05/05/2026
【大阪府への要望書】
去年秋からいよいよ旧あいりん総合センターの解体が始まりました。私たちは跡地に利用したい人々のそれぞれが希望に沿った仕事を探せる求職センター、就労・生活のあらゆる相談に応えてくれる相談窓口ができ、地域の外からやってきた人たちも受け入れ、地域の誰もが集える居場所となること、そういった場所として地域が活性化し、失業して野宿をしたり、食べ物に困ったりすることなく、にぎやかに過ごせる街の象徴となる「センター」ができることを願っていることはこれまでもなんどもつたえてきたところです
。
大阪府、大阪市が力(行政施策)を出し合って「あいりんまちづくり会議」の議論を踏まえた「誰もが安心して働き生活できるまち」、「再チャレンヂができるまち」として大阪の活性化の象徴となるような「まちづくり」を進めることが必要だと思います。
今、低所得層である私たち釜ヶ崎労働者を取り囲む社会は、昨年の政府の農業政策の失敗によるコメの供給不足(昨年の倍の米価)から、円安による飼料、肥料を含む、農産物の高騰の中での全食料品の大幅な値上げに直面し、さらに中東でのアメリカ・イスラエルによるイラン攻撃により中東情勢は悪化し、終わりの見えない戦争に突入し、原油の9割以上をこの地域からの輸入に頼る日本はますます経済的不安を増し、諸物価の高騰が予想され、生活の先行きの見通しが経たなくなっています。この間の実質賃金の低下、生活費における食費の割合(エンゲル係数)が上昇がさらに深まり困窮の度合いを増すものと推測されます。
この街の住人のさらなる困窮化だけでなく、社会全体で失業する物も増えこの街を頼ってくる者も増えることと思われます。
1. 特掃輪番労働者の就労日数を13日以上に増やしてください。日雇い雇用保険との併用で生活保護並みの収入を得られるようにし、野宿、シェルター生活から脱却できるようにしてください。
2. 幾度となく繰り返し議論を重ねてきた労働施設検討会議の議論を尊重し、労働者団体、労働者支援団体、地域住人の意見を尊重し取り入れながら、仕事が欲しい、働きたいと願う誰もが求職できるような労働施設を作ってください。
以下、国の関係部門と連携を図り、不法求人、闇求人などがない地域づくりをしてください。
①釜ヶ崎で働き、生活している労働者のための求職センターを早く作ってください。
②高齢者でも働ける仕事を開拓してください。
③女性でも働ける仕事を開拓してください。
④そして、障害を持つ人でも働ける仕事を開拓してください。
⑤労働法規も守らない悪徳企業にこき使われ、働く意欲を喪失してしまった人たちが再び立ち上がり生活できるような安心して働ける求人を開拓してください。
⑥失業し、釜ヶ崎へ仕事を求めてやってきた人たちが安心して職探しのできるセンターを作ってください。
以上、これまでのように労働福祉センター任せにするのではなく、大阪府自らが国や大阪市、西成労働福祉センターとの連携を密にし、全国の手本となるべき労働センターを作ってください。
3. 釜ヶ崎(あいりん地区)は他の街と違い、労働力を一か所にプールする目的で財界の要請に応え大阪市、大阪府、国が作り上げてきた街です。そこでこの街では労働と生活が一体となった形で存在してきた歴史があり、今もそうした形で存続しています。
地域の労働者が働き・生活できるような労働センターとなるように、失業し手持ち資金も尽き果てこの街に求職に来た労働者がこの街で再チャレンヂできるように、センター内のワンストップ窓口がたらいまわしの相談窓口にならないように、労働・生活一体となる即効性のある真のワンストップ窓口となるよう市・区との連携を密に相談機能を充実させてください。その連携機能を使いこなせるようなコーディネーターを置いてください。
4. 大阪市と連携して、ワンストップ相談を行うとともに、困窮して窓口に来た相談者が当座の生活・求職活動資金を賄えるような簡単な仕事が出来るような仕組みを創ってください。
以上、要望いたします。