JCIE 人の移動事業

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【団体紹介】 誰も取り残さない地域づくり みなさま、こんにちは!JCIE人の移動チーム広報担当です。今回は、徳島県を拠点に外国ルーツ住民を包摂した地域づくりに取り組む「みんな・フレンド・とくしま(以下、みんフレ)」と「白鳥の森」のみなさんに...
03/06/2026

【団体紹介】 誰も取り残さない地域づくり

みなさま、こんにちは!JCIE人の移動チーム広報担当です。
今回は、徳島県を拠点に外国ルーツ住民を包摂した地域づくりに取り組む「みんな・フレンド・とくしま(以下、みんフレ)」と「白鳥の森」のみなさんにお話を伺いました。

📍徳島県の特徴
徳島県では、外国ルーツ住民と日本人住民との接点が比較的少なく、日常生活や家庭内で起きている困り事やトラブルが表面化しにくい状況があります。その結果、支援制度や相談窓口が存在していても、必要な人に届きづらいという課題があります。

📍「みんフレ」と「白鳥の森」について
「みんフレ」は、徳島県を中心に、外国人住民と日本人住民が共に暮らせる地域づくりを目指して活動しています。「白鳥の森」は、DV被害者支援を中心に、ひとりひとりの状況に寄り添う支援活動を行っています。「みんフレ」と「白鳥の森」は、外国籍の方のDV相談をきっかけに連携を始め、さまざまなバックグラウンドの人が地域で共に暮らせるように、制度だけでは届きにくいニーズにも寄り添う活動をしています。

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🎤まずは、それぞれの団体の設立背景と、「みんフレ」と「白鳥の森」が協力して活動するようになった経緯を教えてください。

👥みんフレ:私たちは、12月10日の「世界人権デー」に合わせて、2024年12月10日に団体を設立しました。みんフレのメンバーは、外国人支援に関わる仕事や、在留資格手続きをする行政書士、ソーシャルワーカーなど、仕事を通して外国ルーツの人と接する機会のある人が集まっています。
徳島では人口減少や高齢化が特に進んでいます。持続可能な地域社会を考えたときに、地域のあり方をアップデートしていく必要があるのではないか、その中でも「多様性」がキーワードになると感じていました。
外国ルーツ住民と日本人住民が共に暮らせる地域社会をつくりたいという気持ちから活動を始めました。

👥白鳥の森:白鳥の森は、もともと代表者が行政職員として、配偶者暴力相談支援センターを四国で初めて立ち上げて運営していたことが始まりです。公的制度を超えた、もっと自由な形で支援をしたいという思いから、2020年に民間団体として、「白鳥の森」をスタートさせました。

👥「みんフレ」と「白鳥の森」は、外国籍の方のDV相談がきっかけで一緒に活動を始めました。国籍や性別で人をカテゴライズするのではなく、その人がどんな状況にあるのか、その人が何を大事にしているのか、に焦点を当てながら、文化や言葉の違いを超えた一人一人に寄り添う支援のスタイルに共感し、活動が始まりました。
外国ルーツ住民も、地域住民の一人として、日本人住民と同じように必要な支援があります。
公的な制度もありますが、そこだけでは掬いきれないニーズや、繋がれない人が非常に多いと思います。そういうニーズに応えるべく、民間で、人々に近いところで、一人一人に寄り添う活動をしたいです。

🎤徳島県内でも、特定の地域に限定して活動しているわけではないのですね。

👥みんフレ:徳島で活動するにしても、他の地域とのつながりや意見交換は不可欠だと感じています。
徳島県内だけでも、地域によって状況やニーズはかなり違います。今は、外国人住民のエスニックコミュニティや個人とのつながりを少しずつ広げている段階で、そこから情報を得たり、必要な支援先に繋いでもらったりしています。地域の日本語教室や国際交流協会など、すでに地域で活動している方々との関係づくりも大事にしています。
ただ、「持続可能な地域」というゴールを考えると、高齢化、子ども支援、認知症など、地域にはさまざまな課題があるので、分野を限定せず、地域を良くしたいと思っている色々な人たちと協力していきたいと思っています。

🎤つながりを広げるために、実際にどんな活動をされていますか?

👥みんフレ:メンバーのひとりが、毎週日曜日に国際交流協会が開催している日本語教室に通っています。すでに外国人支援を行っている団体はたくさんありますが、その支援が本当に必要な人に届いているのかという問題意識がありました。相談したくても、時間や場所が合わないこともありますし、そもそも窓口に行くこと自体のハードルが高い場合もあります。だからこそ、相談ができるような信頼関係をつくることが大事だと思っています。こちらから地域に入っていき、つながりをつくることを大事にしたいと思っています。
ただ、現在みんフレは3人で活動していて、それぞれ仕事もあるので、徳島全域で活動するには限界があります。だからこそ、すでに地域で活動している人たちと繋がることを大切にしています。支援する側同士が繋がることで、柔軟に助け合える環境にもつながると思っています。
徳島市内に、地域のコミュニティづくりの仕組みとして、「みんなの図書室」という仕組みがあるのですが、その図書館の中にある「図書ボックス」をみんフレが借り始めました。その図書ボックスを拠点に、人が集まれる場づくりを進めていきたいと考えていて、将来的には、徳島市外の地域とも連携しながら、外国人住民と日本人住民が自然につながれる活動を広げていきたいです。

🎤多様な世代やバックグラウンドの人と協力しあうには、それをまとめる難しさもありそうです。

👥みんフレ:最初は「受け入れてもらいにくいのでは」と感じる場面もありますが、きっかけ次第で関係は変わると思っています。大事なのは、もともと徳島にいる方々を尊重することだと思っています。地域のみんなで一緒にやっていく、という姿勢を大事にしています。
例えば、地域の野球クラブに入って、野球に興味がある外国ルーツの子がいるというと、野球を教えてくれるし、そこから自然と交流が生まれます。日常の中で、自然につながりができることを大事にしています。

👥白鳥の森:私たちも、とりあえず受け入れてみる、まずやってみる、という姿勢を大切にしています。実際にやってみると、意外と大丈夫なことも多いと気づきました。人をカテゴリーで判断して、これはできないと決めつけるのではなく、その人に合わせて考えることを心がけています。

🎤これからの展望について教えてください。

👥誰でも変化には不安がありますし、これまで積み上げてきたものが変わるのは怖いことでもあります。でも、その成功体験で停滞するのではなくて、「良い変化」をずっと重ねていけるような社会を推進する団体になりたいと思っています。
徳島では、東京などと比べると外国ルーツの人はまだ少なくて、特別な存在と見られることもあります。だからこそ、色々な年代や背景を持つ人たちが出会える場をつくりたいです。知らなかったことを知るきっかけや、好奇心を潰さない場になれたらと思っています。
活動を通して、私たち自身が元気をもらうことも多いです。だからこそ、この活動をこれからも続けて、少しずつ広げていきたいと思っています。

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〈インタビューを通じて感じたこと〉
まず受け入れてみる、まずは自分たちから動いてみる、という姿勢が印象的でした。外国ルーツ支援という枠組みに閉じるのではなく、高齢化やDV被害者支援など、さまざまな課題と繋げながら、「地域で一緒に暮らす」という視点を大切にしていることが伝わってきました。
それぞれの状況や何を大事にしているかを丁寧に見つめようとしている活動の仕方も印象的でした。日常の中でできる自然なつながりを大切にしながら、また、他地域とのつながりづくりや、地域で活動する人たちとの連携からも、「自分たちから地域を変えていきたい」という前向きなエネルギーが伝わってきました。私自身も、新しい人や環境に出会ったとき、もっと柔軟に相手を知ろうとする気持ちや、そこから何かを学ぼうとする姿勢を大事にしたいと改めて感じました。これからの活動の広がりがとても楽しみです。

#徳島 #多文化共生 #みんフレ #外国ルーツ

【団体紹介】海外経験を地域に還元する ― 青年海外協力隊山口県OB会【青年海外協力隊の海外経験を活かして取り組む地域の課題】皆さん、こんにちは!JCIE人の移動チーム広報担当です。今回は、山口県山口市を拠点に、県内在住者がネットワークを築き...
27/05/2026

【団体紹介】海外経験を地域に還元する ― 青年海外協力隊山口県OB会

【青年海外協力隊の海外経験を活かして取り組む地域の課題】

皆さん、こんにちは!JCIE人の移動チーム広報担当です。
今回は、山口県山口市を拠点に、県内在住者がネットワークを築き地域課題に取り組んでいる青年海外協力隊山口県OB会の松浦さんと武部さんにお話をうかがいました。

📍「山口県」の特徴
・山口県は朝鮮半島と地理的に関わりが深く、古くから人の交流があった地域。
・もともと外国籍住民の人数は多くなかったが、近年増加している。
・外国ルーツの子どもは散在し、数も少ないため、サポートしづらいことが課題となってきた。

🏢「青年海外協力隊山口県OB会」について
青年海外協力隊山口県OB会は、青年海外協力隊員として途上国で活動した経験を持つ山口県在住のOB・OGが集まり、地域への社会還元活動を行っている団体です。
50年の歴史があり、年代も職種も派遣国も様々なOB・OGが、地域での国際交流や国際理解の推進に関する事業に携わっています。その一環として、こどものための日本語教室が開催されています。

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今回は、青年海外協力隊山口県OB会で副会長の松浦さんと外国ルーツのこどものための日本語教室に携わっている日本語教師の武部さんにお話をうかがいました。

🎤本日はよろしくお願いします!まず、団体設立のきっかけについて教えてください。

👤 「途上国の実情を伝えたい」

50年前、青年海外協力隊員が山口県で協力隊経験を生かすため結束しようという趣旨から設立されたと聞いています。途上国の実情を伝えたいという思いから、出前授業などを行い経験談を話したり、国際交流・協力に関するイベントを行ったりしてきました。

🎤新型コロナウイルスの流行は活動に影響しましたか。

👤 外国出身の生活者の姿が見えてきた

外国籍住民が少ない山口県においても増加傾向が見られる中、地域での外国人のサポートを始めたいと考えていました。国際理解から多文化共生へと変化していった時期に、コロナ禍が起きました。そこで、外国人向けの食品配布事業(フードパントリー)を始めました。

すると、それまで接点のなかった外国出身の生活者の姿が見えてきました。コロナ禍で収入が減少した家族滞在の方から子どもが学校で学習面で困っているという話を聞き、当時山口県には外国籍の子どものサポートに関わる民間団体はなかったので、それをきっかけに子どもの日本語支援の事業を始めました。

現在、事業は「こどものための日本語教室」として、日本語と教科学習の支援を行うとともに、家族のサポート、子どもたちの孤立を防ぐための居場所づくりにも力を入れています。書き初めやタケノコ掘り、花見、七夕、プール、長期休みの学校の宿題の手伝いなど、忙しい両親に代わって、ボランティアが一緒に遊ぶ活動にも取り組んでいます。

🎤武部さんはどのような経緯で日本語学習支援事業に参加されたのですか。

👤 母親対象の就職サポート事業がきっかけに

日本語教師の仕事には中学校のときからずっと興味があり、資格を取りました。ママの就職活動イベントに参加したときに「こどものための日本語教室」のスタッフと出会い山口市にも日本語教室があることを知りました。当時は専業主婦で下の子が6カ月ほどでしたが、新たに取得した保育士の資格も生かせると思い、すぐにこの外国ルーツの子どものサポート事業に参加しました。

🎤日本語学習支援において山口県はどのような特徴がありますか。

👤 人口バランスの良さからネットワーク化に利点

外国籍住民の散在地域なので、1つの会場だけでは参加が難しく、山口市内5か所で開催しています。近隣の大学の大学生にボランティアとして参加してもらって事業を進めています。山口県は100万都市がなく、人口が集中しないがゆえのバランスの良さがあります。ネットワーク化がしやすく、県内の各団体が仲良く協力して事業を行ってきました。

🎤活動の課題はどのようなことでしょうか。

👤 学習意欲の維持や別れの辛さ

まず、子どもの学習意欲を保つことが難しいと感じます。同じような境遇のロールモデルが少なく、中卒で自分と同じように工場で働くんだろうと、親も子どもの高校受験をあきらめてしまっているケースがあります。実際は子どもには母国語も日本語もどちらも身についていないので将来が不安なのですが、親の理解が得られず、利用が中断するということもあります。子どもが勉強をあきらめたり引っ越しなどで教室に来なくなると関わり続けられないので心配です。

また、留学生は数年で帰国しますし、ボランティアの大学生もいずれ卒業してしまいます。外国籍家庭は移動が多く、子どもたちにとっても、せっかくできた友達がいなくなってさみしいだろうなと思いますし、ずっと送るばかりの側にいる子どもはせつないだろうなと思います。

🎤最後に、今後の展望について教えてください。

👤 子どもの夢のサポートや初期指導の充実

今、目の前にいる子どもの夢をサポートしていきたいです。また、日本に入国直後の子どもたちへの初期指導を手厚くして、日本語ができなくて苦しい時期をできるだけ短縮していきたいです。そのためには、指導できるスタッフを増やして、資金の獲得や広報にも力を入れていきたいです。

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青年海外協力隊員としての途上国の支援経験者が集まり、地域の課題への取り組みを通して社会還元を行ってきた、青年海外協力隊山口県OB会の半世紀。

外国籍住民と共に歩んでいく地域の未来に向けての活動には世界を知りかつ地域を知るグローカルな視点が実践的に活かされていて、改めて青年海外協力隊員の帰国後の日本社会での活躍について気づかせてもらうものでした。同時に事業への協力者の参加を通して地域での多文化共生の輪が広がっていくところにも新たな可能性を感じました。

今後の展開に引き続き注目していきたいと思います📚

#多文化共生 #外国ルーツの子ども #地域づくり #山口 #日本語支援 #青年海外協力隊

【イベントのお知らせ】6/27「外国ルーツ青少年の自立をささえる進路・キャリア支援事業」全国成果報告会 in 広島公益財団法人日本国際交流センター(JCIE)は、ひろしまNPOセンターと共催で「外国ルーツ青少年の自立をささえる進路・キャリア...
26/05/2026

【イベントのお知らせ】6/27「外国ルーツ青少年の自立をささえる進路・キャリア支援事業」全国成果報告会 in 広島

公益財団法人日本国際交流センター(JCIE)は、ひろしまNPOセンターと共催で「外国ルーツ青少年の自立をささえる進路・キャリア支援事業」全国成果報告会 in 広島を開催します。

外国ルーツ青少年のキャリア支援を行う5団体が広島市に集い、各地域の現状や活動を通じた学び、気づき、そして課題について共有いたします。

外国ルーツ青少年の進路・キャリアを支えるための活動や、学校、行政、企業、そしてNPOなどの地域関係者が一体となって取り組む支援の在り方について共に考える機会となれば幸いです。

皆さまのご参加をお待ちしております!

▽概要
日時:2026年6月27日(土)14:00~17:00
会場:TKPガーデンシティPREMIUM広島駅前 ホール2A
(広島市南区大須賀町13-9ベルビュオフィス広島)

入場料:無料
定員:100名

▽プログラム
詳細はホームページをご覧ください。
https://npoc.or.jp/news/youth-career/

▽お申し込み
下記リンクまたは添付チラシのQRコードから6月19日(金)までにお申し込みください。
申込フォーム:https://forms.gle/yeayiQtnvHjTdy1f7

#広島 #多文化共生 #キャリア支援 #外国ルーツ

【主催行事】「外国ルーツ青少年の自立をささえる進路・キャリア支援事業」全国成果報告会 in 広島ひろしまNPOセンターでは公益財団法人日本国際交流センター(JCIE)休眠預金活用事業の実行団体として、...

【団体紹介】それぞれのペースで、違いに出会える場所みなさま、こんにちは!JCIE人の移動チーム広報担当です。今回は、高知県土佐市を拠点に活動する「パンタナル」の阿部航太さん、美香さんにお話を伺いました。📍パンタナルについてパンタナルは、高知...
20/05/2026

【団体紹介】それぞれのペースで、違いに出会える場所

みなさま、こんにちは!JCIE人の移動チーム広報担当です。
今回は、高知県土佐市を拠点に活動する「パンタナル」の阿部航太さん、美香さんにお話を伺いました。

📍パンタナルについて
パンタナルは、高知県土佐市を拠点に、多文化交流や地域コミュニティづくりに取り組む団体です。活動のひとつである「わくせいプロジェクト」では、技能実習生や外国ルーツの住民が増える中で、さまざまな国やバックグラウンドを持つ人たちが自然に集い、交流できる場所づくりを行っています。

📍高知県土佐市の特徴
高知県土佐市は、土佐文旦をはじめとする柑橘類や本枯節など、豊かな食文化に恵まれた地域です。
一方で、高齢化が進む中、近年は技能実習生や外国ルーツの住民も増えており、これまで外国人住民が少なかった地域だからこそ、地域交流や共生のあり方が課題となっています。

⭐️団体名の「パンタナル」は、ポルトガル語で「大湿地」を意味していて、多様な生態系を持つ場所を指します。いろんな人が自然に関われる場所ができたらいいなという思いが込められているそうです。

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🎤地域おこし協力隊として土佐市へ移住されたとのことですが、活動を始めた背景や、「パンタナル」がどのように形づくられていったのか教えてください。

航太さん:もともと、東京と名古屋でそれぞれ仕事をしていました。僕はブラジルに行った際に、多様な文化や人々が混ざり合う環境に感銘を受けました。ブラジルで感じたような、自由で豊かな空間を、日本でも作れたらと思っていました。

美香さん:私は名古屋で暮らしていたとき、ゴミの捨て方や騒音などを巡って、外国人住民に対する地域の不安や戸惑いなどを耳にする中で、そもそもお互いのことをあまり知らない状況に違和感を抱きました。同じ地域に暮らしているのに交流が少ないからこそ、その距離感が不安を大きくしているように感じていました。同じ地域に暮らしていて、知らない文化を知ったり、新しい人に会う機会があるのに勿体無いというか。

👥土佐市の地域おこし協力隊について知って、自分たちの興味や考えに沿っていると感じ、土佐市への移住と活動を決めました。私たちが着任したミッションは「外国からの技能実習生と地域住民との交流づくり」というもので、3年という任期で結果が出るものではないと思っていたので、任期後も継続して活動できる仕組みを考えながら活動を始めました。土佐市は、外国人住民の増加に対して地域や行政のノウハウが十分ではないという課題がありました。

🎤東京や名古屋と比べて、土佐市での活動に違いを感じましたか。

👥東京でも外国にルーツを持つ人たちを巻き込んだアートプロジェクトを行っていましたが、技能実習生と接点を持つことは難しかったです。それに比べると土佐市では、技能実習生と地域社会との関係がより身近で切実な課題でした。技能実習生も地域社会と関わりが多いので、活動する意義があり、地方で活動する意味を実感しました。

規模が小さいからこそできること、っていうのも土佐市に来てから気づきました。
人と人との距離が近く顔が見えやすいので、この企画ならあの人に相談してみよう、など、柔軟にいろんなことができる感覚があります。

🎤外国ルーツ支援の活動で、人と接する上で、大事にしていることはありますか。

👥技能実習生が可哀想な存在のように語られることがあるけれど、実際に関わると、自分の意思で日本に来て働くことを選択していて、別に自分たちのことを可哀想と思っていないことがすぐに分かりました。

またかれらの仕事が必ずしも土日休みではないので、交流イベントなどを週末に開催しても参加できない人も多く、そのなかでどのように関係を構築できるかを考えてきました。「お店」という場であれば、イベントのように単発ではないし、開いている場所にそれぞれの都合で来てもらい、その中で自然に関わりが生まれると考えました。

お店の運営以外にも、月に一度、一緒にご飯をつくって食べる会も開いています。フラットに仕事や生活の話もできるし、関わりも深められると思います。フットサルの集まりもあって、どう外国ルーツの住民と関わればいいか分からないと感じている地域住民にとって、交流のきっかけにもなっています。

違う価値観に出会うことは、人生において魅力だと感じます。そういう場面を、自分も含めていろんな人が持てたらいいなという気持ちが根本にあります。

🎤今後の展望は?

👥お店の裏にある空き地を活用して、コミュニティガーデンをやりたいと思っています。土佐市では手に入りにくい外国の食材や、日常的に食べるものを育てて、一緒に収穫して食べる場もあったら面白いと思っています。

継続的に事業を行うために、外部の人や地域の人と協力し合えるようなシステムも考えていきたいです。私たちも策定に関わった「土佐市多文化共生のまちづくりプラン」もリリースされて、市からの委託事業もあるので、連携を強めるきっかけになったらいいと思っています。

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〈インタビューを通じて感じたこと〉

自分たち自身も新しい価値観や文化に触れたいという気持ちで自然なかたちで人と関われる場をつくっている姿勢が印象的でした。 自分の都合や興味で自然に立ち寄れる場所だからこそ、自然体でいられる心地よさや、関係を築きやすい空気が生まれるように感じました。身近なところで多様な人々が出会うきっかけを作っていくパンタナルの取り組みは、日常生活での学びのきっかけや新たなことを知るモチベーションになると思います。

【団体紹介】「困っている人々の最後の砦になる」皆さん、こんにちは!JCIE人の移動チーム、広報担当です。今回は、愛媛県松山市を拠点に活動している「Community Life」の松本さんにお話を伺いました。📍松山市の特徴・外国ルーツ世帯が地...
13/05/2026

【団体紹介】「困っている人々の最後の砦になる」

皆さん、こんにちは!JCIE人の移動チーム、広報担当です。
今回は、愛媛県松山市を拠点に活動している「Community Life」の松本さんにお話を伺いました。

📍松山市の特徴
・外国ルーツ世帯が地域に点在しているため、身近に相談できる相手がおらず、支援が届きにくいという課題がある。

🏢Community Lifeについて
障がいのある子どもたちを対象としたデイサービスの運営から、外国ルーツを持つ人々の生活の根底を支える相談支援、学習支援まで、幅広い取り組みを行っています。また、支援が必要な人のもとへ自ら足を運び、対話を重ねるアウトリーチ活動を通して、国籍や障がいの有無に関わらず、全ての住民が安心して自分らしく暮らせる居場所と関係づくりをサポートしています。
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🎤: まずは、松本さんがこの団体を設立されたきっかけを教えてください!
👤:もともと障がいのある方の支援に長く携わっていました。実習に行った際、それまで接点がなかったにもかかわらず、子どもたちに非常に好かれたことがありまして、自分でも「相性がいいな」と感じたのがこの道に進むきっかけです。その後、自分の手で活動を始めたいと考え、団体を立ち上げました。
🎤: 障がいのある子どものサポートだけでなく、外国ルーツの方々のサポートも積極的に行われていますね。何かきっかけがあったのですか。
👤: 困っている、外国ルーツの人たちは必ずいる
以前から国際協力に関連することにも携わっていたのですが、令和元年前後で、「これからは絶対に外国人が増えてくるだろう」と思い、自分たちでチラシを作って配り始めました。困っている人は必ずいるはずだと思ったんです。
🎤: 実際にどのような相談に対応されているんですか?
👤: どこにも繋がれていない人たちのケースを拾い上げる
本当に多岐にわたります。在留資格や保険に関する手続きのサポートや、 就職活動のサポートも行います。また、当事者の方の家に訪問して、当初想定していなかった「多重課題」が見つかることもあります。
どこにも繋がれていない方や、相談支援を受けても本人が納得する結果にならずに他に相談するところがなくなった方を、うちが拾い上げているのが現状です。
🎤: 学習支援についても、独自の工夫をされていると伺いました。
👤: 日本の学校の勉強についていける力を
外国にルーツを持つ子どもたちの多くは、会話はペラペラでも、教科書の難しい言葉や抽象的な概念で躓いてしまう傾向があります。独自で教材を用意して、学校の勉強についていける力を教えています。
🎤: 言葉の壁を越えるために、大切にしていることは何ですか。
👤:質問を工夫する
「優しい」日本語を用いて会話をすることが大事だと思います。相手が日常的に使い、よく知っている単語を使って質問を構成するんです。そうすると、相手がどこでつまずいているのか、どこまで理解しているのかを把握することができる。 翻訳ソフトを使う時も、日本語をそのまま入れるのではなく、一度相手に通じやすい言葉に直してから翻訳にかける。このような小さな歩み寄りが、距離を縮めるんだと思います。
🎤:他の支援施設と比較して、Community Lifeが大切にしている強みや違いはどこにあるのでしょうか。
👤: 受けとめる姿勢を持ち続ける
一言で言えば「とりあえず一旦受けとめる」ということでしょうか。もちろん物理的に不可能なことはありますが、まずは受けとめる。その上で、自分たちにできることを探し、別の提案を投げかける。かっちりとした枠組みがないからこそ、こぼれ落ちそうなニーズを拾い上げることができると考えています。
ーーーーーー
支援を必要としている人たちに自ら会いにいき、彼らをとりあえず受けとめる、ということがとても印象的でした。
つながりにくい人たちに手を伸ばし、一人一人に向き合い続けるというCommunity Lifeの活動は、松山市の多くの人々の生活を力強く支えていくはずです。
これからのCommunity Lifeの今後の活動に注目していきたいと思います!

#松山市 #多文化共生 #外国ルーツ #地域づくり

日本国際交流センター(JCIE)は、ジャパン・プラットフォーム(JPF)との連携により、休眠預金等交付金を活用した新たな事業「地域の変化に対応できる支援体制作り―課題発生を予防し、共に暮らす地域に向けて―」の公募を5月11日(月)より開始し...
13/05/2026

日本国際交流センター(JCIE)は、ジャパン・プラットフォーム(JPF)との連携により、休眠預金等交付金を活用した新たな事業「地域の変化に対応できる支援体制作り―課題発生を予防し、共に暮らす地域に向けて―」の公募を5月11日(月)より開始しました。

ご関心のある皆さまは、ぜひご注目ください。👉https://jcie.or.jp/news/event/20260511.html

■目指すゴール
地域に暮らす外国ルーツ住民の増加および多様化が、大都市や工業都市にとどまらず、地方都市にも広がっています。こうした地域では、支援体制が十分でない場合も多く、生活上の課題や地域の悩みが顕在化しつつあります。また、入国前後の情報提供や支援機会の不足により、本人にとっても地域にとっても、課題の早期解決が難しくなるリスクが高まっています。
本事業では、こうした地域の外国人住民の急増とそれによる課題の地理的分散加速に対応するため、以下の3点に取り組みます。
 ① 支援手法の横展開・発展
 ② 課題の発生を予防するための支援の開発
 ③ 地域内外の多様な関係者の連携強化
これにより、地域の支援力を高め、課題の発生そのものを減らすことを目指します。

■対象地域:全国

■対象事業・団体
地域に暮らす、または新規に来日・移住してきた外国ルーツ住民を主な対象とした、以下のいずれかを満たす事業が対象となります。
・ 生活相談・情報支援
・ 社会参画支援
・ 就労・定着支援
・ 支援体制づくり

また、「外国ルーツ住民の急激な変化(数の増加、背景の多様化)」、「地域の支援リソースの現状」、「支援手法の横展開の可能性」を踏まえて、重点地域を定めています。詳細は、公募要領をご確認ください。

■活動例
・ 新規に来日または移住してきた外国ルーツ住民を対象としたオリエンテーションプログラムの開発・実施・運営
・ 地域に散在している外国ルーツ住民へのアウトリーチ手法の開発とそれを活用した支援体制づくり
・ 行政・企業との連携による就職・定着促進プログラム
・ 出産/子育て、労働、福祉などの分野の団体と連携した支援プログラムの開発・実施・運営
・ 地域とのつながりが希薄な外国ルーツ住民が主体となったエンパワメントや社会参画プログラム
・ 複合的な課題に専門的に対応可能なソーシャルワーカーの養成プログラム
・ 長期的な外国ルーツ住民への支援に向けた地域プラットフォーム形成のための活動 など

■対象となる事業期間
2026年8月中旬(予定)~2029年2月末

■助成額・採択団体数
・ 1団体あたり1,950万~2,700万円(3か年事業)
・  5~6団体採択予定

■公募に関するスケジュール
・ 公募要領公開(WEBサイト等) 5月11日(月)
・ 公募説明会の開催   5月18日(月)15:00~16:00
・ 事前相談の受付    5月22日(金)~6月19日(金)
・ 公募締め切り日時    6月30日(火)正午必着
・ 採択事業の内定通知  7月下旬
・ 助成事業開始    8月上旬~中旬

#休眠預金活用事業   #外国ルーツ   #多文化共生 

【団体紹介】地域から世界とつながる場所をめざして ― まんまるあかしの橋渡し【外国ルーツの人々と地域の人がともに作る、地域のなかの居場所】皆さん、こんにちは!JCIE人の移動チーム広報担当です。今回は、兵庫県明石市を拠点に、新たな取り組みを...
06/05/2026

【団体紹介】地域から世界とつながる場所をめざして ― まんまるあかしの橋渡し

【外国ルーツの人々と地域の人がともに作る、地域のなかの居場所】

皆さん、こんにちは!JCIE人の移動チーム広報担当です。
今回は、兵庫県明石市を拠点に、新たな取り組みを始めようとしている特定非営利活動法人 多文化センター「まんまるあかし」の久保さんにお話を伺いました。

📍「兵庫県明石市」の特徴
・もとは朝鮮半島や中国にルーツを持つ方が多かった地域。
・海沿いに工場地帯があり近年ベトナムの技能実習生などニューカマーの方が増加している。
・技能実習生以外では、単身者が少なく家族滞在が多い。

🏢「まんまるあかし」について
まんまるあかしは、「育てる」「支える」「つながる」「つなぐ」の四つの柱となる事業を通して、「国籍や文化の違いを壁にせず、共に生きる!」地域社会を目指して活動している団体です。
地域の生活者としての大人や外国ルーツの子どもたちへの日本語支援から、通訳翻訳、国際交流の講座やイベントまで幅広い取り組みを行っています。また地域住民と外国籍住民をつなぐ語学や料理の講座、カフェ事業を通して、全ての住民が安全で安定して暮らせる居場所と関係づくりをサポートしています。

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今回は、まんまるあかしの立ち上げに関わった代表の久保さんにお話をうかがいました。

🎤本日はよろしくお願いします!まず、団体設立のきっかけについて教えてください。
👤 「外国ルーツの子どもへの支援の受け皿」が必要だった
市の国際交流協会で大人向けの生活に必要な日本語教室に関わっていたが、外国ルーツの子どもたちが支援からもれてしまっていました。そこを補うために、2015年4月ボランティアグループを立ち上げたのがスタートです。

🎤外国ルーツの子どもをめぐる状況はその後変化しましたか。
👤 考え方のアップデートの重要性
昔に比べて、子どもたちに目を向けてくれる人は多くなっています。しかし、まだノウハウが追いついておらず、教え方が分からないことも多いです。日本式のやり方を押し通すと当事者の子どもは大変で困ってしまいます。いろいろなやり方があるということを理解し、その子その子を見て合うスタイルを考えて、すり合わせをしていくことが大事だと思います。勉強のスタイルや学校の教育スタイルも変わってきており、支援者も考え方をアップデートしていくことが重要です。

🎤いろいろな楽しそうなイベントをされていますが、なにか課題はありますか。
👤 みんなが自然と話せる雰囲気が理想
外国人女性を対象とした10名ほどの少人数のイベントなどを開催していますが、リピーターが多いです。メンバーが固定化してしまうことも一つの課題ですが、一方で防災学習会などには人が集まらないという問題もあります。また交流が目的でもクラフト系では複雑なものだと参加者が作業に集中しすぎて会話や交流がなくなるし、簡単すぎても満足してもらえません。どうやったらみんなが自然と話せる雰囲気のイベントになるかを模索しています。

🎤在住外国人を応援するカフェ事業をされていますが、詳しく教えてください。
👤 地域の方も楽しめるチャレンジカフェ
まんまるカフェは、地域在住外国人の頑張る気持ちを応援するチャレンジカフェです。ランチタイムは外国人シェフが料理をする世界の日替わりランチが楽しめます。週末の夜は、世界のレシピでのおつまみと世界のビールが味わえるバルです。2024年8月にオープンしました。
カフェ事業は大変ですが、楽しいです。外国人スタッフは、調理と接客で生の日本語に触れる経験を積むことができます。外国人スタッフについては、食事の量などの感覚の違いと日本語のレベルがなかなか課題ですが、少しずつ学んでいき、お客さんも事情を分かって見守ってくれています。リピーターのお客さんも多く、小学校進学前の子ども連れのお客さんもよく来ています。

🎤最後に、今後の展望についてお聞かせください。
👤 「草の根」をさらに育てていく10年に
団体としてこれまで10年やってきて、「これをしてほしい」「これが困っている」という声に応えて事業化して大きくなってきました。今までやってきたことをベースにして、もっと何かできることを考えて、次の10年続けていけるように見直しをしています。
日本語支援活動では勉強に関する支援だけでなく居場所づくりも、また、カフェ事業では採算がとれるようにして、地域の人が世界とつながる場所となっていきたいです。
この「草の根」の活動が枯れてしまわないように、次の10年間がんばっていきたいです。

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支援から取り残されそうだった子どもたちの日本語学習への対応から始まり、地域のニーズに応え続けて、地域での信頼関係を築いてきた、まんまるあかしの歩み。
そこには地域の住民が参加でき多文化に触れることのできる場があること、明石にいて世界につながることを自覚することで、楽しく安心して暮らせる地域づくりに誰もが関われることを感じさせてくれる将来像がありました。
まんまるカフェにも行ってみたいし、今後の展開に、引き続き注目していきたいと思います📚

#多文化共生 #外国ルーツ #地域づくり #明石 #外国人女性支援  #カフェ

✨5月11日より公募開始予定✨日本国際交流センター(JCIE)は、ジャパン・プラットフォーム(JPF)との連携により、休眠預金等交付金を活用した新たな事業「地域の変化に対応できる支援体制作り―課題発生を予防し、共に暮らす地域に向けて―」の公...
01/05/2026

✨5月11日より公募開始予定✨

日本国際交流センター(JCIE)は、ジャパン・プラットフォーム(JPF)との連携により、休眠預金等交付金を活用した新たな事業「地域の変化に対応できる支援体制作り―課題発生を予防し、共に暮らす地域に向けて―」の公募を5月11日(月)より開始します。

本事業は、地域に暮らす外国ルーツ住民の増加および多様化が、大都市や工業都市にとどまらず、地方都市にも広がっているなか、その変化に対応できる地域での支援体制づくりや多様な主体の連携を後押しすることを目的にしています。

公募の詳細は5月11日(月)頃にご案内予定です。
ご関心のある皆さまは、ぜひご注目ください。👉https://jcie.or.jp/news/event/20260511.html

■公募のねらい
本事業では、地域における外国ルーツ住民の急増及び多様化、そしてそれによる課題の地理的分散加速に対応するため、以下の3点に取り組みます。
・ 支援手法の横展開・発展
・ 課題の発生を予防するための支援の開発
・ 地域内の多様な関係者の連携強化
これにより、地域の支援力を高め、課題の発生そのものを減らすことを目指します。

■対象地域:全国

■対象事業・団体
地域に暮らす、または新規に来日・移住してきた外国ルーツ住民を主な対象とした、以下のいずれかを満たす事業が対象となります。
・ 生活相談・情報支援
・ 社会参画支援
・ 就労・定着支援
・ 支援体制づくり

また、「外国ルーツ住民の急激な変化(数の増加、背景の多様化)」、「地域の支援リソースの現状」、「支援手法の横展開の可能性」をもとに、以下のような団体からの申請を歓迎します。
・ 北海道・中国四国・九州沖縄など外国ルーツ住民の増加が進む地方都市を拠点に活動する団体
・ 北関東・東海など外国ルーツ住民が多く暮らす都市部・工業地域を拠点に、就労・教育等の定住・定着支援に取り組み、周辺地域との連携実績をもつ団体

■活動例
・ 新規に来日または移住してきた外国ルーツ住民を対象としたオリエンテーションプログラムの開発・実施・運営
・ 地域に散在している外国ルーツ住民へのアウトリーチ手法の開発とそれを活用した支援体制づくり
・ 行政・企業との連携による就職・定着促進プログラム
・ 出産/子育て、労働、福祉などの分野の団体と連携した支援プログラムの開発・実施・運営
・ 地域とのつながりが希薄な外国ルーツ住民が主体となったエンパワメントや社会参画プログラム
・ 複合的な課題に専門的に対応可能なソーシャルワーカーの養成プログラム
・ 長期的な外国ルーツ住民への支援に向けた地域プラットフォーム形成のための活動 など

■対象となる事業期間
2026年8月中旬(予定)~2029年2月末

■助成額・採択団体数
・ 1団体あたり1,950万~2,700万円(3か年事業)
・  5~6団体採択予定

■公募に関するスケジュール
・ 公募要領公開(WEBサイト等) 5月11日(月)(予定)
・ 公募説明会の開催   5月18日(月)15:00~16:00
・ 事前相談の受付    5月22日(金)~6月19日(金)
・ 公募締め切り日時    6月30日(火)正午必着
・ 採択事業の内定通知  7月下旬
・ 助成事業開始    8月上旬~中旬

#休眠預金活用事業   #外国ルーツ   #多文化共生 

【団体紹介】学びの場から地域をひらく ― マキノハラボの挑戦【外国ルーツの子どもたちとともに育つ、地域のこれから】皆さん、こんにちは!JCIE人の移動チーム広報担当です。今回は、静岡県牧之原市を拠点に、多文化共生と教育を軸に活動する「マキノ...
29/04/2026

【団体紹介】学びの場から地域をひらく ― マキノハラボの挑戦

【外国ルーツの子どもたちとともに育つ、地域のこれから】

皆さん、こんにちは!JCIE人の移動チーム広報担当です。
今回は、静岡県牧之原市を拠点に、多文化共生と教育を軸に活動する「マキノハラボ」の皆さんにお話を伺いました。

📍「牧之原市」の特徴
・製造業の工場が多く、外国ルーツの住民が多い地域
・特にブラジルルーツの子どもたちが多く在住
・その中で、日本語教育や学習支援へのニーズが、学校・家庭の双方から高まっている

🏫『マキノハラボ』について
マキノハラボは、廃校となった学校を活用し、地域活性化と多文化共生の実現を目指す団体です!
子ども向けの日本語初期支援教室「いっぽ」を中心に、日本語教育や子ども食堂、地域交流など、多世代・多文化が交わる場づくりに取り組んでいます。

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今回は、マキノハラボの大石さんと山本さんにお話を伺いました。

🎤本日はよろしくお願いします!まず、マキノハラボ設立のきっかけについて教えてください。

👤 「地域の課題に、学びの場から向き合う」

2018年に、廃校になった学校を活用して地域を元気にしたいという思いから活動を始めました。
この地域は工場が多く、外国ルーツの方々も多く暮らしています。その中で、子どもたちの日本語教育に課題があり、学校や保護者の方々からも支援を求める声がありました。

そうした声を受けて教育委員会にも働きかけ、2023年度から子ども向けの日本語初期支援教室「いっぽ」をスタートしました。

🎤「いっぽ」では、どのようなことを大切にしていますか?

👤 「“楽しい”と“学び”の両立」

子どもたちが「ここに来るのが楽しい」と思えることが一番の土台です。その上で、ルールや人との関わり方など、社会の中で生きていくための力も丁寧に伝えています。

また、指導の一貫性も大切にしています。教える人によって基準が変わると、子どもたちが人によって態度を変えてしまうことがあるので、スタッフ間で共通の姿勢を持つようにしています。

🎤活動の中で、特に印象に残っている出来事はありますか?

👤 「出会いが、子どもたちを変える」

国際協力機構(JICA)のプログラムで、大学生との交流事業を行ったことがあります。

家庭環境などが複雑な子どもたちが、大学生と一緒に活動し、発表を経験する中で、自信をつけていく姿がとても印象的でした。
普段とは違う人との出会いが、子どもたちの成長に大きく影響するのだと実感しました。

🎤外国ルーツの家庭との関わりの中で、難しさを感じることはありますか?

👤 「違いを理解し、伝え続けること」

ブラジルルーツのご家庭が多く、文化や価値観の違いを感じることもあります。
ただ、「どちらが正しいか」ではなく、日本で生活する中で必要なことを、繰り返し丁寧に伝えていくことを大切にしています。

🎤今後、どのような取り組みに挑戦していきたいと考えていますか?

👤 「学びの先にある“将来”まで支える」

これからは、中高生向けのキャリア教育にも力を入れていきたいと考えています。
また、ブラジルルーツの子どもたちが多い地域だからこそ、ルーツや移動について学ぶ機会づくりにも取り組めたらと思っています。

「いっぽ」に通った後の学力の変化を可視化するためのテスト導入など、教育の質を高める工夫も検討しています。

🎤廃校を活用している点も特徴的ですが、その強みはどこにありますか?

👤 「“場”があるからこそ生まれる可能性」

学校という空間があることで、教室を活用した新しい事業や交流が生まれやすいです。
宿泊機能を活かした給食体験や、地域の中高生と一緒に運営する子ども食堂など、多様な活動が広がっています。

また、「はじめての日本語教室」では、地域の外国ルーツの大人に対して、中高生がボランティアとして関わるなど、世代を超えたつながりも生まれています。

🎤最後に、これからの地域や社会に向けたメッセージをお願いします。

👤 静岡県へご旅行される際、牧之原市はそのまま通過してしまうことが多いかもしれません。決して規模の大きな自治体ではありませんが、実は今、行政と民間がタッグを組んで『多文化共生』や『外国ルーツの人材支援』を力強く進めている、非常に面白い街です。実際に足を運んでいただくことで、この地域の魅力や可能性を感じてもらえたら嬉しいです。

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学びの場を起点に、子どもたちの未来と地域の可能性を広げていくマキノハラボ。
そこには、共に育ち合う関係づくりのヒントが詰まっていました。

今後の取り組みに、引き続き注目していきたいと思います📚

#多文化共生 #外国ルーツ #教育支援 #牧之原 #地域づくり

〈活動報告〉社会的インパクト評価 オンライン研修の実施 🌷2025年度より青少年自立援助センター(YSC)と協力して実施している「外国ルーツ支援における地域的・分野的ひろがり応援事業」では、昨年10月に実施した対面研修のフォローアップとして...
27/04/2026

〈活動報告〉社会的インパクト評価 オンライン研修の実施 🌷

2025年度より青少年自立援助センター(YSC)と協力して実施している「外国ルーツ支援における地域的・分野的ひろがり応援事業」では、昨年10月に実施した対面研修のフォローアップとして、引き続き、NPO事業評価コーディネーター友の会の松村幸裕子代表を講師に迎え、社会的インパクト評価の研修を3月12日にオンラインで実施しました。

各団体の皆さんから、前回の研修では評価について概ねイメージはできたものの、どのように自団体の活動に落とし込んでよいのかイメージが難しい😣とのお声をいただき、今回は前回の研修の振り返りと、5階層(ニーズ・セオリー・プロセス・インパクト・効率性)の評価について説明いただき、グループに分かれて事例と具体的データを用いながら評価設問の検討や、データの分析・考察の方法について議論しました。

大事なことは「何のため、誰のための評価であるのか」目的を明確にすること❗️
評価は、地道に取り組んでいる課題に対して何をしたら良くなったかなどの過程をすべてを見える化し、取り組みによって生じた変化だけでなく、直接起因しなかった変化も捉え、それらをどのように活用するかを考えることの繰り返しを継続的に行うことであることを共有しました😃

新年度を前に、今後の活動の基盤づくりにつながる一歩となりました。

研修レポートはこちらよりご覧ください。

#休眠預金事業  #外国ルーツ

日本国際交流センター(JCIE)では、青少年自立援助センター(YSC)とコンソーシアムを組み、2025年度より「外国ルーツ支援における地域的・分野的ひろがり応援事業」(以下、ひろがり応援事業)を実施しています。本事....

住所

赤坂1丁目1番12号 明産溜池ビル7F (公財)日本国際交流センター  人の移動チーム
Minato, Tokyo
〒107-0052

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