを消費するための場となってしまっています。しかし「公共空間」とは本来、そこに住む人々の自立共生が最も発現してくる場ではないでしょうか。第2回のテーマは、「自律する公共」です。

ゲスト①には、谷中を舞台に「最小文化複合施設」HAGISOや、街全体をホテルに見立てるhanareを展開する宮崎晃吉氏をお招きします。アルベルゴ・ディフューゾ(分散型ホテル)の仕組みを複雑な都市・谷中へと合体させ、多様な生活・起業・文化が混ざり合う自律的な都市生態系を編み直してきた実践から、これからの公共性のあり方を紐解きます。

ゲスト②には、中野の中心にひっそりと佇む能楽堂という伝統建築を、「カフェなかなかの」という誰もが開かれたインターフェースによって街の日常へと結び直す試みを続ける建築家の物井由香氏をお招きします。

□ このような方におすすめ
・建築・デザイン・不動産に関わり、既存の業界構造に違和感を持っている方
・自分の住まいやお店を、自律的に「ハック」したいと考えている方
・イヴァン・イリイチの思想や「自立共生(コンヴィヴィアリティ)」の実践に興味がある方
・「つくる」ことと「生きる」ことを一致させたい、すべての実践家

□ タイムスケジュール
18:40 開場
19:00 オープニング・趣旨説明
19:10 ライトニングトーク(宮崎氏 × 物井氏 × 砂越)
19:25 クロストーク
20:00 オープンゼミ(会場を交えた議論・質疑応答)
21:00 終了予定
主催:11-1studio(ジューイチノイチスタジオ) + Yosuke SAGOSHI Atelier
協力:アラウンドアーキテクチャー

#梅若能楽堂 #マニュアルコモンズ #オープンゼミ

POP-UP Interview 0611-1studioのシェアカフェ。チャレンジショップということ以上に、何かカルチャーが創られる場所であって欲しいけれど、それをうまく発信する方法はないだろうか。POP-UP Interview、第6回...
06/07/2026

POP-UP Interview 06

11-1studioのシェアカフェ。チャレンジショップということ以上に、何かカルチャーが創られる場所であって欲しいけれど、それをうまく発信する方法はないだろうか。
POP-UP Interview、第6回です。

2025年から11-1studioに出店している Coffee and Cookie Mo(もー) 。
11-1studioの歴史上やはり珈琲での出店が一番多く、そのどれもがどこか尖ったところを持っているので、新しい出店があるたびに「これはどのような尖りを持った珈琲屋なのだろう。」とついつい見てしまう自分がいます。
その意味で言うと「スペシャリティ」とか「インフューズド」とかそういう最新ワードはあまり出てこない。しかし手動のマニュアルな道具を色々持ち込んで、どこかお客さんとマニアックな珈琲談話を通わせている。昔ながらのマスターのいる自家焙煎店のような、そんな空間です。
 
ゲスト
岡田さん(Coffee and Cookie)
 
-珈琲に目覚めたきっかけは?
 
岡田:就職して独身寮に入った時、近所のスーパーでインスタントコーヒーだと思って買ったものが普通の粉の珈琲だったんですね。仕方なくハンドドリップの器具なども追加で購入しにいって揃えて淹れ始めたのが最初でした。
その後友達から色々な焙煎所を教えてもらって行くようになった。
結婚して板橋区中台に引っ越したのですが、近所に自家焙煎珈琲屋ベルニーニを見つけ、そこはカウンターで珈琲を飲める焙煎所なのですが足繁く通うようになりました。
カウンターでマスターに豆のこととか焙煎のこととか色々教えてもらって、珈琲の世界にハマっていきました。
 
-焙煎はいつから始めたのですか?
 
岡田:10年前くらいからです。コーヒーに凝っていくうちにSBC(すみだブリューワーズカップ)という抽出大会に出るようになりました。そこにフリースタイルという部門があるのですが、それは淹れる豆から自分で選んで抽出して競うというものです。もちろん自分で見つけて仕入れたり、知り合いの焙煎所に特別に頼んだりするパターンもあるのですが、やっぱり勝ち上がる点数を取っていくには焙煎から味作りをやりたいと思ったのです。焙煎とは要は熱の入れ方の論理に沿えば出来るもので、自分は知人に作ってもらったDIYの手回し焙煎機を使って焙煎しています。
 
-そこからどうやって「自分で出店しよう」となったのですか?
 
岡田:SBCの繋がりもあって、浅草にあった珈琲スタンドで誘われてイベント出店をするようになりました。そこはレギュラーでハンドドリップを出しているところだったので、自分はエスプレッソデーということでエスプレッソに特化した出店でした。
 
-手押しでエスプレッソを提供するスタイルは確かに特徴的ですよね。うちも影響を受けて同じ機械を設備として導入するに至りました(笑)。
 
岡田:エスプレッソは2003年くらいからブルータスも取り上げるようなイタリアンバールブームがありました。スタバなどのセカンドウェーブと並行する形ですね。今ではほとんどなくなってしまいましたが、本場イタリアのようにスタンディングでエスプレッソを飲めるお店がいくつかありました。六本木のバール・デル・ソーレなどが有名でした。
自分も家庭用エスプレッソマシンとか色々試していたのですが、フレアの非電動と出会って、これなら本格的なエスプレッソが入れられるしイベント出店にも持ち込みやすいということで、そのスタイルになりました。
 
-その後11-1studioでの月1営業に
 
岡田:実際エスプレッソデーをやってみたら、普段はネットで繋がっている人とか競技会でしか会わなかった人が来てくれて、「話せる場所」ができました。浅草のその珈琲スタンドが閉まるとなった時、何かそういう場所を地元の板橋で作れないかと思ったんです。
売り上げとか客単価とかじゃなくて、珈琲好きな人たちとコミュニケーションを取ったり情報交換をできる場所を作りたいと思ってやっています。珈琲好きな人たちってどこか孤独な人も多い印象があったりもするので。
 
-珈琲の他にもギターを弾いたり、お笑いが好きだったり、メロンを求めて茨城を周遊したりと多趣味で求道的な岡田さん。進歩が目まぐるしい珈琲の世界ですが、いわゆるファーストウェーブの「町の自家焙煎所」のようなカスタムでマニアックな色の残るお店。ただそれを分かち合う場として開く感覚はむしろ現代的だなと思いました。毎回のインスタ告知もAIを駆使した生成のワンちゃんが11-1studioを満喫している様子にも注目です。

#ポップアップ #シェアカフェ #珈琲好き

Hakuri Kissa_11-1_260702剥離家具、ご存知でしょうか。重厚なアンティーク・洋モノ家具のダークな塗装を剥離してオイルで仕上げ、元々の軽快でナチュラルな木肌を楽しむ剥離(ストリップド)。ヨーロッパで人気となり、近年は日本の...
02/07/2026

Hakuri Kissa_11-1_260702

剥離家具、ご存知でしょうか。
重厚なアンティーク・洋モノ家具のダークな塗装を剥離してオイルで仕上げ、元々の軽快でナチュラルな木肌を楽しむ剥離(ストリップド)。
ヨーロッパで人気となり、近年は日本の古道具との相性も良いということでシックな無機質系アンティークカフェなどで見かけることも多い、リメイク家具です。

このリメイク家具、市場でもなかなか良い値段するのですが、実は簡易な剥離材と道具と根気があればできるらしい。(自分もやったことはない。)
そんな過程を「カフェ」という形でオープンにやってみる剥離喫茶を、7月の中旬以降休日で開催します。(予告)
基本はうちで死蔵している劣化したダイニングセットを剥離していきますが、「これを剥離したい」という家具の持ち込みも可。
一緒に剥離(はく)ってみませんか?
カフェにてワンオーダー制。
日程・持ち込み時の料金などは決定次第このポストにて。

【ゆる募 先着限定】
(1)コラボしたいカフェ出店者等
7月出店予定のカフェで「是非うちのカフェの日に」「自分もこれを一緒に剥離したい」という方がいましたらDMください。
※剥離材は有機溶剤です。工房側で換気して行うのでカフェ側にはあまり影響はないと思います。

(2)アシスタントしたい人
参加費免除します。
時間も応相談。一部参加でもOK。
家具の剥離リメイクはなかなか体験できないので、結構チャンスかも。

#マニュアルコモンズ #リメイク家具 #剥離家具 #アンティーク

Change the board_11-1_260630「ハーフタイム」の作戦会議今年も半分が終わるので、総ざらいの作戦会議をしてみる。こういう時、11-1studioの定休日のカフェスペースは参謀本部になるし、大きな黒板は「全体の戦況」を...
30/06/2026

Change the board_11-1_260630

「ハーフタイム」の作戦会議
今年も半分が終わるので、総ざらいの作戦会議をしてみる。
こういう時、11-1studioの定休日のカフェスペースは参謀本部になるし、大きな黒板は「全体の戦況」を際限なく書き出すのに役立つ。ノートだと生じる紙面の限りがないのがいい。あとなんとなく、ノートに小さな文字で書くのと違って、大きい文字で黒板に書いてしまうと、戸惑いが薄れて決意が強まるような感覚がある。余計な言葉を書いてしまっても、それを消したり修正したりすることなく書き足してしていけるので、そこがなんか良い。

余談だし、自分は全くサッカーを語れるほど詳しくないのだけど、W杯を見ていて今大会はハーフタイムの重要性が増しているような気がした。
強豪が前半をまさかのリードを許して折り返す。ハーフタイムにエラーを見返してガラッと戦術を変えてくる。なんだかんだあっても試合終了時には強豪が順当に勝っている。そんな景色を何度か見た気がする。前半と後半は同じように見えて全く別のゲームということもあるし、結局試合終了時に勝っていることが重要。

2026年上半期「Culture」を路線に据えて走ってきたものの、自分が目標としていたことは正直言ってほとんど叶っていない。路線は合っている。しかし、まあ一言で言うと苦しかったし失敗している。
なので明日からを「2026年下半期」ではなくていっそ「新年」ということにしてみる。
戦略も基本路線は変えないけれど、6月までのエラーを見返し、少しキーワードとかトレンドワードとかわざとらしく決めちゃってガラッと変えてみる。
英語にしてるのはカッコつけてるというのもあるけど、日本語って生々しすぎるので。

ひとまず明日からはこの方針で新たに始めていきますかね。
3つの方針
PLAYFUL/CO-CREATION/ARBITRAGE

#マニュアルコモンズ #文化拠点 #作戦会議

Space and Behavior_11-1_260626「自律共生的道具とはそれを用いる各人におのれの想像力の結果として、環境を豊かなものにする最大の機会を与える道具のことである。」(『コンヴィヴィアリティのための道具』)何度か引用して...
26/06/2026

Space and Behavior_11-1_260626

「自律共生的道具とはそれを用いる各人におのれの想像力の結果として、環境を豊かなものにする最大の機会を与える道具のことである。」(『コンヴィヴィアリティのための道具』)

何度か引用しているこの一節だが、自分は「各人の想像力の結果」「環境を豊かなものにする機会を与える」という部分に特に着目している。
最初から完成された「豊かな環境」をパッケージとして与えるのではない。あくまでそこは「使う人の想像力」に期待して委ね、「機会」だけを手渡す。というところに、今の時代が目指すべき「マニュアル・コモンズ」の端緒が現れているように思えてならない。

自分が設計事務所 YosukeSAGOSHIAtelier のデスクに向かうすぐ後ろ、同じ空間の中で、日によって違うシェアカフェの出店者が「おのれ」の想像する店空間を作って街と接する。それが11-1studioの日常の風景だ。
言い方を変えれば、それだけ色々な「作法」がこの空間には同居している。プロ経験の長い調理師やパティシエ、二つ目の落語家、普段は別の仕事をしながらこだわりのマニアックな珈琲をひたすらシェアしようとする社会人、手探りでカフェを始める主婦や学生。それぞれの生き方があり、戦略があり、作法がある。

11-1studioのつくりは、いわゆる一般的な「店舗建築」のそれではない。だからこそ出店者たちは、無意識のうちに空間の残りの数%を自らの手でつくり、振る舞うことになる。ベースとなる空間の規律がありつつ、その残りの数%に各人の想像力と作法が組み合わさることで、ここでしか生まれない固有の価値ができあがる。店舗建築として準備されたシェアキッチンでも、ただの空きスペースに名前をつけただけのレンタルスペースでもこの価値は生まれえない。
設計者としてここの何を設計したのかと言われれば、それは単なる「混在」ではなく、設計事務所とシェアカフェが等価に「同居」できるプランニングであり、それぞれの想像力と作法に、どこまでもきちんとついていける空間のタフさだ。

そんな色々な作法をリアルに目撃し、肌感で受け止める日々は、設計事務所にとっても大きな蓄積になっている。それは単に「店舗設計のときに役立つ」とか「街との繋がりや賑わいができる」といった小手先のマーケティングの話ではない。
日々そこから実感のある「カルチャー」を回収し、次の新しい空間づくりの骨格へとフィードバックしていくことが可能となるのである。

#マニュアルコモンズ #空間の作法 #建築

Manual Commons Talk01_11-1_26061311-1studioが発信する「マニュアル・コモンズ」という文化を考えていくトークイベントの第一回。Toolbox toolbox(ツールボックス) の一杉伊織 氏、Tam...
15/06/2026

Manual Commons Talk01_11-1_260613

11-1studioが発信する「マニュアル・コモンズ」という文化を考えていくトークイベントの第一回。
Toolbox toolbox(ツールボックス) の一杉伊織 氏、Tamada Wakimoto Architects Tamada + Wakimoto Architects. の玉田誠 氏・脇本夏子 氏にお越しいただいて、開催しました。
建築に関わる人もそうでない人も、社会人から学生まで、本当に幅広い多くの方にご参加いただき、熱い議論の場となりました。ありがとうございました。

この時代において建築をどう作るかという根源的な部分がテーマについて異なる2つの視点からのスライドでしたが、どこか今という問題に共通する態度のようなものが示されていました。
ベースとしておいたイリイチのコンヴィヴィアリティも、まさにそのベースとして今後もこの議論をさらに掘り下げていってくれそうに思います。

“立ち上げた当初は、何かモノなんだか行為なんだかがよくわからない物たちを結構並べていて。
建築と家具の間の辺、建築でも家具でもないんだけどその間だったり、デザイナーと職人の間とか、リノベーションと模様替えの間、オーダーメイドとレディメイドの間みたいな、そういうものをなんとなく形にして、それが変える状態、享受できる状態っていうのを作りたいなと思っていました。”

“イリイチの本を読んで結構いいなと思った。
「人間生活の多元的均衡」という一節が印象に残っていて、機能で分けて生活を押し込めてその時の瞬間で固定化するんじゃなくて、空間の中に人間同士の場所の微妙な関係性とか、人間と環境との関係性とか、その時々のバランスをとるっていうことが自分の手で無理やり強くいけば向こうは引いてみたいな。そういった関係性のような、環境と人と人といろんなものが混ざって、ある均衡を保つ状態。
そんな建築を作っていきたいなっていうのを、この本を読んで感じました。”

まだこの探求は始まったばかりですが、数回シリーズでこの文化を明かしていき、最終的にはZINEなどにまとめて発行する予定です。
次回は「空間×運営」がテーマになる予定。
ぜひまたこの探求の仲間に加わってみてください。

#マニュアルコモンズ

Manual Commons × 11-1studio_11-1_260613「マニュアル・コモンズ(Manual Commons)」というのは、私の造語だ。ここで言うマニュアルとは、「手順書」の意味ではない。カメラのマニュアルモードや、自...
08/06/2026

Manual Commons × 11-1studio_11-1_260613

「マニュアル・コモンズ(Manual Commons)」というのは、私の造語だ。
ここで言うマニュアルとは、「手順書」の意味ではない。カメラのマニュアルモードや、自動車のマニュアル・トランスミッション(MT車)のように、「扱う人がその仕組みを理解することで、高い自由度と融通性を自分の手でコントロールできる状態」を意図している。
コモンズは「公共性」の意味。上から配給された全自動のサービスを享受するような公共(=パブリック)ではなく、もっと自律的につくられ、チューニングされ続けるような公共をここでは意図している。そこには、上記のような「手動(マニュアル)」の思考が不可欠になる。

これまで、DIYや場づくりのような「工法・運営論」と、専門家が語るデザインや都市計画のような「空間・都市論」は、別個のものとして扱われてきた。利用者と設計者、あるいはソフトとハード。この分断のせいで、現代の都市はどこかぎこちなく、主体性不在の不自由さを抱えている。
「場」や「つくりかた」の重要性が増す近年、そこを切り離したまま「建築の新しさ」を追求したところで、それは極めて内輪的・オタク的で、意味は薄いと感じる。 私自身、「場を運営」しながら「設計をする」中で、それらが密接につながっているのにうまく言語化できないモヤモヤをずっと抱いてきた。端的に言えば、果たして「場の運営」とは建築家にとって単なる副業なのだろうか、という問いだ。

この二つの車輪を統合する鍵をくれたのが、哲学者イヴァン・イリイチの著書『コンヴィヴィアリティのための道具』だった。
「自立共生的道具とは、それを用いる各人におのれの想像力の結果として、環境を豊かなものにする最大の機会を与える道具のことである」
ここで言う「道具」を、「建築」に置き換えてみる。 建築とは、それ自体が環境を豊かにするものとして与えられるパッケージではない。使用する人々が自らの想像力の結果として、その環境をどこまでも豊かなものに変えていける「機会」そのものではないだろうか。そう考えるとき、そこには私たちが今目指すべき、新しい建築や場をつくることのあり方が見えてくる。

Manual Commons Talk 01は6月13日(土) 19:00から、11-1studioにて。 これは成功事例を聞くレクチャーではなく、ゲスト、ホスト、参加者が対等に思考を探求するオープンゼミです。 ここから、新しい時代の都市と建築 of 作戦会議をはじめます。

※参加自由ですが、人数把握のためストーリーズのPeatixから事前登録をいただけますと幸いです。

#マニュアルコモンズ #コンヴィヴィアリティのための道具 #自立共生

Manual Commons × Tamada Wakimoto Architects_11-1_260613この3月まで、代表の砂越が設計助手として携わっていたYGSA(横浜国立大学大学院建築都市スクール)。2007年の結成時に発刊された...
04/06/2026

Manual Commons × Tamada Wakimoto Architects_11-1_260613

この3月まで、代表の砂越が設計助手として携わっていたYGSA(横浜国立大学大学院建築都市スクール)。2007年の結成時に発刊された書籍には、こんなスローガンがある。

「建築は今の社会のシステムに深く関わっている。でもそれは建築がその社会システムに服従することを意味しない。建築をつくることは今の社会システムを再構築することである。」

私自身、その3期生にあたる。今振り返れば、当時のYGSAの空気は「山本理顕イズム」そのものだった。「建築をつくる=社会システムを再構築する」という思想は、どこか根底に無意識の規律として刷り込まれている。

そんな3期を共にした(さらには設計助手も同時期に共にした)Tamada Wakimoto Architects の2人を、この第一回の会議にお迎えする。

彼らの代表作の1つであるRoof House。
農地が点在する一角に、半屋外の作業場(下小屋)を拡張したような巨大な折板屋根がかかり、その下に生活のハコが投げ出されている。一貫した構造システムが生む圧倒的な「作品性」がありながら、それは不思議なほど排他的ではない。
建築家から施主に一方的に与えられたブラックボックスではなく、施主も建築家もそこへ通い、手を入れ、更新し続けていくことがあらかじめ目論まれている。システムが剥き出しだからこそ生まれる、半完成物のようなオープンなおおらかさがそこにはある。

今回の連続トークイベントでは、「活動」や「ものづくり」だけでなく、「空間」や「作品性」に切り込んでいく。ただ、それは特定の建築家同士のサロンのように専門用語や抽象語を飛び交わせる内輪の批評会ではなくて、混迷する現代を生きる一般の人の暮らしや、都市の切実な問題に対してそれが「どのような反逆の武器になり得るか」というところを目指したい。

Manual Commons Talk 01は6月13日(土) 19:00から、11-1studioにて。
これは成功事例を聞くレクチャーではなく、ゲスト、ホスト、参加者が対等に思考を探求するオープンゼミです。
ここから、新しい時代の都市と建築の作戦会議をはじめます。
※参加自由ですが、人数把握のためプロフィールリンクのpeatixから事前登録いただけると助かります。

#マニュアルコモンズ #建築

Manual Commons × toolbox_11-1_260613昨年11月のIkebukuro Living Loop。初出店だったtoolbox  の屋台にときめいた。どちらかというと「オンラインの世界でおなじみの洗練された建材屋...
03/06/2026

Manual Commons × toolbox_11-1_260613

昨年11月のIkebukuro Living Loop。初出店だったtoolbox の屋台にときめいた。
どちらかというと「オンラインの世界でおなじみの洗練された建材屋」という印象だったけれど、その世界観がそのままリアルに屋台として立ち現れて、しかも、それは今回に合わせて「自分たちで作った」ものだという。

人でも企業でも、「つくる」マインドが生きている場所には、独特のワクワクする空気が漂う。パッとその場で思い立ったものをすぐ試したり、自由に改変したりできる自由度の高さは、その空間の空気からすぐに伝わってくる。

後日、目白のショールームにも伺った。地下の工房スペース、あらゆる金物がレジン漬けされたテーブル、転がっている試作中の素材。きちんとその「つくる現場」の延長上にショールームがあり、「売る」行為だけが切り離された凡百の薄っぺらいショールームとは、まとう空気の濃度が決定的に違っていた。

11-1studioを始めて以来、この「つくる」マインドの現代性と重要性を肌で感じながらも、うまく言葉にできずにいた。一般的にこれらは「DIY」という一部の物好きの趣味として、あるいは格式ある建築作品に対する「B面的な脇道」として片付けられがちだからだ。

しかし、あらゆるものがブラックボックス化し、まちづくりにおいても場づくりにおいても、理不尽な不自由と過大なコストを押し付けられることが常態化しつつある現在。私たちは、システムの奴隷にならないためのオルタナティブ(代替案)を、本気で見つけるべき時が来ている。それをB面として片付けるのではなく、本流として。

Manual Commons Talk 01は6月13日(土) 19:00から、11-1studioにて。
これは成功事例を聞くレクチャーではなく、ゲスト、ホスト、参加者が対等に思考を探求するオープンゼミです。
toolboxからは、その思想の遺伝子を持つ創業メンバーの一杉伊織さんをお迎えします。ここから、新しい時代の都市と建築の作戦会議をはじめます。
※参加自由ですが、人数把握のためアーカイブにあるpeatixから事前登録いただけると助かります。

#マニュアルコモンズ #オープンゼミ

Design Tools_11-1_260504工具や木材・鋼材から模型・設計図までを等価に同じテーブルの上に載せて写真を撮ってみる。マニュアルコモンズ的目線(もしくは「コンヴィヴィアリティのための道具」的目線)に立つなら、あらゆる「つくる...
04/05/2026

Design Tools_11-1_260504

工具や木材・鋼材から模型・設計図までを等価に同じテーブルの上に載せて写真を撮ってみる。
マニュアルコモンズ的目線(もしくは「コンヴィヴィアリティのための道具」的目線)に立つなら、あらゆる「つくる」過程には「道具」があり、その「道具」が万人にわかりやすく開かれているか、もしくは特権的一部の人々や業者だけのブラックボックスになっているかによって大きな違いがある。
よくよく考えると我々は多くの「道具」のブラックボックス化を当然のものとして受容し、放任し、結果多くの不自由と不利益を被りながら、それを当たり前のものとして甘んじてきた。今この時も。

11-1studioの空間哲学は、いわばこうしたブラックスボックス化への抗戦であり、「道具」をわかりやすく開いていくというメッセージである。シェアカフェでもシェア工房でも、そのメッセージに気づけた人々が自由に彼らの「創作」に打ち込んで、マニュアルコモンズを実践している。

そんなマニュアルコモンズの場としての11-1studioを考えた時に、浮いた存在になっているのがここに居を構える家主の設計事務所である。
建築設計の世界も、従来的な設計事務所も一種のブラックボックスだ。自分自身も設計の方法としてはマニュアルコモンズを実践するものの、その構え方は従来型の敷居の高い設計事務所に過ぎなかったのかもしれない。

ならばこの構え方自体を、「マニュアルコモンズ」的にしてみたらどうだろうと思い、新パンフレットを構成し、そのための写真としてこれらを撮ってみた。
そこでは工具を使ったリペア・改造からモノのデザインから、空間のデザイン、そして運営のデザインまで、そのための「道具」が等価に、専門業者に丸投げする実態のよくわからないものではなくて、自分で触れられるものとして並んでいる。

まだこの先もブラックボックスに甘んじてより多くの不自由とより多くの不利益を甘受しつづけていくのか。
あるいは、もっと自由を知りもっと合理的なコストでもっと創造的な「つくる」を切り開いていくのか。
自らの場を作り、育てたい方の人のための、クリエイティブな相談窓口。
詳しくは配布中の新パンフレットで。

#マニュアルコモンズ #デザイン #相談窓口

住所

板橋区南町11/1
Toshima, Tokyo
1730027

営業時間

月曜日 10:30 - 20:00
木曜日 10:30 - 20:00
金曜日 10:30 - 20:00
土曜日 10:30 - 19:00
日曜日 10:30 - 19:00

アラート

11-1 studioがニュースとプロモを投稿した時に最初に知って当社にメールを送信する最初の人になりましょう。あなたのメールアドレスはその他の目的には使用されず、いつでもサブスクリプションを解除することができます。

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