15/10/2025
元は大伽藍であった元興寺は、国の支援がなくなった中世以降、寺域の維持管理は難しくなり、極楽坊(真言律宗)、観音堂と五重大塔(華厳宗)、小塔院の3寺に分立しました。観音堂跡と五重大塔跡を守り、中世の観音信仰(長谷寺との併せ参り)や八雷神面の厄除信仰を広めてきたのがこの華厳宗元興寺です。明治時代の神仏分離令までは、御霊神社さんも華厳宗元興寺の鎮守社として非常に深い関係にありました。御霊神社さんの奈良町広域に亘る氏子町も、もとは華厳宗元興寺の奈良町への影響を引き継いだものと言われています。
その華厳の元興寺さんが、かつての歴史を取り戻すための寺宝仏像返還プロジェクトを開始し、その第一弾として、奈良国立博物館寄託中の「八雷神面」を来年(令和8年)2月をめどに返還いただくことが決まり、その安置・拝観環境整備資金を賄うために、令和の勧進(クラファン)を実施されることになりました!日本仏教発祥の寺、法興寺(飛鳥寺)をルーツに持ち、本堂には、飛鳥時代に仏教普及につとめられた、『道昭』さんのものと言われる像もあります。
このように、日本の仏教史にとって重要なレガシーを守り続けているこのお寺の復興への道のりをぜひ皆さんにご支援、応援いただきたくお願い申し上げる次第です。
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