03/06/2025
中村修二教授は、元所属企業の日亜工業との特許裁判でも有名です。日本のマスコミ報道は、金に目がくらみ育ててくれた会社を提訴する極悪非道者というスタンスでしたが、下記のように全体のことを知れば見方が180度変わります。(知財も全体像を知れば見方や捉え方が今の常識と180度変わります)
彼は、日亜の先代に可愛がられたが、2代目には疎遠にされ、研究費や部下も与えられずそれでも世界初の青色発光ダイオードに挑戦し、試作品を作る半導体装置の改造を自分で行い、この結果発明されたのが問題の404特許。この特許が会社の不手際で会社に帰属してなかった。彼は、会社を辞めて米国カリフォルニア大学に移った時にこの特許使用料を請求し、地裁判決では相当の対価は600億円とも見積もられたが最終的には8億円で和解になった。
米国に渡った時に研究費調達のため米国青色ダイオード会社の顧問になったが、日亜は自社の技術情報(営業秘密等)が不正に流失盗用されたとして米国で提訴し裁判になったのが始まり。米国では、この営業秘密流失罪で敗訴すると懲役30年と厳しく、もし敗訴していれば牢獄にあってノーベル賞はなかった。結果は漏洩証拠がなく無罪となったので、日本で特許裁判を起こしたのが実情であるのに、偏向報道によって悪いイメージが染みついた。彼とはパナソニック半導体時代に親交があり、日本の知財裁判に一石を投じたこと等から協会(SIR)の名誉理事になってもらっている。現在は核融合ベンチャーを創り、当方母校の阪大レーザー研とも交流があるとのことである。マスコミ偏向報道の弊害はこれだけではない。
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