16/01/2026
【大学生が能登のみなさんと交流】
能登半島地震災害復興支援事業の一環で、2025年11月から12月にかけて大学生が石川県穴水町を訪問し、支援活動やマジック披露などを通じて地元のみなさんと交流しました。
11月22日、穴水町の放課後等デイサービス・児童ホームあだぷとの子ども達のための外出支援として、高崎健康福祉大学の5人の学生が現地を訪問しました。
地震発生からまもなく2年経ちますが、能登では現在も建物や道路などそこかしこに爪痕が目立ちます。発達障がいの子ども達にとって、外遊びや外出の機会を確保することが難しいという課題があり、施設職員のみなさんと検討を重ねて、津幡町にある屋内施設・もりのひみつきちへ遊びに行く計画を立てました。
当日は朝から見事な秋晴れとなり、穴水駅前であだぷとのみなさんと合流して、貸し切りバス・チームあだぷと号に乗ってもりのひみつきちへ向かいました。補修が済んだ道路はところどころ大きく波打ち、バスはよく揺れました。現地では木製遊具でたっぷり体を動かし、みんなで元気に2時間遊びました。お昼には公園内の学習センターへ移動して、お弁当を一緒に食べました。子ども達と学生達はすっかり打ち解けて、笑顔と歓声が絶えない一日でした。
ほとんどの学生にとっては、初めての発達障がいの子どもとの交流でした。11月4日に実施した事前学習会では、あだぷとの職員からさまざまなレクチャーを受けて、本を読んで勉強してから活動に臨んだ学生もいました。丁寧に準備して活動に臨んだことで、一人ひとりの子どもにしっかり向き合うことと、発達障がいの特性に配慮することを実践できました。
12月21日、22日には、高崎健康福祉大学MAGIC CLUB所属の学生5人が現地を訪れました。
1日目は、午前中に穴水町を中心に支援活動を継続しているNPO法人レスキュードックヤードの拠点「みんなの居場所ボラまち亭」を訪問して、活動の経緯や復興の課題について話を聞きました。午後からは下唐川地区へ案内していただき、集会所にお集まりいただいた幼児から高齢者まで30人ほどの住民の方々にマジックと大道芸を披露しました。
パフォーマンスの後にはみなさんと自由に歓談する時間があり、下唐川での現在の暮らしなどについて生の声を聞かせていただきました。
夕方は、児童養護施設「あすなろ学園」で開かれたクリスマス会でマジックと大道芸を披露しました。子ども達も職員のみなさんも一体となって、大いにお楽しみいただきました。パフォーマンスの後には学生5人がそれぞれサンタクロースなどに扮して、お菓子やタオルのプレゼントを一人ひとりに手渡しました。
2日目は、午前中に「平和こども園」を訪問して、園児のみなさんにマジックと大道芸を披露しました。幼い子ども達に伝わりやすい言葉選びや進行に工夫を凝らし、子ども達は生き生きとした表情でトリックについて自由に意見を言ったりしながら楽しく参加していました。教室で子ども達と一緒に遊ぶひとこまもあり、心温まる時間を過ごすことができました。
午後から訪れた輪島市では、10代のボランティアと一緒に町を歩きながら話を聞きました。発災直後から現在に至るまでの町の様子やテント(インスタントハウス)も見せていただき、さまざまな世代や立場の住民の方々が抱える心情や課題を知ることができました。
今回の活動は学生のみなさんがボランティアとして穴水町を訪問し、外出支援やマジック披露を通じて地域の方々と交流すると同時に、防災意識の向上や社会課題への理解を深める教育的な機会となりました。前日まで入念な準備を重ねて今回の活動に臨み、その一生懸命さが交流したみなさんに伝わって心を開いていただけたように感じました。
能登の暮らしが平穏に戻るにはまだ時間がかかりますが、現地のみなさんに求められる関わりとはどのようなものか、私たちは何をするべきか考える手がかりを得られた今回の活動でした。温かく迎えてくださった現地のみなさん、ご協力いただいた高崎健康福祉大学のご関係者に心より感謝申し上げます。
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