29/09/2026
昨日は、婚礼文化学会 第一回発表会にお越しくださいまして、誠にありがとうございました。
お忙しい中、貴重なお時間をお運びいただき、発表者の研究に耳を傾けてくださいましたこと、心より御礼申し上げます。
今回の発表会は、第一回という新たな一歩を、皆さまとともに踏み出すことができましたことを、大変意義深く感じております。
神田神社・清水宮司より頂戴いたしました一部のお言葉を拝借し、ご紹介させていただきます。
「すばらしい皆さまの研究課題への着目と発表に、心から賛辞を表します。
それにしても、マーケティングでいう『新たな価値の創造』という意味で、ブライダル産業に民俗学的な視点から学問としての価値を見出した、一つの新しい金字塔を立ち上げたものと思います。
柳田国男が、滅びゆくものを憂いて民俗学という新しい学問を興したように、婚礼の仲人制や結納も、葬儀の宮型霊柩車も、時代とともに価値観が変わり、姿を消してきました。
ブライダルも神社も、『変化に順応することができなければ、生き延びることができない』と、改めてご教示いただきました。
婚礼儀礼の意味と価値の分析が、社会が変動する中で大きな意義をもつことを教えられました。」
さらに、清水宮司からは、発表者一人ひとりについても、それぞれの研究に対する真摯な姿勢、丁寧な調査と分析、そしてそこから結論を導いていく過程について、温かいお褒めの言葉を頂戴いたしました。
第一回ということで、実際にどのような発表会になるのか、私自身も手探りでのスタートでした。
そのような中で、発表者の研究に対してこのようなお言葉をいただけましたことは、主催者として大変嬉しく、また大きな励みとなりました。
何より、今回発表した二人は、それぞれ介護や子育て、そして仕事を抱えながら、その合間を縫って研究に向き合い、真摯に準備を重ねてまいりました。
その姿を知っているからこそ、今回いただいたお言葉は、二人にとっても格別に嬉しく、これまで取り組んできたことが報われたように感じられるものだったと思います。
また、参加者の皆さまからいただいたアンケートには、ありがたいことに「二度目も呼んでください」とのお声を、皆さまから頂戴いたしました。
このお言葉を拝見し、発表者一同、第二回に向けてさらに研究に取り組みたいという意欲を強くしております。
婚礼文化は、決して過去に固定されたものではありません。
社会の価値観が変われば、婚礼の形も変わります。
かつて当たり前であった儀礼が姿を消す一方で、新たな意味を持って受け継がれていくものもあります。
だからこそ、婚礼文化を研究することは、過去の形を記録するだけではなく、なぜその儀礼が生まれ、どのような意味を持ち、人々の暮らしの中でどのように変化してきたのかを考えることなのだと思います。
そして、婚礼文化について「答えがない」のは、決して研究が未完成だからだけではありません。
婚礼そのものが、社会とともに、この瞬間も変化し続けているからなのだと思います。
今回の第一回発表会は、その変化を見つめ、問いを立て、考え続けていくための小さな出発点となりました。
このような発表会を開催することができましたのも、貴重なお時間を割き、参加費をお支払いいただいて会場までお越しくださった皆さま、そして日頃から温かく応援してくださっている皆さまのお力があってこそです。
心より感謝申し上げます。
皆さまからいただいたお言葉を励みに、発表者一同、すでに第二回に向けて新たな研究への意欲を高めております。
私たちはこれからも、婚礼を「儀式」としてだけではなく、人々の暮らし、文化、社会の変化の中にあるものとして捉え、その意味と価値を丁寧に考えてまいりたいと思います。
第一回発表会にお越しくださいました皆さま、そしてこれまで応援してくださった皆さまに、改めまして心より御礼申し上げます。
本当にありがとうございました。
そして、ここから始まる婚礼文化の研究を、皆さまとともに一歩ずつ育てていくことができましたら幸いです。
今後とも、婚礼文化学会をどうぞよろしくお願い申し上げます。