《NPO法人 メディア・ユニバーサル・デザイン協会とは?》
◆我々の考える、メディア・ユニバーサル・デザインとは?
現代社会では、情報はますます重要になっています。しかし、デザイン、文字の大きさや書体、色使いなどに配慮されていない情報伝達手段が多く、情報が読み取れずに不便を感じている高齢者・障がい者(弱視等)・色覚障がい者が増えています。日本は超高齢化社会となり高齢者はますます増えていきます。弱視は、障がいがある人の約70%といわれ、潜在的には日本国内に100万人以上いると考えられています。さらに、色覚障がい者は、日本国内では300万人以上で、高齢者の白内障などにより色覚の低下した人数を加えると、一般の人と色の感じ方が違う人は、日本国内に500万人以上いると考えられます。
白内障や弱視などの人は、小さな文字は読みづらく、書体によってはつぶれたり、細い部分は見づらくなります。また、一
般の人と色の感じ方が違う人には、色使いなどに配慮されていない情報伝達手段では、伝えたい情報が伝わらない場合があります。
特定非営利活動法人 メディア・ユニバーサル・デザイン協会(以下MUD協会)は、「やさしい、まなざし計画」をスローガンに掲げ、2008年1月に設立いたしました。
MUD協会では、利用する方々の側に立ち、必要とされる情報を分かりやすく伝えることを目的とし、「デザイン」「文字の使い方」「色の使い方」などに様々な配慮や工夫を加えることで、一般の人はもちろん高齢者・障がい者・色覚障がい者など、誰もが使いやすく、見やすいメディアの提供を目指し、メディアのエキスパートとしてより良い社会づくりに貢献したいと考えています。
◆NPO法人メディア・ユニバーサル・デザイン協会 設立趣旨
われわれは、2002年より色のバリアフリー・色のユニバーサルデザインという観点から印刷物などのUDに取り組み始め、MUDの考え方に発展させて全国各地で講演をおこない普及・啓発に取り組んできました。MUDは、2007年度から全日本印刷工業組合連合会(全印工連)の正式な活動となり、急速に全国的へ広まりつつあり、地方自治体・大手企業などでは、すでにMUDの考え方を取り入れ始めています。しかし、MUD商品の品質は安定しておらず、MUD講演を聞かれた全国の皆様から、MUDマーク発行による品質管理や製作等のバックアップをおこなう機関設立のご要望が数多く寄せられていました。そのため、今までMUDの普及・啓発活動を共におこなってきた人たちと検討を重ね、MUDの普及・啓発と共に、全国的なMUDの品質管理および製作等のバックアップをおこなうため、MUD協会を設立いたしました。
つきましては、まことに微力ではありますが、MUDのさらなる普及・啓発に専心努力いたす所存です。今後ともよろしくお願い申し上げます。
特定非営利活動法人 メディア・ユニバーサル・デザイン協会
理事長 伊藤裕道