14/09/2026
【活動報告:内山節先生 講演会「不安の広がる社会の中で、希望を見出す哲学」開催しました!】
(2026年9月12日@アートロフト)
先日開催いたしました、哲学者・内山節先生の講演会。おかげさまで、60名の皆様にお集まりいただき、会場は満席状態で熱気あふれる豊かな時間となりました。
事後のアンケートでは、講演会全体の満足度が5点満点中【4.32点】という非常に高い評価をいただき、熊本地震から1ヶ月半後の開催だった苦労や不安が吹き飛びました。ご来場いただいた皆様、そして開催を支えてくださったすべての皆様に心より感謝申し上げます。
今回のアンケートには、参加者の皆様からの直筆の「温かい感動の声」がたくさん寄せられています。その一部を、皆さんのお顔を思い浮かべながらお届けします。
参加者の心を動かした「3つの深い気づき」
アンケートで特に多くの共感を集めたのは、現代社会の「生きづらさ」や「不安」の本質を、内山先生が見事な言葉で解き明かしてくださった点でした。
1. 「不安」の正体と言語化
多くの参加者が「先行きが見えない不安」を抱えて来場されたかもしれませんが、先生の『不安とは、永遠に価値を持つもの(永続性)を見失ったときに生まれる』という言葉に、深く救われた、明確になったという声が書かれていました。「もやもやしていた不安が、具体的な言葉になったことで向き合う勇気をもらえた」等、言葉の力・哲学の力を改めて感じました。
2. 「利他自利」と持続可能な生き方
「誰かのために生きることが、結果として自分の幸せになる」という【利他自利(りたじり)】の精神が、多くの参加者の心に刺さったようです。「経済合理性ばかりが注目される世の中で、儲からなくても互いを尊重し、楽しく協力していく関係作りの大切さに気づかされた」と、これからの地域コミュニティのあり方に希望を見出されたコメントもいただきました。
3. 「変えてはいけないもの」を見極める力
持続可能な社会をつくるために、「変わる力を持つものが持続する。しかし、何を変えて、何を絶対に変えてはいけないのかを見極めることが大事」という教えに、ハッとさせられたという声が寄せられました。老舗がなぜ続くのか、住民自治はどうあるべきか、具体的な事例を交えたお話に、地域の未来を担うヒントをいただきました。
🤝 「つながり」と「対話」が生まれた第二部
参加者から出していただいた質問票は、本質的な質問ばかりで、内山先生が一つひとつ具体的に、かつ深く答えてくださる贅沢な時間となりました。
若者のために、私たちリタイア世代ができることは?の問いに、ほっとけばいい。大人も頑張ってるなという、後ろ姿を見せるくらいでいい。の答えに笑いと納得の声。
少子化についてもそれ自体は問題ではなく、増えることを前提とした社会が壊れていくのをどうするか?行政の協力はやりやすくなるが主体にならない。外部とのつながりを作る。
損得を重視することが、社会を下品にした。スーパーなどでは値札だけ見て買う。人と人の繋がりで買うことは値段以上の価値がある。
民主主義は小さな仕組みで成り立つ。1000人以上の組織は弊害の方が多くなる。フランスの100-200人規模の村の話や、無給の村長。住民が決める仕組み。
等々のやり取りで深まりました。
また、今回はお隣の方と自己紹介を交わしたり、感想シェアする対話の時間も2度設けました。
「この時間があったおかげで、新しい出会いや意見交換ができ、有意義だった」と大好評! 「もっとグループでも話す時間を!」とのコメントもあり、初めて対話を組み込みましたが、こうした何気ない話をする場から「身の回りの小さくて温かい絆」が結ばれるのかもしれません。
🌱 最後に
「哲学と聞くと難しそうだけど、生きるために大切な根本学ですね」「また繰り返し何度も聴きたい」「この災害後の時期に講演の機会良かったです。」という温かいメッセージをたくさんいただき、集客大変でしたが主催者としてとても嬉しかったです。
「少子化や人口減少が問題なのではない、人間らしくどう生きるかだ」内山先生が灯してくださったこの希望の光を、私たちはこれからも地域の中で、小さな輪から大切に育てていきたいと思います。
改めて、素晴らしい時間を共につくってくださった皆様、本当にありがとうございました!最後に会場のほぼ全員の皆さんが片付けを手伝ってくださる様子に助け合いの希望を感じました!また次回の企画でお会いしましょう!
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