13/05/2025
拝読させていただきました。こうした広い視点で食品ロスを考えることが大切ですね。
高橋真樹さんが書いてくださった書評、東京新聞デジタルで途中まで公開されました。高橋さん、ありがとうございました!
<書評>『私たちは何を捨てているのか 食品ロス、コロナ、気候変動』井出留美 著
◆無駄を生む歪んだ仕組み
[評]高橋真樹(ノンフィクションライター)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/403900
食品ロスの問題は知られるようになったが、それが気候変動の大きな原因となっていることは、ほとんど知られていない。しかし、世界中から出る食品ロスによる温室効果ガスの排出量を国に見立てると、中国、米国に次いで世界第3位の量にもなるという。
食品ロス問題の第一人者が手がけた本書は、私たちの出した食品ロスが何をもたらしているかという「不都合な真実」を、豊富なデータを用いて明らかにしている。
現代の食料システムは、極めて持続不可能だ。生物多様性を損ない、水を過剰に利用し、莫大なエネルギーを使うなど、多大な環境負荷をかけて生産・加工・流通しているにも関わらず、そのおよそ3割から4割を食べることなく捨てている。
特に、食料自給率の低い日本は、欧米各国の4~6倍ものフードマイレージをかけ輸入しているのに、世界の人々への食糧支援を上回る量を毎年捨てている。その上、日本は食品ロスなどからなる生ごみのリサイクル率が極めて低く、とにかく燃やす。ごみの焼却率(80%)も、焼却施・・・