25/08/2026
障害のある子を持つ親として「最大の心配事はやっぱり『親なきあと』です。」と、定例会に参加される多くの会員の皆さんが口を揃えて仰います。でもその前に当たり前ですが障害のある子も年を取り、高齢期を迎えます。個人差はあるものの加齢のスピードが障害のない方(定型発達)と比べて早い傾向にあるとしたら………
今回の定例会は、高齢期の知的障害のある人を多く受け入れている障害者支援施設の管理者2名の対談を見ていただきました。長年、知的障害のある人を支援してきた経験から個人差はあれど障害のある人はおおむね15歳から20歳ほど実年齢より早いスピードで加齢するとのお話しでした。そのため多くの障害のある人は50歳頃から高齢期と言える状態になり、機能低下などの老化現象が見えるとのことでした。障害福祉の世界は訓練的な上昇志向の支援になりがちだが、人によっては若い頃と同じような活動が難しくなるため辛く感じる場合もあり、支援のギアチェンジが必要と言われていました。また両施設とも「ターミナルケア」と「看取り」もされており、ご本人の意思決定支援を基に住み慣れた施設でご本人のことをよく理解している職員と最期の時を迎えられるという説明もありました。親としても知的障害のある人は加齢のスピードが早く、心身機能の低下や体調の変化を自発的に訴えることが難しいという事も念頭に置きながら、日常生活の場で様子を見守る必要があると思いました。また知的障害のある人は健康に対する意識を持つことも難しく、健康的な食生活や運動を心がけることも期待できないため家族や支援者もそのことを理解した上で対応する必要があると思いました。
参加者の皆さんも初めて知る情報も多かったようで驚かれると同時にそう言われてみれば!と納得される方もいらっしゃいました。「確かに以前出来ていたことが出来なくなった」「物忘れが増えたように感じる」「骨折しやすくなった」など実感を持たれている方もいらっしゃいました。毎年事業所で行われている健康診断も骨密度の検査を入れるなど、早めに検査等で健康異常を発見できる取り組みを必要ではないかという意見も出ました。小学1年生の子どもさんをお持ちの方はあまりにも先の話で事務局として心苦しく感じていましたが、最近過食気味のため体重増加となり将来的な健康も気になっていたので、高齢期のリスクを知ることが出来て良かったと言われていました。高齢期と言えば先の話と捉えがちですが、日々の生活の積み重ねの先にあるものなので、意識して食事や運動に気を付け出来るだけ将来元気な高齢期を過ごして欲しいと感じた定例会になりました。
次回の定例会は9月17日(木)10:00~12:00 大橋町の長崎市育成会会議室にて、学齢期の子どもを持つパパママのお悩み相談会をしたいと思います。解決に至らなくても他の参加者の方の経験談を聞くことでヒントにつながることもあるかもしれません。悩みを話すだけでも気持ちが軽くなるかもしれません。まだ育成会の会員じゃない方もお試しで参加されてみませんか?