31/07/2026
【スウィング公共図書館 蔵書紹介:人文・思想】
「モヤモヤの正体」 -迷惑とワガママの呪いを解く/尹雄大
この著者の本は区の図書館で
借りたことがあって
どこかで読んだ文体と思えば
同じ著者でした。
研究者ではなくインタビュアーでありライター。
独自の身体論を展開と著者紹介にあります。
武術体験も元になっていて実践型の人だなと。
文章にそれが実際表れている印象です。
さてモヤモヤは今の時代、
切り離せない 感情ではないでしょうか。
私はニュースで事件を起こした犯人を
近所の人が普通に挨拶していい人そうだった、
というコメントに毎回モヤモヤします。
日本人、挨拶ひとつで心象左右されすぎ。
とずっと思ってます。
実際、私の親戚が管理職になったとき
会社で挨拶するかどうかを
人事評価に取り入れてると
聞いてモヤモヤしました。
それは挨拶というマナーより、
愛嬌や愛想で推し量ってはないのか。
日本人は配慮や謙遜を大切にします。
それが日本人の習慣で文化だからでしょうか。
常識とされるから、はみ出したくなくて
空気を読んで従っている。
単にそれだけじゃないか、と思ったりします。
結局は不文律のルールでしかない。
皆そうしてる、私たちもそうしてきた。
だからそれに従わない一部の人にモヤモヤする。
何が迷惑でワガママだなんて
人の数だけ違うのに。
モンゴル出身の元横綱、
朝青龍が 共感性がないために
散々悪者扱いされて
ジブリ映画をみて品位を学ぼうとしたという
エピソードは興味深かったです。
この本で一番最初に取り上げられる
モヤモヤは満員電車のベビーカー問題です。
子育てなんて迷惑かけずに
できないと思うのですが、
病気ゆえに働けない状態である私も
常日頃感じることですが
労働者のほうが偉いという風潮は
日本社会に無意識に根付いてますね。
でもこの話題は現役世代の負担の話に
繋がってしまうのでまた別の根深い問題ですね。
モヤモヤしちゃうのは
理想や正しさとの乖離が
理由な気がするんですけど
この本、読みやすいけれど
理解が難しい本でもあり、
とてもわかりやすくて腑に落ちたか、
よくわからんかったに
感想まっぷたつだと思います。
全方位に共感したら社会は成り立たないと
まさにモヤモヤしてしまう本でもあります。
迷惑にはきっぱり、迷惑です!
あなたが言ってることはワガママです!
それで解決できる世の中になれたらいいですね。 (作中の登場例のように無難なまとめにしました)
(たなかこまり)
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