28/05/2026
CanDoはマラウイ共和国パロンベ県の初等学校において、ライフスキル教育を基盤とした教育と健康・安全を保障する活動形成事業を2023年12月に開始。JICA草の根技術協力の受託事業で、県の9教育区のうち4教育区を対象として、事業期間は2026年11月末までの3年間です。
父母リーダーへの研修とその後の活動形成、および教員への研修と教員・父母リーダーが協働する活動形成、そしてチーフへの研修を行ないます。モザンビーク国境に接した南東部のナゾンベ教育区(11校)とクランベ教育区(12校)で始め、次に北部のミテケテ教育区(8校)とコンゴロニ教育区(12校)を対象として活動しています。
□クランベ教育区でチーフ研修
クランベ教育区で、チーフ研修の第2回から第4回を実施し、完了しました。テーマは、②社会における対立の回避と共存、③性に関わる課題の理解、④家庭内暴力の終結と予防です。登録チーフは、12校120名で、全4回の累計出席率は98.1%となりました(2枚目の写真)。
□ミテケテ教育区、コンゴロニ教育区で父母リーダーによる学校活動
ミテケテ教育区、コンゴロニ教育区の3校で、100ドル分の資材を供与した、父母リーダーによる課題解決に向けた行動計画1の学校活動が完了しました。活動の詳細は次の通りです。
◆ミロンガ校(ミテケテ教育区)
―2025年11月11日 覚書締結/2026年3月10日 最初の資材供与/4月9日 活動完了―
父母リーダーが行動計画1で提示した子どもが抱える課題は、①机の破損により病気にかかる可能性があること、②教室の床の破損により、子どもの服が汚れること、③トイレと机の不足。次に提案した課題解決のための活動は、①机の修理、②床補修。一般保護者は、①机の修理、を選びました(3枚目)。当会は、木材36本、ボルト・ナット155個、釘2kg、木材用接着剤1/4L、サンドペーパー2枚を供与。20台の机・椅子(うち14台は全体修理、6台は机か椅子のどちらかを修理)が完了しました。
◆ニェゼレラ校(ミテケテ教育区)
―2026年1月29日 覚書締結/3月16日 最初の資材供与/4月17日 活動完了―
父母リーダーが行動計画1で提示した子どもが抱える課題は、①女子の服が汚れていると学校に行きたがらないこと、②埃による疾病が増加し、咳を引き起こすこと。次に提案した課題解決のための活動は、①屋根補修と女子用トイレ壁の石灰塗布、②机の修理。一般保護者は、②机の修理、を選びました(4枚目)。当会は、木材30本、ボルト・ナット100個、釘1kg(2インチ)、木材用接着剤1L、サンドペーパー2枚を供与。13台の机(うち10台は全体修理、3台は机か椅子のどちらかを修理)が完了しました。
◆フェンベズ校(コンゴロニ教育区)
―2024年8月14日 覚書締結/2024年9月23日 最初の資材供与/2026年4月23日 活動完了―
父母リーダーが行動計画1で提示した子どもが抱える課題は、①生理ナプキン交換室の不足による生理期間中の女子生徒の欠席や中途退学、②机の不足による生徒の欠席や学習意欲の低下。次に提案した課題解決のための活動は、生理ナプキン交換室の補修、②机の修理。一般保護者は、①生理ナプキン交換室の補修、を選びました。当会は、セメント(50kg)3袋、屋根およびドア枠用木材、釘・鉄線、蝶番、木材防腐剤、塗装ブラシ、南京錠を供与しました。そして、木製ドア枠2つ、セメント10kg、釘6本(5インチ)を特別供与。学校の波トタン、ドアを再使用しました。生理ナプキン交換室1室・女子トイレ2室の屋根・ドアを設置し、補修が完了しました(5枚目)。学校からのドア提供が遅れたため完了まで日数がかかりました。
□クランベ教育区とナゾンベ教育区でライフスキル教員と父母リーダーによる学校活動
父母リーダーによる行動計画1による学校活動が終了した学校では、行動計画2に基づくライフスキル教員と父母リーダーによる学校活動を実施します。行動計画2は、教員が子どもの教育や保健・安全に関する具体的な課題を確認し、その改善のために父母リーダーと協働して、資機材購入費100ドルの範囲内でできる2つの活動を提案します。そして、父母リーダー、チーフ、校?、ライフスキル教員、各委員会メンバーが参加する会議で、行動計画2を説明し、うち1つの活動を選んで覚書を締結し実施します。
クランベ教育区の4校に専門家を派遣して作業を実施。ナゾンベ教育区の4校と覚書を締結しました。
クランベ教育区の3校とナゾンベ教育区の1校では、行動計画2に基づく学校活動が完了しました。詳細は次の通りです。
◆リカナ二校(クランベ教育区)
―2026年1月16日 覚書締結/4月20日 最初の資材供与/4月27日 活動完了―
教員と父母リーダーが行動計画2で提示した子どもが抱える課題は、①教室の床の状態が悪く子どもが負傷すること、②教室の床の状態が悪く、子どもの学習環境が劣悪であること、③学校に子どもの小用スペースがないこと。次に提案した課題解決のための活動は、①教室の床補修、②小用スペースの建設。一般保護者は、①教室の床補修を選びました。当会は、セメント(50kg)9袋を供与。5年生の教室の床、ベランダ、斜路補修、および1年生の斜路補修が完了しました。
◆ムロザ校(クランベ教育区)
―2026年1月12日 覚書締結/3月11日 最初の資材供与/4月8日 活動完了―
教員と父母リーダーが行動計画2で提示した子どもが抱える課題は、①清潔な水の不足、②学習のための信頼できる灯りの不足、③学習に適していない環境、④教科書の不足。次に提案した課題解決のための活動は、①教室の床・窓・排水路の補修、②太陽光パネルの設置。一般保護者は、①教室の床・窓・排水路の補修を選びました。当会は、セメント(50kg)9袋を供与。教室の床・窓・排水路の補修が完了しました(6枚目)。
◆ナマタパ校(クランベ教育区)
―2026年1月14日 覚書締結/4月21日 最初の資材供与/4月21日 活動完了―
教員と父母リーダーが行動計画2で提示した子どもが抱える課題は、①壊れた机があること、②教育・学習教材の不足。次に提案した課題解決のための活動は、①机の修理、②教科書・教員ガイドの購入。一般保護者は、 ②教科書・教員ガイドの購入を選びました。当会は、聖書知識(1, 2, 4年生;計30冊) 、表現芸術(1, 2,3, 7年生;計23冊) 、チェワ語(5, 7, 8年生; 計18冊)、英語(5, 6, 7, 8年生;計23冊) の教科書、および聖書知識(1, 2, 3, 4年生;計10冊) 、表現芸術(2, 5年生;計2冊) 、農業(4, 6, 8年生; 計3冊) 、英語(6年生; 1冊) 、社会と環境学習(6年生; 1冊) 、科学と技術(7年生; 1冊) の教員ガイドを供与しました(1枚目)。
◆マンガジ校(ナゾンベ教育区)
―2026年3月12日 覚書締結/3月27日 最初の資材供与/4月13日 活動完了―
教員と父母リーダーが行動計画2提示した子どもが抱える課題は、①生理用ナプキン交換室の状態が悪いこと、②破損した小便器、安全性の低いトイレ、③机と教室の床が十分に整っていないことで、起こる怪我。次に提案した課題解決のための活動は、①7年生の教室の床補修、②机の修理。一般保護者は、①7年生の教室の床補修を選びました。当会は、セメント(50kg)9袋を供与しました。7年生の1教室の床と斜路の補修が完了しました。