23/04/2026
長崎市手をつなぐ育成会では情報提供や会員同士の交流、会員のニーズを知る場として会員定例会を毎月開催しています。
新年度を迎え、新しい環境や人との出会いが多くなる4月。障害のある子どもさんにとって、特に学齢期の子どもさんは進学進級に伴う生活の変化(新しい担任の先生や友達)に戸惑われることもあるかもしれません。成人して事業所を利用されている方は新しく入ってこられた利用者さんや職員さんとのやりとりで神経を使われているかもしれません。そこで今月は「コミュニケーションについて」というテーマで話し合ってみました。
始めに視聴した障害のある人に対するコミュニケーションの取り方について解説した動画では、11個のチェックポイントを上げられ、具体的で分かりやすいお話しでした。その中でも「相手に合わせる努力をしていますか?」「相手の言い分を聞く努力をしていますか?」「相手に分かるように伝える努力をしていますか?」など知的障害・発達障害の人に対するコミュニケーションにはこちら側の努力が必要であることを何度となく話されていました。ついつい自分たちにとって楽な音声言語でのコミュニケーションに捉われがちになりますが、ジェスチャーや写真、絵、具体物などやり取りできる成功体験の積み重ねが必要だと再認識しました。
その後の皆さんとの話し合いでもご家庭ごとの様々でユニークなコミュニケーションのやり方やコツをお話しいただき、大変盛り上がりました。そのご家庭ならではの努力と工夫,失敗と成功を上げていただき、「分かる分かる」と共感したり、「へえ~っ、そんなコミュニケーション方法があったのか」など感嘆の声がこぼれました。本人なりに必死で考えた言葉が予想の上を行くものだったり、お子さんから繰り返し発せられる「パン」という言葉に、パンが好きなのだと周囲は思い込んでいたら実は苦手で給食にパンが出るのが恐怖で何度も尋ねていたというエピソードも出ました。また、何を言いたいのか分からず意味のない奇声だと思っていた音声をきょうだいが通訳してくれたという体験談から、きょうだいはある意味親より近い存在なんだと感じました。知的障害のあるわが子とのコミュニケーションは難しさを感じることが多いですが、難しいからこそ分かった時の喜び、伝わった時の嬉しさはひとしおです。皆さんの経験談をお聞きして、知的障害・発達障害のある人のコミュニケーションは奥が深いと感じるとともに、その奥深さを楽しむことが出来る心の余裕を持って生活していきたいと思った定例会でした。
来月は5月19日(火)10時より育成会事務所会議室にて「自分の健康、気にしてますか?」というテーマで実施します。障害のある子どもの親として、子どもの健康については常に気を使っていますがご自分の健康についてはいかがでしょうか?医療機関の健康診断的な物ではありませんが、機械でご自分の健康をチェックできるコーナーも設ける予定です。認知症予防の簡単な運動など楽しく親自身の健康について考えてみましょう。