一般社団法人 日本ゲシュタルト療法学会

一般社団法人 日本ゲシュタルト療法学会 ゲシュタルト療法とは、「今ここ」の気づきに焦点を当てた心理療法です。ゲシュタルト療法に興味を持人々に情報提供やつながりの機会を提供していきます。

<今ここ>で起きるトラウマからの回復 ーゲシュタルト療法との接点2月26日(木)  |  Zoom精神科医・心理士/師の白川美也子先生をお迎えします。本研究会では、性被害をはじめとするトラウマ体験をもつクライエントへの臨床について、トラウマ...
09/02/2026

<今ここ>で起きるトラウマからの回復 ーゲシュタルト療法との接点
2月26日(木) | Zoom
精神科医・心理士/師の白川美也子先生をお迎えします。

本研究会では、性被害をはじめとするトラウマ体験をもつクライエントへの臨床について、トラウマ体験が〈今・ここ〉でどのように立ち上がり、また扱われていくのかという臨床のプロセスを実際の臨床場面の映像などを用いてお話ししていただきます。

精神科医・心理士/師の白川美也子先生をお迎えします。 本研究会では、性被害をはじめとするトラウマ体験をもつクライエントへの臨床について、トラウマ体験が〈今・ここ〉でどのように立ち上がり、また扱われていく....

https://www.japangestalt.org/2026ws-conf
24/01/2026

https://www.japangestalt.org/2026ws-conf

                               「ゲシュタルト療法とポリヴェーガル理論の共通点と相違点(安全安心・自由の捉え方)」(仮題)

実践報告5ゲシュタルト療法における「頑張る」の質的転換の検討—成人発達の観点からみる“単一の頑張り”から“多様な頑張り”への展開—権田理紗(GNJ)本発表は、私自身がゲシュタルト療法のワークを通して経験した「頑張る」の質的変化を、成人発達理...
24/12/2025

実践報告5
ゲシュタルト療法における「頑張る」の質的転換の検討
—成人発達の観点からみる“単一の頑張り”から“多様な頑張り”への展開—

権田理紗(GNJ)

本発表は、私自身がゲシュタルト療法のワークを通して経験した「頑張る」の質的変化を、成人発達理論の視点を交えて検討するものである。 日本では幼少期から「頑張ること」が善とされ、その結果、多くの人が“努力し続ける・他者の期待に応えるための頑張り”が自己を支える主要な戦略となり単一の頑張り方を内面化して成長することが少なくない。私も長らく「休んではいけない」「立ち止まる自分には価値がない」という信念をもち、“存在を保つための頑張り”に依存していた。 成人発達の観点から見ると、これは 外的評価を基準に自己が構成される段階(Keganの第3段階) に強く根ざした在り方であり、「頑張る」という行為が 生存戦略として一極集中している状態といえる。 しかしゲシュタルトのワークを通じて、“休むことを恐れる私”という抑圧されていた側面に気づき、その声を丁寧に聴くプロセスが始まったことで、私の「頑張る」は次第に 内側の感覚・欲求・身体性を土台とした自己主導性(Self-Authorship) をもつものへと変容していった。 現代社会において「頑張りすぎ」「燃え尽き」が生じやすい背景には、“頑張りのレパートリー不足” という側面もあるのではないかとも考える。 本発表を通して、ゲシュタルト療法が「頑張る」に内在する自己損失のプロセスを可視化し、個人がより自己主導的で統合的な発達段階へ移行していくための有効なアプローチとなり得ることを示す。

日本ゲシュタルト療法学会第第15回学術大会「境界のダイナミクスー 歴史・理論・実践の交わるところ」の詳細・参加申し込みページです。

実践報告4「ゆるゲシュ」における野口体操の実践的導入――野口体操を取り入れたゲシュタルト・ワークショップにおける体験報告――前田裕美(ゆるゲシュ) 本報告は、阪神間で毎月開催されているゲシュタルト療法のオープン・ワークショップ「ゆるゲシュ」...
24/12/2025

実践報告4

「ゆるゲシュ」における野口体操の実践的導入
――野口体操を取り入れたゲシュタルト・ワークショップにおける体験報告――

前田裕美(ゆるゲシュ)

 本報告は、阪神間で毎月開催されているゲシュタルト療法のオープン・ワークショップ「ゆるゲシュ」において、新たに野口体操を導入した実践の経過と参加者の体験を検討するものである。野口体操は、意図的な動作の習得よりも、身体の重さ・骨格構造・接地感といった感覚への気づきを通して自発的な調整プロセスを促す身体メソッドであり、ゲシュタルト療法の中核概念である awareness(気づき)や接触境界における変化の観察と親和性を持つと考えられる。

 本ワークショップでは、野口体操のごく基礎的なワーク(“からだをまかせる・ゆだねる・重力を受け取る”)を導入したうえで、参加者に対して半構造化インタビューを実施し、身体感覚・情動・対人接触における変化を収集した。その結果、第一に、身体の輪郭が明確になった、呼吸や重さの変化に気づきやすくなった等、身体感覚の促進を報告する参加者が多数みられた。これらの体験は、ワーク後のゲシュタルト・プロセスにおいて、情動の言語化や気づきの深まりに寄与したと述べられた。第二に、他者との距離が近く感じられた、触れられるワークに抵抗が強まったなど、接触境界における抵抗の増大を自覚した参加者も存在した。これは、身体的気づきの高まりによって、普段は不明瞭化されていた対人距離や安全感覚が顕在化した結果と解釈できる。

 以上より、野口体操の導入は、ゲシュタルト療法のプロセスにおいて身体経験の気づきを豊かにする一方で、抵抗の現れを可視化する契機ともなり、両者を丁寧に扱う必要性が示唆された。今後は、身体ワークとゲシュタルト的対話をどのように接続するか、その臨床的条件を明確化することが課題である。

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メリークリスマス!第15回学術大会の早割、今日までです。発表のご紹介です。実践報告3複数ファシリ体制による場づくりの可能性~“内側の場”と“外側の場”での対話実践の記録から~小澤典子(ぐだミー、LMT)前田はるみ(ぐだミー、LMT)私たちは...
24/12/2025

メリークリスマス!
第15回学術大会の早割、今日までです。

発表のご紹介です。

実践報告3
複数ファシリ体制による場づくりの可能性~“内側の場”と“外側の場”での対話実践の記録から~

小澤典子(ぐだミー、LMT)
前田はるみ(ぐだミー、LMT)

私たちは2020年、「自分とつながるスクール(現LMTコミュニティ/上谷実礼さん主宰)」で出会いました。そこでの学びや体験を通して、ありのままの自分でいられる場を、自分たち自身でも作りたいと思うようになりました。2022年3月からは、ゲシュタルト療法の考え方を土台に、参加者が安心して自分の気もちや感覚に触れられる対話の場「こころがほぐれるカフェ」を月1回開催しています。

活動開始からの約4年弱は、カフェを運営する時間であると同時に、主宰である私たち自身が自分に向き合い、ファシリテーターとしての在り方を模索し続けてきた時間でもありました。複数ファシリ体制を採用したことで、主宰者同士が自分にも相手にも正直に対話を行う“内側の場”(「ぐだミー」)が生まれました。そして、この内側の場が、私たちのファシリテーターとしてのプレゼンスを育むための実践場として機能してきたと感じています。

本発表では、約4年にわたる実践をふり返り、内側の場での継続的な対話がファシリテーターにどのような変化をもたらしたのか、また、その変化が“外側の場”(「こころがほぐれるカフェ」)の質にどのように影響したのかを考察します。複数ファシリ体制で場を主宰することの意味や可能性について、実践を通して得られた知見を共有したいと考えています。

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実践報告2ゲシュタルト療法における武道的アプローチの意義の検討—「役割」を媒介とした関係性の変化と人間的成長の可能性—小長谷恵(無所属、受講者)岡本太郎(こころの相談室en/ゲシュタルトネットワークジャパン)本発表は、ゲシュタルト療法をベー...
23/12/2025

実践報告2

ゲシュタルト療法における武道的アプローチの意義の検討
—「役割」を媒介とした関係性の変化と人間的成長の可能性—

小長谷恵(無所属、受講者)
岡本太郎(こころの相談室en/ゲシュタルトネットワークジャパン)

本発表は、ゲシュタルト療法をベースとした武道体験を通して、ファシリテーター(以下、Fa)とクライエント(以下、Cl)の関係性に生じた変化を双方の視点から検討する共同発表である。2025年の『ゲシュタルト療法研究』に報告した知見を踏まえつつ、当時十分に考察しきれなかった「役割」の意義と、そこで生じた相互変化のプロセスを掘り下げる。本発表では、2024年開催の第1期および2025年開催のアドバンスを対象に、関係変化を生じさせたと考えられる場面を時系列に取り上げ、FaとClがそれぞれの体験を語る対話的発表を通し、当時の思考や感情を相互に振り返る。従来、真の自己と対比して扱われがちな「役割」が、双方の安全を保障する基盤となることで、真の自己への到達や自己成長の媒介として機能しうることを示す。さらに、武道的な構造化された身体操作が関係性の変化と人間的成長を促す要因としていかに作用するかを検討し、武道のゲシュタルト療法への応用可能性を考察する。

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実践報告1場が成熟するということ ― 学習グループにおける関係性と変容のダイナミクス栗木麻帆(ヒロゲシュト)梶田利恵 (ヒロゲシュト)川島禎代(ヒロゲシュト) 本報告は、ゲシュタルト療法の学習実践の場である「ヒロゲシュト」における、1年半に...
23/12/2025

実践報告1
場が成熟するということ ― 学習グループにおける関係性と変容のダイナミクス

栗木麻帆(ヒロゲシュト)
梶田利恵 (ヒロゲシュト)
川島禎代(ヒロゲシュト)

 本報告は、ゲシュタルト療法の学習実践の場である「ヒロゲシュト」における、1年半にわたるグループの変容を題材とした事例考察である。

  2024年4月の開講当初、メンバーは「理論を正しく理解したい」「整理された理解や外からの刺激を得たい」という意図を持ち、グループは秩序だった安全な場として始まったが、当初は探求よりも受け取ることに重きが置かれていた。しかし、時間の経過とともに緊張や沈黙、関係性の摩擦が生じ、場のエネルギーが偏る時期を経験した。この停滞は、一人の感情表出を契機に再び動き出し、全体の呼吸とリズムが変化した。

 アドバンス期(2025年4月以降)には、メンバーが自律的に場を動かし、ファシリテーターとの共同創造が進展している。現在(2025年10月)、場は安心と停滞のあわいにありながらも、次の変化を予感させる静けさを湛えている。

 本報告では、参加メンバーへの半構造化インタビューを補助的手法として用い、観察された変化を考察する。本研究は、ゲシュタルト的視点からこの変化を「個人の成長」ではなく、場全体の自己調整と関係性の再構成として捉え、集団的変容のプロセスを探究するものである。

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研究発表3落語とゲシュタルト療法白坂和美(ゲシュタルトネットワーク関西)本発表では、日本の伝統的話芸である落語と、現代心理療法であるゲシュタルト療法との構造的類似性および臨床的可能性について検討する。落語は登場人物の声・姿勢・情動を一人の演...
21/12/2025

研究発表3
落語とゲシュタルト療法
白坂和美(ゲシュタルトネットワーク関西)

本発表では、日本の伝統的話芸である落語と、現代心理療法であるゲシュタルト療法との構造的類似性および臨床的可能性について検討する。落語は登場人物の声・姿勢・情動を一人の演者が全身で演じ分け、物語世界を「今-ここ」に立ち上げる技法を特徴とする。パールズも心理劇をゲシュタルト療法のアプローチに取り入れている。一人で演じる「モノセラピー」の気づきについて記述している。

これは、クライエントの内的世界が身体性を伴って外化し、多声性の自己を場に出現させるゲシュタルト療法のプロセスと共通する点が多い。特に「転失気」「つる」「延陽伯」などの噺には、自己像の固定化や認知の偏り、対人関係における投影・図地反転が顕著に表れ、ゲシュタルト的視点からの分析に適している。また「芝浜」のように、気づき・選択・責任のテーマを軸とする噺は、自己調整の回復を象徴的に示す物語と解釈できる。 本発表では、これらの噺のゲシュタルト療法的分析に加え、GNK(ゲシュタルトネットワーク関西)ゲシュタルト療法トレーニングコースに於いて、落語家露の五郎を招聘し、落語的表現(声・身体・対話の多重構造)がクライエントの体験の気づきを促進するプロセスを提示する。さらに、藤山直樹『落語の国の精神分析』を参照しつつ、落語が持つ身体性・間(ま)・ユーモアが、治療的関係の創造性を高める可能性について考察する。落語の技法は、臨床実践における「いま・ここ」の活性化、多声的自己へのアクセス、ユーモアを用いた再統合の促進に資するものであり、心理療法における新たな視座を提供するものである。

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発表のご紹介です。研究発表1発達障害におけるワークの困難さ(デフレクションとの関連)谷岡明(法務省矯正局刑事施設)刑事施設において、発達障害の受刑者のみを集め、グループワークやセラピーが行われたことはほとんどない。特に、成人の場合、入所から...
21/12/2025

発表のご紹介です。

研究発表1
発達障害におけるワークの困難さ(デフレクションとの関連)
谷岡明(法務省矯正局刑事施設)

刑事施設において、発達障害の受刑者のみを集め、グループワークやセラピーが行われたことはほとんどない。特に、成人の場合、入所から出所まで全期間を通じて関わることは極めてまれなものである。プログラムは作成したばかりのものであるため、改善点は多々あるが、その中で発達特性による感情の表れなさや無表情とゲシュタルト療法におけるデフレクションによる感情の表れ無さが混在するような難しさを感じるケースが少なくない。本発表では、心の理論における障害が見られた対象者への取組と、終盤でのゲシュタルトワークにおける発言の大きな変化、そして、にもかかわらず何も変わらないように見える内部領域について考察したい。

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来年1月の学術大会の研究発表・実践報告を一つずつご紹介します。学術大会の早割は12月12日までです。どうぞお早めにお申込みください。研究発表2GTを未完了と完了から読み解く― GT理論の変容と Gendlin のプロセスモデルによる理解 ―...
23/11/2025

来年1月の学術大会の研究発表・実践報告を一つずつご紹介します。

学術大会の早割は12月12日までです。
どうぞお早めにお申込みください。

研究発表2
GTを未完了と完了から読み解く― GT理論の変容と Gendlin のプロセスモデルによる理解 ―

山本 誠司(Gestalt. Art. Focusing net)

 本研究は、ゲシュタルト療法(以下「GT」)における「未完了(incompletion)」および「完了(completion)」概念の理論的変容を検討し、Gendlinのプロセスモデルを手掛かりとして再理解を試みる。日本では、Perlsの著書『ゲシュタルト療法バーベイテイム』(1969/2009)および『ゲシュタルト療法―その理論と実際―』(1973/1990)に依拠するGTの実践が広く普及している。この理解において、未完了は「過去の未解決の問題」であり、「今-ここでの再体験」を通して未完了を完了させることにより、気づきが推進するとみなされる傾向がある。しかし、この理解はGTの本来の理論的基盤を必ずしも十分に反映しているとは言えないと考える。
  一方、Perls, Goodman, & Hefferline(1951)による原典的記述では、未完了とは気づきの拘束状態であると同時に、接触過程において完了へと推進する動的潜勢であり、完了とは単なる終結ではなく、接触を通して生じた新しい体験(novelty)が同化されることによって、自己が変容し、自己と世界との関係の在り方が新たに構成される生成的プロセスとしての記述が見られる。この視点は、Gendlinのプロセスモデルにおける概念構造と相同性を持つと考えられる。
 本発表では、1951年版と1969/1973年版における未完了・完了概念の相違を比較検討し、日本におけるGTの実践において注目されてこなかった生成的推進(generative carrying forward)の理論的意義を明らかにする。さらにGendlin理論との整合性を検討し、未完了を「終わらせるべき問題」ではなく、「次の体験を呼び込む生成的潜勢」として理解する枠組みを示す。以上より、GTの臨床実践における「未完了と完了」の理論的再考を促すことを目的とする。

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来年1月の学術大会では、多くの研究発表・実践報告が予定されています。こちらでも少しずつご紹介していきます。学術大会の早割は12月12日までです。どうぞお早めにお申込みください。研究発表1発達障害におけるワークの困難さ(デフレクションとの関連...
22/11/2025

来年1月の学術大会では、多くの研究発表・実践報告が予定されています。
こちらでも少しずつご紹介していきます。

学術大会の早割は12月12日までです。
どうぞお早めにお申込みください。

研究発表1
発達障害におけるワークの困難さ(デフレクションとの関連)

谷岡明(法務省矯正局刑事施設)

刑事施設において、発達障害の受刑者のみを集め、グループワークやセラピーが行われたことはほとんどない。特に、成人の場合、入所から出所まで全期間を通じて関わることは極めてまれなものである。プログラムは作成したばかりのものであるため、改善点は多々あるが、その中で発達特性による感情の表れなさや無表情とゲシュタルト療法におけるデフレクションによる感情の表れ無さが混在するような難しさを感じるケースが少なくない。本発表では、心の理論における障害が見られた対象者への取組と、終盤でのゲシュタルトワークにおける発言の大きな変化、そして、にもかかわらず何も変わらないように見える内部領域について考察したい。

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Kojimachi 2-10/3
Chiyoda-ku, Tokyo
102-0083

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