15/10/2026
|開催報告|
北海道デジタル経営カンファレンス2026 in 十勝〜AI時代に考える十勝地域のDXへの取り組み〜
先日10月9日(金)、今年度の【デジタル経営カンファレンス】を帯広にて開催いたしました。
今回は講演内容を受けて一般市民の方からもご参加希望をいただくなど地域のみなさまよりお寄せいただいた関心も高く、会場76名、オンライン48名の計124名にご参加いただき、全てのプログラムを滞りなく終了しました。
冒頭、当協議会 十勝支部長 高田 聡史による開会挨拶の後、北海道十勝総合振興局 局長 鈴木 章代 様、帯広市長 上野 庸介 様よりご挨拶を賜りました。
ここからは、当日の講演内容について少しご紹介いたします。
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【基調講演】
前半の基調講演は、ITコーディネータ協会 会長 野村 真実 様による『中小企業のAX(AIトランスフォーメーション)推進とITコーディネータの役割について』です。
(※AXとは「AIトランスフォーメーション」の略で、AIを単なる効率化ツールとして使うだけでなく、社内の現場データと掛け合わせて業務や経営そのものを変革していく取り組みを指します。)
講演では「中小企業向けAX推進ガイドライン」や企業内データのAI活用事例などについて解説されました。
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【特別講演】
今年度の開催地である十勝エリアは、このたび国の「十勝AI農業特区」に正式に指定され、農業を中心としたAI活用に向けて官民一体となって取り組んでいます。
続く特別講演では、十勝地域での先進的な取り組みについて、ご登壇の皆様より3つのテーマでお話しいただきました。
・『十勝AI農業特区について』
(帯広市 農政部 農政課 主任 星久保 真郷 様)
ロボットトラクタの公道走行やドローンの手続き簡素化など、農業現場でAIや最新技術をより使いやすくするための規制緩和の取り組みについてご説明いただきました。
・『十勝型フードシステム形成プロジェクトについて』(帯広市 経済部 経済企画課 主任補 江崎 愛結 様)
道内の国立大学(帯広畜産大・小樽商科大・北見工業大)や地域が連携し、十勝の強みである「食と農」を軸に、生産から加工・流通・消費まで地域全体で経済の好循環をつくる取り組みについてお話を伺いました。
・『宇宙から牧草地を診る ―AIで実現する十勝の新しい草地管理―』(帯広畜産大学 准教授 川村 健介 様)
牛や乳製品に比べて普段なかなか注目されにくい「牛の餌(牧草)」ですが、実は牧草地の荒廃や雑草の増加が酪農経営に大きな損失をもたらしており、広大な草地を人の目だけで管理することへの限界が課題として浮き彫りに。そこで、ドローンと人工衛星の画像をAIで解析して草地の状態を「見える化」し、帯広畜産大学発スタートアップを通じて大学の研究成果を「現場の意思決定に使える情報」として届ける取り組みをご紹介いただきました。
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後半は、【地域でのDX実践事例紹介】です。
・『小規模自治体における住民サービスDXの実践~ITコーディネータとともに歩んだ、住民視点のDX~』
(鹿追町役場 総務課長 武者 正人 様・ITコーディネータ 奥村 章)
デジタル専任の担当者がいない中、外部人材(ITC)とともに庁内の現場の声に耳を傾け、職員の皆様と少しずつ「自分ごとのDX」として取り組まれた歩みについてお話くださいました。
・『ツールより先に目的を考える ― kintone×TOC理論の業務改善』(相互電業株式会社 管理部 今野 愛菜 様)
過去にITツールが定着しなかった困難も乗り越えながら、社内で順序立ててDXを推進された事例です。無計画にツールを入れるのではなく、まずはゴールを決めて業務全体のボトルネックから「やめること」を決めた上でkintoneを導入し、社員の皆さんが前向きに使える業務改善やアイデアが出る風土づくりにつなげた道筋をご紹介いただきました。
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当協議会の一会員・一ITCとしても、各講演を通じて共有をいただいた視点や事実をふまえ、今後の地域企業・自治体へのDX・AX伴走支援に活かしてまいりたいと思います。
本会の開催にあたり、地元 十勝支部(ITC十勝)が中心となって準備を進めてまいりました。改めまして、ご登壇・ご参加の皆様、誠にありがとうございました。
また、オンライン配信におきましては「十勝熱中小学校」様に配信協力をいただきました。心より感謝申し上げます。
来年は、函館市での開催予定です!
※開催報告記事はコメント欄のリンクより
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