12/05/2026
水とともに暮らしてきた村 ― 山の辺の道と萱生環濠集落について...
山の辺の道を歩いていると、盆地を吹き抜ける風と、水の気配を感じます。
田畑の脇を流れる水路。
古墳の周囲を囲む濠。
金魚を養殖する池。
水は、この土地の風景をつくり、人の暮らしを支えてきました。
奈良では、室町時代から戦国期にかけて、集落の周囲に濠を巡らせた「環濠集落」が数多く築かれました。
外敵から村を守るためにつくられたものですが、同時に、水を引き、田畑を潤し、人が暮らし続けるための仕組みでもありました。
cofuniaがある「萱生環濠集落」は、南側に隣接する西山塚古墳の周濠を利用して築かれています。奈良盆地の東麓、標高約100mの高台に位置し、 盆地内では最も高所につくられた環濠集落とも言われています。
上空から眺めると、水路に沿って家々が並び、この一帯がかつて「水とともに暮らす村々」の連なりだったことが見えてきます。
山の辺の道を歩き、風の音や水の流れに耳を澄ませながら、古代から続くこの土地の時間を、ゆっくり過ごしていただけたら嬉しいです。
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