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ALIQOUI FILM 自主映画制作団体です。

23/09/2026

新作映画レビュー
クリストファー・ノーラン監督『オデュッセイア』。

文句はない。最高に面白い。
でも、これでよかったのか?

オデュッセウスがペネロペに、
トロイアと「ゼウスの掟」まで滅ぼした罪を語る。

私には、そこだけで十分すぎるカタルシスがあった。

ところがそのあと、
映画はB級アクションみたいな大バトルへ。

感動の方向、すげえ変わってない?

なのにゲラゲラ笑うほど面白い。
思ってたんと違うけど、思ってたんよりクソ面白い。

元記事ブログはプロフィールのリンクから。

© 2026 UNIVERSAL STUDIOS

18/09/2026

映画ベスト100、第59位は『東京兄妹』。

感動も感情移入もできるはずがない。
説明ができない。

それが、市川準の『東京兄妹』です。

二人で暮らす兄妹。
妹が家を出て、兄の友人が亡くなり、そして妹が帰ってくる。

市川準は、劇的な瞬間をばっさり切り、遠く離れたビフォーアフターだけを映す。
「なぜ」「どうして」は語られない。
結果だけが紡がれていく。

なのに、大きく空いた行間へ、登場人物だけでなく、観ている私たちの想いまで流れ込んでいく。

第59位『東京兄妹』。
うまく説明できない、変な吸引力のある映画です。

元記事ブログはプロフィールのリンクから。

16/09/2026

映画ベスト100、第60位は『ワイルド・ブリット』。

友情も復讐も、すべてを燃やし尽くす。
そんな映画が、ほかにあるだろうか。

3人の友情と裏切りの物語。

戦火のベトナムで、主人公は3人で香港へ帰るためなら、どんな汚いことでもすると決意する。
だが一人が金に執着し、友情が壊れ、友人たちは心も身体も傷ついていく。

そして最後の対決。
かつて無邪気だった3人の思い出がフラッシュバックする。
胸に熱いものが込み上げる。

甘さも希望も、虚しさすら残さない。
そこに暴力を描く覚悟を感じる。

第60位『ワイルド・ブリット』。
主人公にとって、完全な世界の終わりです。

元記事ブログはプロフィールのリンクから。

映画『ワイルド・ブリット』より引用
© 2010 Fortune Star Media Limited. All Rights Reserved.

13/09/2026

検閲官に「くだらん、つまらん」と言われた黒澤明。
返した言葉は、「つまらん奴がつまらんと言うのは、面白い証拠でしょう」。

🎬 フル動画
「【黒澤明全作解説 EP.4】つまらん奴がつまらんと言うのは面白い証拠|『虎の尾を踏む男達』」

YouTube「ALIQOUI Film」でフル動画も公開中です。

09/09/2026

映画ベスト100、第61位は『山猫は眠らない』。

二人の心が、違う速さで壊れていく。

ベケットは、76人を殺したベテラン。
「大事なのは最初の一人。あとは忘れた」と言う。

だが嘘だ。
眠るたび、殺した光景がよみがえる。

一方、現場を知らない若いミラーは、あからさまに壊れていく。
その姿にベケットは、自分もまだ狂っていないと騙していただけだと、気づいたのかもしれない。

ベケットはミラーを守って捕まり、狙撃手の商売道具である右人差し指を失う。
だが、自分を狙撃手に縛り付けていた指を失い、むしろ再生する。

第61位『山猫は眠らない』。
故郷には、新しい人生が待っている。

元記事ブログはプロフィールのリンクから。

映画『山猫は眠らない』より引用
© 1993 Sniper Productions. All Rights Reserved.
画像掲載元:映画.com

ロゴ出典:Wikimedia Commons(Public Domain)

06/09/2026

映画ベスト100、第62位は『フレンチ・コネクション2』。

映画史上最高の幕切れを、見たことがあるか?

前作の方がトータルでは優れている。
ラスト直前まで、『2』が勝るところはない。

それでも、最後の1カットが
評価を全部ひっくり返す。

決定的な瞬間のあと、
主人公の顔へ切り返さない。

フェードアウトもせず、
間髪入れずエンドクレジット。
これ以上、一コマも語らない。

第62位『フレンチ・コネクション2』。
その潔さがたまらない。

あなたの史上最高の幕切れ映画も、
コメントで教えてね。

元記事ブログはプロフィールのリンクから。

04/09/2026

映画ベスト100、第63位は『サウルの息子』。

ホロコーストをエンタメにしない。
だが、表現から逃げない。

『サウルの息子』は、
主人公だけにピントを合わせ、背景をぼかす。

カメラはアウシュビッツの中に入るのに、
残虐な光景はほぼ判別できない。

想像を絶する恐怖を、
想像できる恐怖に変えず、
観る者の想像にゆだねる。

それでも、映像で表現する挑戦はやめない。

第63位『サウルの息子』。
ストーリー以前に、
この映画作家の姿勢に私は激しく感銘を受けた。

元記事ブログはプロフィールのリンクから。

© 2015 Laokoon Filmgroup

02/09/2026

映画ベスト100、第64位は『世界大戦争』。

戦争を止めたい。
だが、破壊があまりにも美しい。

『世界大戦争』は、
近い将来の核戦争を描き、
これを現実にしてはいけないという
強い意志がある。

それでも、巨大な都市ミニチュアが
本物の風圧と炎で粉々に吹き飛ぶ。

その破壊のカタルシスがテーマを深め、
同時に特撮ショーとしても強く作用する。

ドラマも特撮も本気だからこそ、
普通の家族の悲劇に泣ける。

第64位『世界大戦争』。
戦争は、やはり映画の中だけのことにしたい。

元記事ブログはプロフィールのリンクから。

30/08/2026

映画ベスト100、第65位は『八月の狂詩曲』。

『八月の狂詩曲』は原爆投下を見せない。
それでも恐怖は伝わる。

ひしゃげたジャングルジム。
そこを訪れる被爆者たち。
その場面から私たちは、
当時の恐怖を想像しようとする。

そして、想像すらできないことを悟る。

原爆投下を再現せず、
想像できる恐怖に引き下げない。
それでも原爆と向き合い、
見たこと、感じたことを伝えようとする意志が
この映画にはある。

第65位『八月の狂詩曲』。
原爆と向き合い、伝える責任を考えたい映画です。
そしてこれは、おばあちゃんのラブストーリーでもあります。

元記事ブログはプロフィールのリンクから。

ポスター画像出典:©1991 松竹株式会社

28/08/2026

三四郎の究極奥義は、巴投げでも背負い投げでもありません。
眠ったまま笑うだけで勝つ――『續姿三四郎』の意外すぎる結末です。

🎬 フル動画
「【黒澤明全作解説 EP.3】弱い続編『續姿三四郎』で、黒澤映画の強さが分かった」

YouTube「ALIQOUI Film」でフル動画も同時公開中です。

※作品の結末に触れています。

『續姿三四郎』
© TOHO CO., LTD.

住所

埼玉県
Toda-shi, Saitama
3350021

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