25/10/2025
ランドアートWS
雨の隙間を縫って無事に開催することができました。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!
アート制作に熱中し楽しむ一方で、準備も含めどことなく森が綺麗になり整頓されていく過程はまさに新林業!
大人も子供も全員参加で森を保全していく手法としての一つとして、里山利用だけでなくレクリエーションを通じて実行できたことはこれからの保全方針を決める際に役立つ重要な1日となりました。
今回指導してくれた井手さん夫妻より当日のレビューを頂きましたのでご紹介させていただきます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
10月19日、雨天順延されたランドアートワークショップを開催しました。
参加者は子供4人を含む総勢18人。
【ランドアート】とは岩、土、木、鉄などの自然の素材を用いてフィールドに作品を構築する美術ジャンルですが、今回は武山の草花や木の枝を素材としてそのまま使い、環境との関わりを楽しむ、その場限りの土に還る作品を制作しました。
同時に3年間HFCの皆が大きなケガなく無事に作業やワークショップが出来てきた事へのセレブレーションの意味も込めたいと思いました。
事前準備として山の中腹の見晴らし台から見下ろせる場所を決め、直径5メートルの円が描けるよう草刈りなどの整備をしておきました。
当日は9時に集合して、今回のワークショップの意義、作業工程の説明の後、中心杭から紐を張って子供達に円を描いてもらう所からスタートしました。
皆ランドアート初体験なので、最もシンプルな形の円を的のように50センチ間隔描く事にしました。シンプルな形は遠くの見晴らし台から見ても分かりやすいという意図もあります。
中心のサークルには黄色く紅葉したイヌビワの葉を敷き詰め、直径1メートルの黄色い円が完成した時点で一旦皆で見晴らし台まで登り作業の再確認をした後、直径5メートルのサークル完成を目指して採取、制作。
特定の色や形などの目的を持って植物を探して山の中を歩き回る体験は、普段余り山に入る機会のない人達も、武山で整備作業している人達にも、新鮮な視点で山を楽しめていたようでした。
作業時間の経過と共に植物を採取する人、葉っぱを並べていく人と、何となくの役割分担が自然に出来てくる事も興味深かったです。
円の中にただ葉っぱを並べていくだけのシンプルな作品ですが、セイタカアワダチソウの黄色い花をサークルのラインに使う人、イヌビワの枝を並べる人、意図的に葉の裏面を使う人、ヨウシュヤマゴボウの赤い茎とマダラの葉を抽象絵画のように楽しむ人、オガクズをふりかける人など色々なアイデアが次々に出て直径5メートルの円が完成する頃にはバリエーションに富む豊かな作品になりました。
作業時間も2時間程で良い感じで終わりました。
改めて見晴らし台まで登り作品鑑賞の後、写真撮影と田中理事による総評。今回使用した樹種と植物の確認をしていただけたのもありがたかったです。
最後に美味しいお弁当を食べて解散となり、山を満喫した素敵な半日になりました。
ワークショップに参加して、その場限りの景色を一緒にシェアしていただいた皆様に感謝します。
今回の経験を今後のHFCの活動に繋げていきたいと思います。
ありがとうございました。
井手 日出志
金谷 幸未
松本 浩之