27/04/2026
国際開発協同組合としてのOikocreditには、教会や市民団体など、様々な組織が組合員として参加しています。その中には、欧州移民のための教会委員会(Churches’ Commission for Migrants in Europe:CCME)もいて、オイコクレジット•インターナショナルの長年のメンバーです。近年、世界各地で人種差別や偏見の新たな台頭が見られる中で、その打開のために奮闘しているCCMEの活動を紹介します。
CCMEは人間の尊厳と正義に対する深いコミットメントを体現しています。1964年に世界教会協議会(WCC)によって設立され、現在はブリュッセルに拠点をおきながら、移民、統合、亡命、反人種差別、反差別をテーマとする、ヨーロッパを代表する超党派機関へと成長しました。 CCMEは、英国国教会、正教会、プロテスタント、ペンテコステ派の教会に加え、ヨーロッパ20カ国の教会協議会や奉仕団体など、幅広い教会を会員としています。この多様なネットワークを通じて、また他のキリスト教団体やWCCと緊密に連携しながら、CCMEはヨーロッパ全土の移民、難民、少数民族を保護する政策を提唱しています。
CCMEの使命と核になる目的は、「出⾝に関係なくすべての人々が歓迎され、保護され、力を与えられる、包容的なコミュニティ」というビジョンに基づいています。これを実現するために、CCMEは以下のことを行っています。
•欧州および各国の移民、亡命、差別禁止政策を監視し、情報を提供する。 教会は進展状況について報告する。
•教会の擁護活動を支援し、教会が有意義に活動できるよう支援する。 政策立案者。
•欧州機関に対し、人権擁護と国際義務の履行を求める。 政策立案者への情報提供を行う。
•地域、国、欧州、そして世界レベルで、教会、NGO、その他のパートナー間の協力関係を強化する。
•教会が移民を信仰共同体の一員として受け⼊れるよう奨励する。
•移民に関する社会的な不安に対処し、対話を促進し、平和的な移民を推進する。
CCMEは、ヨーロッパにおける難民政策の未来を再考するための意欲的な取り組みを進めています。2024年秋から、CCMEは代替的な難民制度の青写真策定に着手しますが、この取り組みの中核にあるのは、「国境を守ることよりも、人々を守ることを優先すべきだ」という 信念です。 構想されている制度は、連帯、正義、そして人間の尊厳を基盤とし、人道的で持続可能な欧州の亡命制度の実現に向けて、どのような法的、政治的、実務的、財政的措置が必要かを模索するものです。草案は2026年末までに策定される予定です。