13/05/2026
下北沢X物語(5411)-好天の今日再び下北沢猫町へ-
https://rail777.livedoor.blog/archives/52206561.html
(一)「そヾろ神の物につきて心をくるはせ」は「奥の細道」の冒頭の一節だ、ついつい人を旅へ誘ってしまう神に誘惑される、これ詩人一般に通ずるものだ、気持ちの根本に「さてもこうしてばかりはいられなくて」と言う思いがある。詩人は「女物の下駄であろうが、一向におかまいなしで、後もみずに姿を消してしまう」と。漫ろ神に取り憑かれていたようだ。その彼も晩年ではすっかり旅への興味を失い、近隣をほっつきあるいていた、漫歩である。漫歩をする詩人は景観と緑とを好む。萩原朔太郎が寄留した東北沢は場所が不明だ。が、妹アイと住める貸間、部屋が二つあって後、台所と雪隠だ、必須なのは窓から見える景観だ。東北沢は尾根筋で富士も見えた。推定するならば北沢4丁目、北沢公園付近、森厳左岸、崖線沿いではなかろうか。