11/06/2026
同じ妊娠26週でも、1人は看取り、1人は救命。その違いは何なのか——
カンボジアで活動する、近澤助産師。普段活動しているポンネルー病院を離れ、クロッチュマー病院に滞在したなかで経験した、忘れられない2人の初産婦について話してくれました。
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1人目は推定体重約700g、骨盤位(逆子)。「蘇生は行わず、看取る」という方針がとられました。赤ちゃんは泣くことができず、私たちは心臓が自然に止まるのを静かに見守りました。体重610g、約2時間後に息を引き取りました。泣くことはできなかったけれど、ずっと心臓は強く動いていて——何もせず見ているだけの時間は、私にとってとてもつらいものでした。
翌日、同じ妊娠26週で来院した2人目は推定体重約1050g。羊水を拭き取る途中で「おぎゃ」と弱く声をあげ、助産師がすぐに処置へ。呼吸が安定し、NICUのある病院へ搬送しました。クベースのない救急車の中で抱きながら1時間以上の道のりを支え続け、搬送先で無事に治療が始まりました。
同じ週数でも結末が違った背景には、健康保険を持たず医療費を払えない人たちがいること、農村では妊婦健診が定着しておらず正確な週数がわからないこと、そのためエコーの推定体重をもとに判断せざるを得ない現状があります。
自分の考えを押し付けるのではなく、カンボジアの人たちと一緒に考え、この環境でより良いものを作り上げていきたい。ここでの毎日と出会いに感謝しながら、残りの滞在期間も全力を尽くしたいと思います。
助産師 近澤
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【6/25(木)オンライン開催!】
ーカンボジア駐在中の助産師による活動報告ー
現地の医療に触れながら、自分にできることを考えるきっかけとして、まずは話を聞いてみたいという方も、ぜひお気軽にご参加ください。
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#カンボジア #助産師 #海外医療