北海道の大学・高専関係者有志アピールの会

北海道の大学・高専関係者有志アピールの会 安倍政権による集団的自衛権の行使を容認する閣議決定に反対する、北海?

当会は、正式名称を「集団的自衛権の行使を容認する閣議決定に反対するー戦争をさせない、若者を再び戦場に送らないためにー北海道の大学・高専関係者有志アピール運動をすすめる会」といいます。

集団的自衛権行使容認に反対する「北海道の大学・高専関係者有志アピール」を発表し、「戦争をさせない、若者を再び戦場に送らない」との大学・高専関係者の”良識”を示し、道民・国民世論の喚起、世論形成を進めることを目的としています。

署名にご協力お願いします。

28/07/2026

【HUAGお知らせ:「アイヌ民族の遺骨収集」問題で北大総長が謝罪=7/27(月)記者会見】

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本学医学部で行われたアイヌ研究に関する総長声明(2026年7月27日)

 
 北海道大学医学部で行われてきたアイヌ研究に関して、本学はこれまで2冊の報告書を公表しました。本日、これに加えて、3冊目となる『日本学術振興会「アイヌノ医学的民族生物学的調査研究」に参画した北海道帝国大学医学部8講座の研究結果に関する調査報告書』を公表するにあたり、本学医学部において行われてきたアイヌ研究について、改めて深い反省を表明するとともに、アイヌの人びとに対し、心よりお詫びを申し上げたいと思います。

 本学医学部においては、1931年(昭和6年)から1977年(昭和52年)にかけて、人類学的研究を目的として、アイヌの人びとのご遺骨を対象とする研究が行われました。これらの研究に関して、本学は、ご遺骨の収蔵経緯に関する調査を実施し、2013年(平成25年)に調査報告書を公表し、2018年(平成30年)には、追加資料に基づく追録を公表しました。

 この間、本学は、2005年(平成17年)に当時の中村睦男総長が、民族の尊厳を尊重しつつ、アイヌをはじめとする先住民族に関する研究教育を全国的・国際的に進めることが本学の責務であると表明し、民族の尊厳に対する適切な配慮を欠いていたことを真摯に反省していることを表明しました。2019年(令和元年)には、当時の笠原正典総長職務代理が、医学部におけるアイヌ研究、とりわけご遺骨の保管・管理について、アイヌ民族の尊厳に対する配慮を欠いており、極めて遺憾であり、改めて真摯に反省していることを表明しました。また、ご遺骨の返還についても、国のガイドラインに従って、対応して参りました。

 本日公表した調査報告書では、1933年度(昭和8年度)から1937年度(昭和12年度)にかけて、北海道帝国大学医学部において行われた「アイヌノ医学的民族生物学的調査研究」の研究結果を具体的に明らかにしています。そこに見られるのは、特定の民族を身体的・精神的に劣っていると決めつけようとする姿勢が、当時の研究の中に存在していたという事実です。本調査研究の多くは、当時の通説を十分に検証しないまま進められたものであり、アイヌの人びとに対する倫理的配慮や尊重の姿勢に欠けていました。そのなかには、客観性を欠いた解釈に基づく分析、現代の学術倫理の観点からは課題を指摘せざるを得ない実験、あるいは、特定の疾患や知能に関する先入観に基づく調査が見られました。また、身体計測の数値に基づく不適切な表現、あるいは、アイヌの人びとの精神文化である儀式に対する理解を欠いた研究姿勢など、アイヌの人びとの尊厳に対する配慮が十分に払われないまま、調査や記述が行われていました。

 さらに、本調査研究が行われていた同時代において、アイヌの人びとから研究に対する批判が示されていたという事実についても、真摯に受け止める必要があります。アイヌのご遺骨の収集に関しても、故人を敬い、弔うという人としての尊厳に対する配慮に欠けていました。本調査研究は、アイヌの人びとに対する差別や偏見を前提とした仮説の下に行われ、その仮説を立証できない状況にあっても、その前提となる差別や偏見を省察せず、さらに一部では立証できない仮説に拘泥しています。これらは何れも本学が定める行動規範(「北海道大学における科学者の行動規範」および「北海道大学行動規範」)に反するものであり、現代の学術研究としても否定されるべきものです。また、本報告書が新たな差別に利用されることは、決してあってはならないことであり、断じて許されるものではありません。

 以上、医学部におけるアイヌ研究が、アイヌの人びとの尊厳を深く傷つけたことを、大学として重く受け止めています。医学部における研究、およびご遺骨と副葬品の収集を含む一連の行為について、真摯に反省し、心を痛めてこられたすべてのアイヌの人びとに対し、心からお詫び申し上げます。

 北海道大学は、この反省を単なる過去の総括にとどめることなく、先住民族の尊厳と権利を尊重する学術の実現に向けて、その責任を果たし続けます。ご遺骨の返還につきましては、現在も国の定める手続きに基づき取り組んでおりますが、そのあり方を巡っては、アイヌの人びとの中に多様なご意見や厳しいご批判があることを認識しています。返還を望むすべての方々の思いにどのように寄り添うことができるのか知恵を絞り、不断の努力を続けてまいります。

 この痛恨の歴史を深く胸に刻み、研究倫理と教育のあり方について見直しを続け、未来に向けて誠実に歩み続けていくことを、ここにお約束します。

                      2026年7月27日
           国立大学法人北海道大学総長 寳金清博

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▷ https://www.hokudai.ac.jp/pr/johokokai/ainu/20260727.html

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【「戦争NO!」「憲法九条・改悪やめよ!」「戦争する国づくりNO!」〈通算50回〉  3団体が定例共同街頭宣伝・スタンディング・リレースピーチ】北海道アジア・アフリカ・ラテンアメリカ連帯委員会(道AALA)、北海道合唱団、北海道の大学・高専...
15/07/2026

【「戦争NO!」「憲法九条・改悪やめよ!」「戦争する国づくりNO!」
〈通算50回〉  3団体が定例共同街頭宣伝・スタンディング・リレースピーチ】

北海道アジア・アフリカ・ラテンアメリカ連帯委員会(道AALA)、北海道合唱団、北海道の大学・高専関係者有志アピールの会(HUAG)の3団体は、通算50回の定例共同街頭宣伝を7月10日(金)夕、JR札幌駅北口広場でおこないました。毎月「11日」を基本に実施している定例のスタンディング・リレースピーチ行動です。

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・アメリカ・イスラエルはイラン・ガザ、ベネズエラ・キューバから手を引け!誰も殺すな!
・アメリカ言いなりの軍事費拡大、敵基地攻撃能力保有、武器輸出解禁など「戦争する国」づくりをやめよ!
・国民を監視し、反政府活動を弾圧する「スパイ防止法」反対!
・ウクライナ、ガザに平和を! 自由を!
・日本はASEANなど非同盟諸国と連帯し、国際社会に向けて平和のための外交努力を!
・今こそ、核兵器禁止条約に参加を!泊原発の再稼働と北海道への核のゴミ持ち込み反対!
・軍学共同・軍事研究反対、学問の自由、言論・表現の自由を守ろう!
・大学の基盤的教育・研究予算の増額・拡充を!

などと書かれた、北海道アジア・アフリカ・ラテンアメリカ連帯委員会(道AALA)作成のチラシを配布しました。
旅行中の通行人が多く行き交うなか、「NO WAR!」「憲法九条・改憲やめよ!」「戦争する国づくりNO!」「戦争NO!」などと市民に訴えました。スピーチ、北海道合唱団のうたごえ・演奏に足を止めて、聞く市民の姿がありました。
「Smile」「Happy」と記した大・中・小サイズの風車が注目されました。

街頭宣伝行動を知った若者3人、前回、手製のプラカードを持参し、スピーチした江別市民、大学教員など飛び入り含めて30人が参加しました。

道AALA片岡満事務局長の司会ですすめられ、道AALAの伊藤悳夫代表理事、HUAGの大屋定晴共同代表(北海学園大学経済学部教授)がそれぞれ開会あいさつしました。続いて、北海道合唱団の大堀尚己団長がスピーチ、北海道合唱団のみなさんが〈うたごえは平和の力〉と「ウクライナに平和を」「折り鶴」の2曲を演奏、披露しました。

札幌民主文学会の松木新支部長、北海道江別市民のⅯさん、道AALAの吉岡弘子日本共産党札幌市議が次々にマイクを握り、スピーチ。HUAG山形定事務局次長(北海道大学大学院工学研究院教員)が閉会あいさつしました。

主催団体のそれぞれのあいさつ、スピーチの要旨です。

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〇開会あいさつ
《北海道AALA伊藤悳夫代表理事》
アメリカは国連憲章・国際法を踏みにじる武力攻撃、威嚇をくり返すな!
非同盟諸国・グローバルサウスの国々の人々と連帯を!
被災者の救援と一日も早い復興を願い、ベネズエラ国民を励ましていきたい!

こんばんは、北海道アジア・アフリカ・ラテンアメリカ連帯委員会の伊藤です。
私たちは「会」をつくって62年、非同盟諸国・グローバルサウスの国々の人々との連帯を通して世界の平和をつくっていく活動をしてきました。その立場から今日は二つの課題について簡潔に述べたいと思います。

(1)イラン問題
アメリカのイラン攻撃、また始まりました。アメリカ中央軍は8日(日本時間9日朝)、「ホルムズ海峡における航行の自由を脅かすイランの能力をさらに低下させるため」、前日に続いて攻撃を行っていると発表、トランプ大統領はイランを「強力にたたいた」と述べました。7日と8日の2日間で合計170の標的を攻撃したといいます。トランプ氏は、将来的には橋など重要インフラへの攻撃が含まれる可能性があるとし、さらに、イラン沖の主要石油ターミナル、ハルグ島を米軍が掌握することも可能だと述べ、「テヘランにはそれを止める手段は何もない」と脅しました。
これに対しイランのイスラム革命防衛隊は、8日未明にバーレーンおよびクウェートにある米軍施設に対して報復攻撃を実施したと発表しました。ふたたび戦闘が拡大するのではないかと懸念されます。

アメリカは国連憲章・国際法を踏みにじる武力攻撃、威嚇をくり返すな、6/17、双方が署名した覚え書きを誠実に履行することを強く求めたい。戦争はゴメンです。

(2)ベネズエラ地震救援
6月24日ベネズエラ北西部を襲った連続大地震は、壊滅的な被害をもたらし、死者3,800人以上、負傷者約1万7,000人、130万人が支援を必要とする大規模災害となっています。国連や国際NGO・各国政府が救助隊を派遣、日本からもJICAが組織した医療チームが派遣され支援を続けていますが、避難者の生活物資不足、医療体制の逼迫、余震による不安定な状況が続いています。現地からのレポート、映像を見ましたが、本当に胸が痛みます。
ベネズエラでは、近年、深刻な経済危機に加え、米国による制裁、軍事的圧力や攻撃が続き、国民生活は大きな困難に直面してきました。そうした厳しい状況の中で、今回の大規模地震が発生し、人々は新たな試練にさらされています。

今世紀に入ってベネズエラでは、住民自治の基盤である コムーナと呼ばれる共同体を全国に無数につくり、その発展を通じて、地域社会の連帯と共同の力が育まれてきました。今回の災害でも、コムーナを中心とした住民の自発的な支え合いが、復興の重要な原動力となっていると聞いています。困難の中でも、人民自身が主体的に未来を切り拓こうとする姿勢は、私たちに深い感銘を与えるものです。

私たちAALAはこれまで一貫して、主権と自決の権利を擁護し、米国による干渉や圧力に反対する立場から、ベネズエラの人々のたたかいを支持し、学んできました。北海道AALAではこれまで駐日ベネズエラ大使やベネズエラからの代表団をお招きし連帯・交流を深めてきました。今回も、私たちは被災者の救援と一日も早い復興を願い、ベネズエラ国民を励ましていきたいと思います。
いまいろいろな団体がベネズエラ地震支援を訴えています。どうか皆さん、ご協力いただきたいし、国際的な連帯の力が、困難に立ち向かうベネズエラの人々を励ます大きな支えとなるでしょう。
私たちも、全力をあげて頑張ります。

〇開会あいさつ
《HUAG大屋定晴共同代表》
平和憲法を解体し、戦争を認めようとする流れ、他方で、個々人の自由や平等や尊厳を損ねようとする流れ
アメリカ大統領トランプ、高市政権と衆議院の多数派国会議員の「めちゃくちゃ」政治に抗議!

この数か月間、次々と問題のある法律が国会を通りつつあります。それを4点、まず指摘しておきます。

第一に、2026年7月10日の今日、皇室典範改正案が、衆議院本会議で可決されました。象徴天皇制そのものの是非はさておき、女性天皇の可能性をつぶす方向での皇室典範の改正は男女同権に反し、むしろ「男尊女卑」の公認につながりはしないでしょうか。
 
それだけではありません。第二に、6月末には「国旗損壊罪」法案が衆議院を通過しましたが、これに対して昨日7月9日、全国の刑事法学者148人が反対声明を発表しました。そこでは「『不快』を処罰の根拠とするのは危険で、刑事法の観点からも重大な疑義がある」と指摘されています。

第三に、共同通信の社説は、参議院憲法審査会で7月15日に採決が予定される国民投票法改正について、「広告に関する定めが不十分である」と指摘しています。「とりわけ、影響力が大きいネットについては、資金力の多寡や偽情報によって民意を誘導したり歪めたりする事態に対して、野放しになっている」と改正内容に疑問が呈されています。

そして第四に、これまた本日、参議院本会議で、改正個人情報保護法が賛成多数で可決され、成立しました。AI(人工知能)モデル開発などのためであれば、病歴や犯罪歴や信条といった個人情報が、なんと本人の同意もなく、匿名化されることもなく、海外企業などに提供されることができるというものです。しかも、データ流出や悪用への対策が不十分と言われているのに、被害者に代わって消費者団体が訴訟を起こせる団体訴訟制度さえもありません。

ところで『朝日新聞』の報道によれば、2026年1月から2月にかけて、自衛隊と米軍の共同指揮所演習にさいして、アメリカのテック企業パランティアのAIシステムが使用されたとのこと。
日本政府と2・8億円の契約を結んだパランティアは、石川県などで、防災・行政分野で被災者支援システムに活用されています。しかしパランティアは、AI開発企業と言われていますが、その本質は「軍需企業」です。その人工知能は、軍や情報機関を支援して、監視対象や攻撃標的を分析する。こうした企業に、私たちの機微な個人情報が提供されるようになる――これが今回、成立した個人情報保護法です。個人情報保護どころか、軍事開発のために、私たちの同意もなく、個人情報を漏洩させる――そのような法改正ではないのでしょうか。
ちなみにパランティアの共同創業者ピーター・ティールは、「自由と民主主義はもはや両立しない」と主張したことで知られています。さらに2026年4月にパランティアは、同社CEOアレックス・カープの著書を要約するかたちで、Xの公式企業アカウントを使って、22箇条の自社マニフェストを投稿しました。その15箇条目には何が書かれているのか。「戦後のドイツと日本に対する『無力化』は撤回されなければならない。……日本における……極めて大げさな『平和主義』への固執も、もし維持されれば、アジアの勢力均衡を崩す恐れがある」――つまり日本の平和憲法破棄を求める、事実上の内政干渉声明をパランティアは公表したのです。
そして同社創業者ティールは高市早苗首相と、この3月に意見交換を行いました。その直後の4月に、改正個人情報保護法案が閣議決定される――いま日本の平和主義は、日本の政治動向とともに、アメリカのテック企業からも脅かされているのではないでしょうか。

国内に戻って振り返れば、この4つの法改正をめぐる一連の動きから、二つの流れが見えてきます。一方で、平和憲法を解体し、戦争を認めようとする流れ。他方で、個々人の自由や平等や尊厳を損ねようとする流れ。――この二つの流れを、高市政権と与党自民党・維新の会が主導し、そこに国民民主・参政、さらには中道が曖昧な態度で立ち向かったり、追随したりしています。

私たち「北海道の大学・高専関係者有志アピールの会」が目ざしているのは、憲法9条を守り、いかなる武力も行使せず一人も殺させない社会であり、不快だからという感情で国旗を守るのではなく、個々人の自由と尊厳を守る社会であり、男女であろうが、LGBTQであろうが、多様な個々人の平等と尊厳を守る社会です。だからこそ、私たちは、いまの政治状況に抗い、今日も声をあげています。
自国を優位にするためにワールドカップに介入し、それでもアメリカ・チームが負けると、その翌日にイランを攻撃するアメリカ大統領トランプも「めちゃくちゃ」ですが、高市政権と衆議院の多数派国会議員のこれまでの動向もまた「めちゃくちゃ」です。

今日、東京の国会前では「めちゃくちゃな政治に抗議します 国会前アクション」が19:30から、そして、その1時間前の18:30からは札幌駅南口で「平和憲法はうちらが守る札幌アクション」が開催されます。そこに集う人々に連帯の意思を表明します。そして、ぜひとも、これらの行動に参加することを、ここにいる皆様にも呼びかけまして、私の開会のあいさつといたします。

〇あいさつ
《北海道合唱団大堀尚己団長》
〈うたごえは平和の力〉
《日本国憲法前文》 「われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する」
トランプさんも高市さんも、リーダー失格!

北海道合唱団です。
私たちは音楽を通じて、平和運動に参加している文化団体です。

みなさん、今月からこの札幌駅北口でのスタンディング&リレースピーチがデモカレンダーに掲載されました。このデモカレンダー、すごいんです。今日7月10日、1日だけでも、全国で150以上の集会やデモが開催されています。
北海道内でも今、この同じ時間に、北見、江別で、戦争をする国づくりを進める今の政治に抗議する集会が開催されています。そしてこの後、釧路、旭川、函館で、18:30からは札幌駅南口で「平和憲法はうちらが守る札幌アクション」が開催されます。
今、全国に広がっている「憲法守れ」のペンライト集会は、政治的な団体や組織に属していないふつうの市民、主婦、若者などがデモカレンダーを見て自主的に参加をしている、というのが大きな特徴です。こんなにたくさんの人たちが、「戦争反対」「憲法を守れ」と声を上げ、行動していることに、とても励まされます。

しかし、現在の政府はそうした多くの国民の声に耳を傾けず、防衛力の強化に邁進しています。そうした路線に賛成の人たちは言います。「そんなことを言ったって、敵が先に攻めてきたらどうするのだ」と。
でも、敵が攻めてきてからでは遅いのです。たった1発の核兵器でも、いや通常のミサイルでも、たくさんある原発のひとつに打ち込まれたらアウトです。
だから敵が攻めてこないようにすることが重要です。そのためにどうしますか?
「攻めてきたら反撃するぞ」と言って核兵器で武装しますか?
でもそれでは、いつまでたっても睨み合いの対立を続ける、ということです。平和外交ではありません。
そうではなく、日本が世界中の国から尊敬されるような国、「あの国を攻めたりしたら世界中から非難と制裁を受けるからとてもあの国を攻めたりなどできない」と思わせる、そんな国であったらどうでしょう。
日本国憲法はその前文で、そういう国になろう、と言っているのです。

われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。
われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。
日本国憲法が平和のうちに生存する権利を保障しようとしているのは、日本国民だけではありません。全世界の国民なのです。
軍事力を強化し、敵基地攻撃能力を高めることで、この理想が達成できるでしょうか?

「信頼」は最大最強の「防衛戦略」です。
国のリーダーに求められる最も大事な資質は、たとえ仮想敵国からでも信頼を勝ち取る能力です。それができないトランプさんも高市さんも、リーダー失格だと私は考えます。
憲法を守り、憲法が掲げた崇高な目標の達成をめざそうとする、デモカレンダーの向こうにいる人たち、ふつうの市民、主婦、若者が、私にはみんな「英雄」に思えます。

10月12日に北海道合唱団の定期演奏会「みんながみんな英雄」を開催します。コンサートの重要なテーマのひとつが「日本国憲法」です。ぜひご来場くださいますようお願いします。

今日も2曲歌います。
「ウクライナに平和を」「折り鶴」
歌詞をお配りしていますので、一緒に歌ってください。

〇スピーチ
《札幌民主文学会 松木新支部長》
日本ペンクラブ、国旗損壊罪の創設法案に反対する声明
個人の内心の自由、言論・表現の自由を守るために、
民主文学会は国旗損壊罪の創設に断固反対!

民主文学会が5月、「九条改憲阻止、文学四団体キックオフ集会」を開き、九条署名を広げていくことを確認しました。
民主文学会は6月に幹事会を開き、「九条改憲、『戦争する国づくり』に反対する」声明を発表しました。

高市政権は、今後一年かけて改憲発議の道筋をつける考えを表明、憲法九条の改悪や緊急事態条項創設などの憲法改悪のかつてない危険が生まれています。国民の生活を守ることに背を向け、「戦争する国づくり」を続ける高市政権を、これ以上認めるわけにはいきません。
いま参議院で国旗損壊罪の創設が審議されています。先月、日本ペンクラブが、国旗損壊罪の創設法案に反対する声明を発表しました。
記者会見した桐野夏生会長は、「国を縛るために存在する憲法を、国民を縛るものに変えようとしている」、と批判しました。
高市首相は、外国の国旗を損壊したら罰則規定があるのに、日の丸を損壊したばあいに罰則規定がないのはおかしい、といっていますが、外国の国旗を傷つけたら、外交問題に発展しかねませんが、日の丸の場合は外交問題とは無縁です。

いずれにしても、個人の内心の自由、言論・表現の自由を守るために、民主文学会は国旗損壊罪の創設に断固反対します。

〇スピーチ
《北海道江別市民Mさん》
防衛省、自衛隊は戦場で、隊員の戦死を想定し、葬儀業界と契約
侵略戦争準備を急拡大させる高市政権
現代版の日本軍国主義社会体制ねらう

私は北海道江別市に住んでおります。
前回につづき、街頭宣伝に参加し、スピーチいたします。
防衛省、自衛隊は戦場で、隊員の戦死を想定し、葬儀業界と契約しました。みなさん、ご存知でしょうか。
自衛隊を憲法に明記すると、文民統制が及ばず軍事暴走が始まります。
自衛隊の階級や仕組み等、旧日本軍を新型化した型の本格的新日本軍の復活と、任務遂行関係法令と、阻害要因除去の為の、弾圧法令等の整備が、同時並行で進行し、現代版日本軍国主義社会体制が整うことになります。

現在の、日米安保軍事同盟を、台湾を口実に、中国に内政干渉しながら、又、中国の南シナ海拡張問題を、格好の軍事同盟強化の餌とし、米国より突出的に、高市政権は、中国への侵略戦争準備を急拡大しています。
更には、中国を牽制し、中東地域からの原油ルート確保と、インド洋側からの中国への軍事圧力強化を狙い、NATO・オーストラリア・インド・ニュージーランドなどと共に、対中国への大包囲網を米国主導で構築中です。
高市政権の「戦争準備」の動きに反対しましょう。

〇スピーチ
《道AALA 吉岡弘子日本共産党札幌市議》
札幌市議会、全ての会派・議員によって、中東地域の平和的解決にむけてあらゆる外交努力を尽くすことを強く求める決議を採択
「戦争はダメ」「平和外交に全力を尽くせ」の声を!
戦争も核兵器もない世界、安心して生きることのできる世界を!

市民のみなさん、ご旅行中のみなさんこんにちは。
ただいまご紹介いただきました、市議会議員の吉岡ひろ子です。
きょうは、AALAの皆さんがこの場で宣伝していると聞き、初めて参加させていただきました。

世界は今、アメリカとイスラエルによるイラン戦争など、子どもや女性、高齢者など市民の命が奪われ、脅かされています。私たちは、戦争も核兵器もない世界、安心して生きることのできる世界をめざしています。

昨年、日本の政治史上初めて女性の首相が誕生しました。何となく、期待をしていた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
でも、高市政権になって、国旗損壊罪など国民の思想信条の自由がしばられるような、国民にものを言わせない、戦争に繋がる流れが進められています。軍事費はうなぎのぼり、社会保障は削られる。殺傷能力のある武器輸出の歯止めがなくなり自由に輸出ができるようになる。日本で作った武器をアメリカがたくさん買って、それが戦争で使われる。

みなさん、戦争を二度としません、と誓った憲法9条がある日本だったら、戦争のための準備ではなく、平和外交を本格的に全力で進めるべきではないでしょうか。
34年前に平和都市宣言をしている札幌市は、6月5日に終わった第二回定例市議会で、政府と衆参両議長に対して、自民党から共産党まで全ての会派・議員によって、中東地域の平和的解決にむけてあらゆる外交努力を尽くすことを強く求める決議をあげました。
この札幌から「戦争はダメ」「平和外交に全力を尽くせ」の声を上げて行きましょう。

〇閉会あいさつ
《HUAG山形定事務局次長》
政治的な圧力によって教育や学問の自由が損なわれれば、本来の役割が歪められる!
自由に発言できる今こそ行動し続けることが大切!
専門家が良心に基づいて行動できる社会を守ることが重要

本日は、3団体合同アピールとして50回目という節目を迎えました。本来、このようなアピールが不要となる社会であってほしいと願っていますが、現状では来月も51回目を続けることになるでしょう。私たちは、問題が解決するまで声を上げ続けます。

サッカーワールドカップでは各国の国旗が応援の象徴となっています。しかし、日本の国旗・日の丸は戦前から現在まで変わることなく使われており、その歴史的な意味を改めて考える必要があります。また、政治がスポーツに介入すれば競技の公正さが損なわれ、市民の信頼を失うことにもつながります。同じことは教育や研究の現場にも言えます。政治的な圧力によって教育や学問の自由が損なわれれば、本来の役割が歪められてしまいます。

先日鑑賞した映画「医の倫理と戦争」は、731部隊の人体実験など、戦時下で医療関係者が国策に協力した歴史を通して、専門家が権力に従うことの危険性を問いかけていました。世界医師会倫理マニュアルが示すように、倫理は法よりも高い基準を求めるものです。専門家が良心に基づいて行動できる社会を守ることが重要です。

戦争が始まれば、反対の声を上げる自由は容易に失われます。だからこそ、自由に発言できる今こそ行動し続けることが大切です。
私たちは毎月11日前後に宣伝行動を行っています。ぜひ一度参加し、ともに平和の声を広げていただければ幸いです。本日はありがとうございました。
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北海道アジア・アフリカ・ラテンアメリカ連帯委員会(道AALA)、北海道合唱団、北海道の学・高専関係者有志アピールの会(HUAG)の3団体は通算49回の定例共同街頭宣伝を6月11日(木)夕、JR札幌駅北口広場でおこないました。毎月11日を基本...
16/06/2026

北海道アジア・アフリカ・ラテンアメリカ連帯委員会(道AALA)、北海道合唱団、北海道の学・高専関係者有志アピールの会(HUAG)の3団体は通算49回の定例共同街頭宣伝を6月11日(木)夕、JR札幌駅北口広場でおこないました。毎月11日を基本に実施している定例のスタンディング・リレースピーチ行動です。=HUAG事務局=
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「戦争NO!」「憲法九条・改悪やめよ!」「戦争する国づくりNO!」
3団体が定例共同街頭宣伝・スタンディング・リレースピーチ〈通算49回〉

「アメリカ・イスラエルはイラン・ガザ、ベネズエラ・キューバから手を引け!誰も殺すな!」「アメリカ言いなりの軍事費拡大、敵基地攻撃能力保有、武器輸出解禁などの『戦争する国』づくりをやめよ!」「ウクライナ、ガザに平和を! 自由を!」「日本はASEANなど非同盟諸国と連帯し、国際社会に向けて平和のための外交努力を!」「軍学共同反対! 大学の基盤的教育・研究予算の増額・拡充を!」などと書かれた、北海道アジア・アフリカ・ラテンアメリカ連帯委員会(道AALA)作成のチラシを配布。「戦争NO!」「NO WAR!」「憲法九条・改憲やめよ!」「戦争する国づくりNO!」と市民に訴えました。
手製のプラカードを持参し、スピーチした市民を含めて、30人近くが参加。「Smile」「Happy」と記した大・中・小サイズの風車が注目されました。

道AALA片岡満事務局長の司会ですすめられ、道AALAの伊藤悳夫理事長、HUAGの荒木肇共同代表(北海道大学名誉教授)がそれぞれ開会あいさつ。北海道合唱団の大堀尚己団長がスピーチし、
続いて、北海道合唱団のみなさんが〈うたごえは平和の力〉と「ウクライナに平和を」「月桃」の2曲を披露しました。

北海道平和婦人会の伝法谷恵子会長、北海道江別市民のⅯさん、道AALAの長屋いずみ副理事長(日本共産党札幌市議)がマイクを握り、スピーチ。山口博教共同代表(北星学園大学名誉教授)が閉会あいさつしました。

主催団体のそれぞれのあいさつ、スピーチの要旨です。

〇開会あいさつ
《北海道AALA伊藤悳夫理事長》

日本の基地から出撃した米軍部隊がイラン攻撃作戦に!
アメリカの起こす戦争で、日本が戦争に巻き込まれる危険
イラン攻撃を直ちに中止を! 政府は、国際法違反のイラン戦争を支持するな!

皆さん、こんにちは。
北海道アジア・アフリカ・ラテンアメリカ連帯委員会の伊藤です。
アメリカとイスラエルがイランを攻撃して、3ヶ月半が経ちました。収束のメドは経っておらず、トランプ大統領の身勝手な言動が際立つ異常な事態になっています。私たちは、国連憲章とバンドン精神に基づき、平和で公正な世界をめざして、アジア・アフリカ・ラテンアメリカ諸国人民との連帯運動に取り組んでいるNGO団体です。その立場から「イラン攻撃を止めよ」とあらためて叫びたい。さらにトランプ大統領が公言している「イランの次はキューバ」、いま起こっているキューバへの石油の封鎖、そして起こるかも知れないキューバ攻撃を許さないことを強調したいと思います。

皆さん、日本の基地から出撃した米軍部隊がイラン攻撃作戦に加わっていることをご存知でしょうか。
神奈川県の横須賀基地、アメリカが2月28日に開始したイランへの攻撃には、横須賀基地からも複数のミサイル駆逐艦が派遣されたことが判明しています。またアメリカ国防総省は3月3日、横須賀基地を母港とするミサイル駆逐艦「ミリアス」が中東地域で巡航ミサイル「トマホーク」を発射する写真を公表し、また、4月26日にも、横須賀基地を母港とするミサイル駆逐艦「ラファエル・ペラルタ」がイランに対する海上封鎖を実施する写真を公表しました。
4月19日、アラビア海をイランに向かって航行中のイラン船籍の大型貨物船が米軍に拿捕(だほ)されました。これには長崎県の佐世保基地から出た強襲揚陸艦「トリポリ」から発進したヘリが関わっています。他にも、米空軍嘉手納基地や三沢基地、米海兵隊岩国基地からも航空機や要員が中東に派遣されています。
アメリカは今回のイラン攻撃を、国連憲章で認められた自衛権の行使だと主張しています。しかし、イランがアメリカやイスラエルなどを侵略した事実はなく、侵略が差し迫っていた事実もありません。またイランが核兵器を保有した場合の脅威を強調するが、将来の脅威を予防するための先制攻撃を国連憲章は認めていません。ですから、今回のイラン攻撃は国際法違反であることは明白です。(「サンデー毎日」6月7日号参照)

高市政権は日本の基地使用を全く問題にしていませんが、本来ならば、アメリカが国際法違反の攻撃のために在日米軍基地を使用するのを拒否しなければならないはずです。実際ヨーロッパのスペインやイタリアは米軍がイラン攻撃のために国内の基地を使用したり、自国の上空を飛行することを拒否しています。
もし日本の基地が戦争で特定の国の攻撃に加わっているとすれば、攻撃された国から反撃されることは十分あり得ます。実際、アメリカのイラン攻撃に対し、イランはUAEやカタールの米軍基地を攻撃しました。日本の基地が攻撃されることもあり得ます。イラン戦争に限らず、台湾有事でも、アメリカの起こす戦争で、日本が戦争に巻き込まれる危険があります。
「日米同盟」はこんな大変な危険をはらんでいます。私たちは、イラン攻撃を直ちに止めさせると同時に、日本政府に「国際法違反のイラン戦争を支持するな」「基地を使わせるな」と強く求めたいと思います。

高市首相が自民党の党大会で日本の平和憲法を変える、「一年でメドをつける」と発言しました。そしてアメリカの意図を受けて大軍拡に走り、国土強靱化といって全国にトマホークなど長距離ミサイルを配備する、ドローンやAIなどを使った「新しいたたかい方」を拡大する、年内には「安保3文書」も改訂するといい、あげくの果ては、陸上自衛隊が米軍の戦争に参戦し多数の死者が出ることを想定し、葬祭業者と協定を結んでいることも明らかになりました。明らかに「戦争する」ことを意識した動きではないでしょうか。

みなさん。かつて侵略戦争で2000万人のアジアの人たち命を奪った日本が、戦後80年間、世界でどんなに戦争が起っても、一度も戦闘に参加してこなかったのは、憲法9条があったからではないでしょうか。私たちは、多くの市民の皆さんと共に、「戦争するな」「憲法守れ」のたたかいをいっそう強めていきます。皆さん、ともに力をあわせましょう。

〇開会あいさつ
《HUAG荒木肇共同代表》

無法なアメリカのイラン攻撃を批判しない日本政府
軍事増強政策にすり寄る学術、大学
広がる「憲法守れ」の大運動

私たち3団体は、世界と日本の平和、民主主義、学術、生活や文化について議論を呼びかけています。
2025年自民党総裁選、2026年衆院選で、高市陣営は他候補を中傷する動画投稿に関与したと報道され、高市氏の秘書と動画作成のメール通信、オンラインでの音声データが開示されています。これが事実であれば、大量の動画配信により偽りの世論形成をおこない、選挙結果に影響した大問題です。高市首相には説明責任があり、国会での集中審議が必要です。

冤罪再審制度の見直しについて、国会では法改正が審議されています。冤罪は人生の大半を失う最大の人権侵害です。この間の冤罪事件の反省から、一つめは証拠の全面開示、二つめは検察の抗告全面禁止が必要です。

国旗損壊罪について、これは内心の自由、表現の自由に抵触します。先のアジア・太平洋戦争で、天皇のために戦死した親族もおられるでしょう。国旗への思いは人それぞれです。

アメリカの無法なイラン攻撃から始まった戦争で、世界の経済に影響しています。政府はなぜ、無法なアメリカを非難しないのでしょうか。
予備自衛官兼業法が成立しました。一時期自衛隊に入隊した人が退職し、公務員等になった場合、予備自衛官になります。公務員にある職務専念義務、自衛隊の召集命令には、職務専念義務が解除されるというものです。

日本各地に攻撃用のミサイル等兵器、弾薬庫が配置され、軍事増強の様相が強くなっています。これに学術がすり寄っています。防衛装備庁の安全保障技術研究推進制度へ大学応募が多くなっています。研究成果は「デュアルユース」といいます。研究費の出どころが問題です。防衛装備庁の研究費の使用場所は自衛隊であり、自衛隊の第一任務は防衛=軍事整備です。大学や研究機関はこの点を今一度見つめる必要はありませんか。

「憲法は変えないほうがよい」63%、一方、「憲法への自衛隊明記に賛成」60%。自民党や改憲勢力は「今ある自衛隊を書くだけ、何もかわらない」。果たしてそうでしょうか。自衛隊を憲法に明記すると、自衛隊は憲法上の位置づけになり、「自衛」のために自衛隊が行動できる根拠になります。
イランやウクライナも含め、過去の戦争はすべて「自衛・防衛」のために開始されたものです。2015年制定安保法制から、集団的自衛権が容認されました。自衛隊が憲法に明記されることは、アメリカと一緒に「自衛」行動、武力行為をおこなうことになります。

社会保障国民会議案は「食料品の税率をゼロにするには1年かかるので、当面1%」と報道されています。これでは、「2人以上の世帯で6万円/年の減税で、2年後には増税」。「消費税ゼロ」公約はどうなったのでしょうか。石油製品値上がりで生活はたいへんです。「ナフサは足りている、流通が問題」と言いますが、菓子包装パック白黒、石油製品が不足しており、医療にも影響しています。「足りている」は米不足の時と同じように感じます。

これらの問題ある政策が、自民・維新政権に国民・参政・みらい・中道の野党が協力しながら制定されています。同時に、「憲法守れ」の大運動も展開され、若者のペンライト集会が全国で開催されています。本日もこれらの諸課題を考える宣伝行動になります。よろしくご清聴ください。
メリカは国際法違反の侵略をやめよ!」と記したメッセージボード、風車を掲げてアピールする参加者)

〇あいさつ
《北海道合唱団大堀尚己団長》

〈うたごえは平和の力〉
平和願う世界中の人々と手を繋ぎ
核兵器を使わせず、戦争のない平和な世界の実現を!

北海道合唱団です。
私たちは音楽を通じて、平和運動に参加している文化団体です。
私は、昨日ノルウェーのオスロから帰国しました。オスロでは「ヒロシマのイチョウの木」という曲を演奏してきました。

2017年ICAN がノーベル平和賞を受賞した時に、ヒロシマで被爆して生き延びたイチョウの種がオスロに贈られました。その種からたった1本が芽を出し、オスロ大学の植物園で大切に育てられています。2024年に日本被団協がノーベル平和賞を受賞した際には、授賞式に参加されたみなさんがそのイチョウに会われました。
そして今回、約2mに育ったイチョウを囲んで、オスロ大学植物園で「オスロ-広島:ある木の ためのガーデンコンサート」と題した野外音楽会が開かれ、広島合唱団をはじめとする日本のう たごえのメンバーで演奏を披露しました。
その前日には、ノーベル平和賞の授賞式が行われるオスロ市庁舎の隣にあるノーベル平和センタ ーを訪問しました。センターでは毎月平和を願って鳩を飛ばす行事が開催されていて、私たちが 訪問した日がたまたまその日だったため、主催者から演奏のリクエストがあり、ノーベル平和セ ンターでも合唱を披露することができました。
世界では様々な形で、広島、長崎の原爆を記憶し、核兵器廃絶の願いを込めた運動が行われてい ます。

一方で、スウェーデンのストックホルム平和研究所が今月8日に発表した年次報告書によると、 世界では9ヵ国に推定1万2187発の核弾頭が配備されているとされています。ロシアはウクライナを核兵器で威嚇、イスラエルもイランに対して核の威嚇を行っています。アメリカはイランに対して核開発の中止を迫っていますが、そのアメリカは 5 千発以上の核弾頭を保有しています。
被爆者の、そして世界の、核兵器廃絶への願いはますます遠のくかに思えます。

しかし、人類は、長崎への原爆投下以降、80年以上もの間核兵器を戦争に使わせないことに成功してきました。
核兵器禁止条約の参加国(批准、署名、加入を含む)は99ヵ国・地域になりました。
ロシアもイスラエルも、核兵器の使用をちらつかせていますが、実際に使用することはできませ ん。そんなことをすれば世界中から轟々たる非難と制裁を受けることが明らかだからです。そし て国内からも批判を浴びて政権を揺るがすことになりかねません。
アメリカも含め、核保有国の国民もまた、核兵器の使用が人道に対する犯罪であることを知って いて、核兵器を使用しないように自国の政府の手を縛っているのです。
私たちはこれからも、平和を願う世界中の人々と手を繋ぎ、核兵器を使わせず、戦争のない平和 な世界の実現を目指していきたいと思います。

宣伝です。6月21日(日)午後2時から北海道合唱団のうたごえ喫茶を札幌市厚別区民センターで開催します。ぜひお誘い合わせの上、ご来場ください。
  
さて、6月23日は沖縄の終戦の日です。
辺野古の基地建設や先島諸島への自衛隊配備に揺れている沖縄ですが、81年前の戦争の悲劇を忘れず、平和な世界を実現することを願って、今日は「月桃」を歌います。

1曲目 ウクライナに平和を/2曲目 月桃 ご存じの方は一緒に歌ってください。

〇スピーチ
《北海道平和婦人会 伝法谷恵子会長》

アメリカとイスラエルのイラン攻撃はもうよして!
「戦争する国づくり」へまっしぐら
札幌市は自衛隊への名簿提出きっぱり中止を!

ご通行中のみなさん
こんにちは。
私は、北海道平和婦人会の伝法谷です。
北海道平和婦人会は政界の平和、子どものしあわせ、女性の権利を守ることを目的に1954年に創立し、今年で72年を迎えます。

物価高と品不足を痛感しています。おコメは安くなったとはいえ、数年前の約2倍、日本人の主食であるおコメが何でこんなに高いのでしょう。5キロ4,000円もして、食べ盛りの子どもさんのいる家庭では、もっと安く、安心して帰る値段にしてほしいというのが、主婦の願いではないでしょうか。野菜からお肉、魚、と少ししか買わなくても3,000円、5,000円とお金が飛んでいきます。物価対策、高市さん何とかお願いします。

そして、アメリカとイスラエルが始めたイラン戦争で、石油関連製品の原料であるナフサが不足し、生活に欠かせない製品の価格が高騰し、品切れ状態になっています。ゴミ袋がそうです。医療・建築・農業など幅広い分野を“ナフサショック”がおそい、仕事・くらしに甚大な影響をもたらしています。輸入量は前年同月比でほぼ半減。ナフサ不足が一気に顕在化しました。

高市首相は、「原油は足りている」とか「ナフサ不足は目詰まり」と説明していますが、信用調査会社・帝国データバンクによると、4月の物価高倒産は前年5月から5割も増加しており、要因は原材料の高騰です。ナフサショックに無策の高市政権。メディアも「自助努力だけでは持ちこたえられない。資金繰りや価格転嫁に苦しむ企業への支援を検討すべきだろう」と指摘します。このまま、政府として具体的支援を実施しないと日本経済は崩壊してしまうのではないでしょうか。自助努力だけでは、もうもちません。
アメリカとイスラエルのイラン攻撃はもうよしてください。世界中の人々が苦しんでいます。

憲法9条をもつ日本が「戦争する国づくり」へまっしぐらの勢いです。4月には、殺傷武器の輸出を全面的に解禁する「防衛整備移転3原則」と運用指針の改定を、国民の反対を無視して、閣議決定だけで強行しました。「5類型」限定を撤廃し殺傷武器を全面解禁したことに強く抗議します。
国家・地方公務員の職専念義務の免除と兼業の許可に特例を設け、予備自衛官等への任用を拡大する「予備自衛官等兼業特例法」が6月10日の参院本会議で、自民党などの賛成多数で可決成立しました。公務に軍事優先を持ち込む法案です。悪法が次々と強行されています。許せません。

札幌市は、18歳と22歳の市民の個人情報である名簿を、毎年、自衛隊に提供しています。若者を戦地に送ることにつながりかねません。自衛隊への名簿提出はきっぱり中止してください。

改憲策動、戦争する国づくりに危機感を持ち、全国各地で、ペンライト集会やスタンディングが広がっています。先日5月29日には札幌駅南口に1,000人が集まりました。若者、若い女性がたくさん集まり、「憲法9条は守れ」「戦争反対」の声をあげています。戦争反対、憲法9条を守れの声を大きくしていきましょう。

〇スピーチ
《北海道江別市民Mさん》

日本企業、軍需産業、軍事攻撃の領土破壊、虐殺に深く関与!
文書回答求め、支店への要請を無視
イスラエル、アメリカによる日本の軍事侵略加担企業へ抗議行動を

私は北海道江別市に住んでおります。
江別市民として、私なりに学習し、行動する中で分かったことをお伝えします。

江別市西野幌に、日本企業のファナック(株)北海道支店があります。山梨県に本社がある、世界的な工作機械、産業用ロボットなどの研究開発と製造をおこなっている会社です。イスラエル陸軍の戦車や大砲の榴弾攻撃での領土破壊と侵略に深く加担しています。
日本政府はイスラエルとEPA(経済連携協定)を結び、この協定に基づき、ファナックはイスラエル最大の軍需企業「エルビット・システムズ社」の砲弾製造工場に自動製造ロボットシステムを提供して、155ミリ榴弾を製造させています。
この榴弾がイスラエル陸軍の榴弾砲から発射され、これにより、パレスチナ・ガザやレバノンの大勢の市民を毎日殺傷しています。
イスラエル軍需企業「エルビット・システムズ社」によるファナックに自動化製造ロボットを使用した工場の製造写真がイスラエル国防省発表の宣伝映像、昨年まではネット画面に出ていましたが、現在は、削除されたのかどうかは確認していません。この日本企業のファナックがイスラエル軍事攻撃による虐殺に深く関与していることにより、国連の人権理事会が任命した「特別報告者」のアルバネーゼ氏により、加担の実態が国連に報告されました。

現在、国連人権理事会では、2023年10月7日以降のガザ地区におけるイスラエル軍事作戦で使用されたものを含めた、イスラエルへの武器、弾薬、部品、構成要素、および軍民両用物品の直接的、間接的な移転、または、販売が及ぼす法的影響について、調査中です。

私は仲間たちと一緒に、前回3月の抗議行動に引き続き、5月14日にも、江別市のファナック北海道支店に対し、全国一斉、さらには、国際共同抗議行動の一環として、同時多発の「ファナックはイスラエルによるパレスチナ・ガザ虐殺加担を止めろ」との要請行動を実施しました。

私たちの抗議と直接面会での「文書による回答・公開要請書」手渡しの「事前電話依頼」にもかかわらず、今回も、これまで数回の要請行動時のファナック社のわれわれに対する対応と同じく変わらず、支店のゲートは固く閉ざされ、まったく無反応の状態でした。
30分ほどのわれわれの抗議行動終了後、やむなく、同支店敷地横の通用口ゲートにある、メールBOX内に要請書を投函してきましたが、5月末日の回答要請期限で要請した、ファナック本社からの文書回答は今回もなく、まったく無視されたままとなっています。

ファナック社は会社の基本理念に「厳密と透明」を掲げています。この会社理念に、偽りがないのであれば、われわれの得た「国連特別報告者」のアルバネーゼ氏の報告に対し、追加調査の中で、何らかの返答、ファナック社からアルバネーゼ氏に返送した内容を公開してください。速やかに公開してこそ、ファナック社の掲げる「厳密と透明」の理念の誠実な実行であり、イスラエルや他の軍需企業への協力が証明された場合は、非人道的取り引きを直ちに中止し・撤退してこそ、会社に対する信頼や価値を高められると思います。

ファナック支店の所在する市民のみなさまにも、ご自分のできる方法で、ファナック社や他のイスラエルへの協力・加担企業に抗議していただければ私もうれしく、勇気が出ます。イスラエル、アメリカによる日本の軍事侵略加担企業への抗議行動をよろしくお願い申し上げます。

〇閉会あいさつ
《HUAG山口博教共同代表》

国民監視強める「国家情報会議設置法」
高市政権の「戦争準備」の動きに注意を!
日本国憲法擁護の必要、ますます大きく

路ゆく札幌市民、道民、旅行中のみなさん
本日は主催三団体と他の市民団体、市民のみなさんからのスピーチがありました。
道AALAから、イラン戦争が国際法違反であり、黙っていると日本も巻き込まれる恐れ。北海道の大学・高専関係者有志アピールの会から、高市首相秘書の選挙時での他候補者への中傷疑惑と国会審議中の冤罪防止法の問題の指摘、北海道合唱団からストックホルム、沖縄での平和活動の動きの紹介でした。
また、北海道平和婦人会から、米価を含む物価上昇、世界のこどもの平和への願い、江別市民から、同市所在の電子工作機械メーカーファナックによるロボット・武器弾薬製造、製品のイスラエル輸出の指摘、道AALA、日本共産党札幌市議から、先日、札幌駅南口で行われた9条擁護集会に多数の青年・女性が参加した報告が行われました。

私からは「日に日に悪くなる」日本政府の、戦争準備の動きに注意を喚起したいと思います。
先日可決された「国家情報会議設置法」(スパイ・謀略活動)は、国家による防諜機関を強化することで、国民監視を強める狙いがあります。また非常時に公務員を自衛隊業務に参加させ、戦死する自衛隊員に対する葬儀の準備は、近い将来日本の参戦に備えるための制度設計です。
ドイツでは、徴兵制復活に反対する学生デモが報じられています。日本では日中間を含めた不戦の誓いが忘れ去られ、骨抜きにされようとしている今、日本国憲法を擁護し死守する必要がますます大きくなってきていることを訴え、閉会のあいさつといたします。
*****

北海道アジア・アフリカ・ラテンアメリカ連帯委員会(道AALA)、北海道合唱団、北海道の大学・高専関係者有志アピールの会(HUAG)の3団体は定例共同街頭宣伝を5月11日(月)夕、JR札幌駅北口広場でおこないました。毎月11日を基本におこなっ...
14/05/2026

北海道アジア・アフリカ・ラテンアメリカ連帯委員会(道AALA)、北海道合唱団、北海道の大学・高専関係者有志アピールの会(HUAG)の3団体は定例共同街頭宣伝を5月11日(月)夕、JR札幌駅北口広場でおこないました。毎月11日を基本におこなっている定例のスタンディング・リレースピーチ行動で、通算48回となりました。

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NO WAR! 憲法九条・改悪やめよ! 戦争する国づくりNO!
3団体が定例共同街頭宣伝・スタンディング・リレースピーチ=通算48回

「戦争NO!」「NO WAR!」「憲法九条・改悪やめよ!」「戦争する国づくりNO!」と書かれたメッセージボードを掲げ、「アメリカ・イスラエルはイラン・ガザ、ベネズエラ・キューバから手を引け!誰も殺すな!」「アメリカ言いなりの軍事費拡大、敵基地攻撃能力保有、武器輸出解禁などの『戦争する国』づくりをやめよ!」「日本はASEANなど非同盟諸国と連帯し、国際社会に向けて平和のための外交努力を!」「泊原発の再稼働、北海道への核のゴミ持ち込み反対!」「今こそ、日本は核兵器禁止条約に参加を!」「軍学共同反対! 大学の基盤的教育・研究予算の増額・拡充を!」などと市民のみなさんに訴えました。

「私たちは、毎月この場所で、反核・平和 護憲と人権擁護、脱原発などを訴えています」と書いた道AALA作成のチラシを配布。手製のプラカードを持参して飛び入り参加した市民を含めて、20数人が参加しました。てづくりのメッセージボードを持参した参加者が多い行動でした。

北海道合唱団=「ウクライナに平和を」「民衆のうたが聞こえるか」

道AALA片岡満事務局長の司会ですすめられ、道AALAの伊藤悳夫理事長、HUAGの加藤幾芳共同代表(北海道大学名誉教授)がそれぞれ開会あいさつしました。北海道合唱団の大堀尚己団長がスピ
ーチ、北海道合唱団のみなさんが〈うたごえは平和の力〉と「ウクライナに平和を」「民衆のうたが聞こえるか」の2曲を披露しました。

北海道民間教育研究団体連絡協議会(道民教)の太田一徹副会長がマイクを握り、スピーチ。HUAGの姉崎洋一共同代表(北海道大学名誉教授)が手作りのメッセージボードを掲げ、閉会あいさつしました。
主催団体のそれぞれのあいさつ、スピーチの要旨です。

〇主催者の開会あいさつ
《北海道AALA伊藤悳夫理事長》

戦争は二度とゴメンだ!!
アメリカの不正義に国際的な非難が集中
広がる「憲法変えるな」の声

私は1939年生まれの戦中派ですから、多少の戦争体験はあります。オホーツク海の沿岸の一寒村にいましたが、空襲警報がなり防空壕に逃げ込んだ、いつも腹を空かせていた、父の同僚に赤紙が来て招集され、みんなで駅まで見送ったが、その人は帰ってこなかった、街のあちこちに「スパイに注意」の張り紙がありみんなヒソヒソと話していたなど、覚えています。子どもの時の経験ですが、「戦争は二度とゴメンだ」という思いはずーっと持ち続け、国際連帯で平和を守ろうといまのAALAの活動のベースになっています。

ウクライナ戦争、ガザ攻撃も出口が見えません。アメリカはベネズエラとイランに侵攻し、そして「次はキューバだ」と公言しています。世界は「戦争が日常化」するという異常な事態になっています。なかでもイラン攻撃、こんな酷い戦争はないのではないかと思います。アメリカは自らも参加して作った国連憲章を無視し、国連の決議も経ないで戦争をはじめた。こんなことをすれば世界の秩序は目茶苦茶です。アメリカは、ロシアのウクライナ侵攻を非難してロシアに制裁を課しました。同じことを自分がやっていいのか。アメリカの不正義に国際的な非難が集中しているのは当然のことだと思います。

ところが日本政府は、これを重大なこととは捉えていないのではないか。高市首相は日米首脳会談で「世界に平和と繁栄をもたらされるのはドナルドだけ」とイラン攻撃を支持し、殆どのマスコミも日米首脳会談は成功だったと持ち上げました。日米関係さえよければそれでいいのか、鋭く問いたいと思います。その高市首相、先月には武器輸出の全面解禁を閣議決定、スパイ・情報活動組織である「国家情報会議」設置法案の今国会の成立をねらい、「時は来た」と憲法改悪の動きを加速させています。国民の「戦争はゴメンだ」の気持ちを逆なでするものです。

こうした動きの一方で、大きな希望もあります。「戦争やめよ」「憲法変えるな」の声が今、急速に広がっています。全国各地でも道内各地でも緊急アクションがたびたび開かれ、若い方や子育て中の方、初めて参加するという方が次々と集っています。3日の憲法記念日の集会には東京で5万人、道内で少なくとも35カ所以上で集会やデモが行われました。そして新しい署名運動もスタートしました。

世界に視野を広げると、いま世界各地で「戦争やめよ」の市民運動が広がっています。AALAの立場からいうと非同盟諸国、グローバルサウス国々の奮闘が注目されます。これらの国々の多くは西欧の植民地支配から独立した国々で、近年力をつけていますが、単に経済発展だけではありません。「西側」の戦争政策と一線を画し、軍事同盟には属さず「非同盟」の立場を貫き、核兵器禁止のたたかいの先頭に立っています。日本国憲法の平和主義と響き合うものではないでしょうか。非核・非同盟・平和、これらの国々役割は、今後ますます大きくなっていくでしょう。
私たちは、非同盟諸国、グローバルサウスの国々の人々との連帯を強めながら、市民運動の一翼として頑張っていきたいと思います。ともに力を合わせましょう。

〇主催者の開会あいさつ
《HUAG加藤幾芳共同代表》

核抑止論を克服し、核のない世界を!
人類の生存を脅かす最も危険な時代に
日本政府は核兵器禁止条約の署名・批准を!

お勤め帰りの皆様、ご通行中の皆様、こんばんは。
「北海道の大学・高専関係者有志アピールの会」共同代表の加藤です。
依然、イスラエル・アメリカとイランの戦争状態が続いています。そして、2022年2月24日に始まったロシアのウクライナ侵略戦争に反対して始めた私たちのこのスタンディング・リレー・スピーチが48回目となり、5年目を迎えています。

現在、21世紀も4半世紀が過ぎ、人類は人類の生存を脅かす最も危険な時代を迎えています。ドローンをはじめとする最新兵器は、人間が関与せずに攻撃する自立型兵器へと進んでいます。その先は、人類を破滅に導く核兵器の使用に繋がり、アメリカの研究者によって導入された世界終末時計は人類の破局迄85秒と言う、これまでにない危険な状態になっていることを示しています。

このように、核兵器使用への危機が一段と高まる中、ニューヨークの国連本部では、核軍縮や核不拡散の取り組みを点検する核拡散防止条約(NPT)の再検討会議が開催され、真剣な議論が行われています。国連のグテレス事務総長は会議の冒頭、「核による威嚇が再び行われ、不信感が蔓延している。苦労して確立された規範が崩れ始めている」と現状に強い危機感を示し、各国に対して条約で交わした約束を「条件を付けず、遅らせず、言い訳をせず」に果たすよう求めました。
一方、アメリカとロシアの間の核軍縮条約で核兵器弾頭数や運搬手段であるミサイルの数を制限する上限を定めた最後の条約であった新STARTが今年2月5日に失効し、アメリカ・ロシアの核軍拡競争の再燃が懸念されています。そして、北朝鮮のように核を保持することが、最大の防衛であるとする新たな核抑止論が浮上して来ています。わが国でも、被団協のノーベル平和賞の受賞と言う追い風にも拘らず、「核の傘」を支持する勢力が国会の多数を占め、核共有や核保有が堂々と主張され始めています。このような情勢の下で、如何にして核抑止論を克服し、核のない世界をつくるることは喫緊の課題です。

先ほど、世界終末時計が人類の破局迄残り85秒となっていることをお話しました。かつてないほどの人類の危機が迫っていることを、子ども達や若い方々はどんな気持ちで見ているかと思うと大変つらくなります。人類が絶滅するような社会に対して、子ども達や若い人たちが希望を持つことが出来るでしょうか。そんな社会にしている我々大人の責任は大変大きいと言わなければなりません。
改めて、唯一の戦争被爆国、日本政府に核兵器禁止条約の署名・批准を直ちに行うことを求めて、今日のスタンデング・リレートーク開催のあいさつとしたいと思います。
どうも有難うございました。

〇主催者のあいさつ
《北海道合唱団大堀尚己団長》

核兵器廃絶の願いを共有し、世界で手をつないで
〈うたごえは平和の力〉
広島でコンサート、平和記念公園を訪れ、原爆資料館を見学

北海道合唱団です。
私たちは音楽を通じて、平和運動に参加している文化団体です。

さて、現在ニューヨークで核拡散防止条約再検討会議が開催されています。
過去2回連続で成果文書を採択できず、今回は正念場の会議ですが、「核兵器のいかなる使用も壊滅的な人道上の結末をもたらす」という草案に多くの国が賛成したのに、アメリカは反対し、日本は静観しました。NPTとよばれるこの条約は、もともと不平等条約です。米、露、英、仏、中の 5 か国に核兵器の保有を認め、それ以外の国への核兵器の拡散を禁止しています。そのかわり、核兵器保有国は誠実に核軍縮交渉を行う義務を負っているにもかかわらず、5カ国はその義務を果たしていないことが、条約の成果を上げることができない最大の障壁となっているのです。

アメリカとロシアの新戦略兵器削減条約は、今年2月に失効してしまいました。ロシアは核兵器でウクライナを威嚇しています。中国は核兵器の配備がアメリカと同じレベルに達していないことを理由に、増備を続けています。トランプ大統領は、核兵器の実験を再開するよう軍に指示をしました。そしてフランスのマクロン大統領も核弾頭を増強すること表明しました。

今日2曲目に歌うのはフランスの歌です。
「民衆のうたが聞こえるか」
ミュージカル「レ・ミゼラブル」の劇中歌で、七月王政打倒のために立ち上がった市民の歌です。フランスの国旗は、青・白・赤のトリコロールカラーで、フランス革命の理念を象徴し、3色は、自由、平等、博愛を表しています。しかし、現在のフランスの核兵器増備には、核兵器を持たない国との平等も博愛も感じられません。

でも希望がないわけではありません。
実は私たちは一昨日広島でのコンサートを終え、昨日平和記念公園を訪れ、原爆資料館を見学してきました。そこにはたくさんの外国からの人たちがいらしていました。日本人よりも多いくらいです。もちろん、核兵器保有国から来られた人たちもいらっしゃいました。
彼らは広島を訪れて、何を感じ、何を学んでくれたでしょう? 多くの国の人たちと核兵器廃絶の願いを共有し、広島で学んだことが、各国で核兵器政策を変える力として活かされるよう、手をつないでいきたいと思います。

宣伝です。6月21日(日)午後2時から北海道合唱団のうたごえ喫茶を(札幌市)厚別区民センターで開催します。ぜひお誘い合わせの上、ご来場ください。
今日も2曲歌います。ウクライナに平和を/民衆のうたが聞こえるか
ご存じの方は一緒に歌ってください。

〇スピーチ
《北海道民間教育研究団体連絡協議会 太田一徹副会長》

「戦争は二度と起こしてほしくない、起こさない」を胸に、日本国憲法の精神を大切に
子どもたちに、孫たちに、平和のバトンを!
友好関係にあるイランとのつながり生かし、日本は外交による戦争終結へ役割を

みなさん、こんにちは。
北海道民間教育研究団体連絡協議会の太田です。
私たちの団体は、学校の先生方や大学の研究者たちが集まって、授業や学校生活の中での子ども・若者の成長を願い、学び合い交流し合っている教育研究団体です。

今、私たちの生活にまで大きな影響を及ぼしているアメリカ・イスラエルとイランの戦争。
アメリカ・イスラエルがイラン攻撃を開始した2月28日、イラン南部のミナブにある小学校を爆撃し、150人を超える子どもたちが命を失いました。本当にひどい!
米軍の誤爆の疑いと言われていますが、爆弾を落とすこと自体、戦争を始めること自体が大きな問題なのです。
その小学校の4年生の女の子を亡くしたお母さんは、駆けつけたらそこら中に血だまりができていたそう。子どもたちの体の一部とみられる肉片が散らばっていたそうです。子どもの名前を呼ぶ親たちの絶叫が響いていたといいます。
この子は、スケートやサイクリングが趣味で、将来の夢は歯医者さんになることだったそうです。私たちの周りにもいるような小学生ですよね。お父さんは、「どうしてアメリカを許せるか。私たちには娘の幸せを見る権利があった」と激怒。「核協議や戦争など、何も知らない子どもを、トランプは私から奪った」とお母さんは涙をこらえながら言ったそうです。
本当に、本当にその通りですね。

こんなひどいことを一方的に始め、世界中を混乱に巻き込んでいるトランプに、日本の高市首相は「平和と繁栄をもたらすのはドナルド(トランプ)だけ」と、すり寄っていくのですからあきれてしまいます。
日本と友好関係にあるイランとのつながりを生かし、外交による戦争終結への役割を果たしてほしいですよね。

高市政権は、日本国憲法の3つの柱の大きな1つ、平和主義を壊し始めてきています。憲法公布80年を迎える今まで、日本は戦争で命を落とすことも、命を奪うこともしていません。世界中をみてこんな国はあるでしょうか。それは、あの戦争の反省から二度と戦争は起こすまいと誓って生まれた日本国憲法があったからではないでしょうか。
それがこの間、武器輸出禁止を撤廃して殺傷兵器(人を殺せる兵器)輸出を可能とする閣議決定をしたのです。

学校でケンカしている子がいたらどうしますか?仲のよい方を応援しますか?ましてや相手にけがを負わせ、命を奪うような武器を渡しますか?
そんなことはしませんよね。道徳教育に力を入れるとして、道徳を特別の教科として入れてしまったあの安倍元総理の考えを全面的に踏襲すると言い切る高市総理が、人を殺せる武器を日本がつくり海外に売れるようにするというのです。これは、道徳てきなのですか?人の道に背かないのでしょうか!?
戦争を外交、話し合いで解決できるように力を尽くすのではなく、相手の命を奪うことで相手を力で押さえつける。そうした方向に舵を切ったのです。子どもたちに自信を持って、日本の国の進み方を教えることができるのでしょうか。

かつての総理、宮澤喜一さんが外務大臣だった時に、「わが国は、兵器を輸出して金を稼ぐほど落ちぶれてはいない」と「武器輸出禁止三原則」を堅持し厳格化する政府答弁をしました。1981年、国会で全会一致で決定され今まで守られてきたのです。それを、国会ではなく閣議決定だけで変えてしまうのです。

日本は、戦前、戦争により多くの国民の命を失ってきました。一方で、他国を攻撃・侵略し、多数の命を奪ってきました。「正義の戦い」と言い、国民をだまし、鼓舞し、若者たちを戦場へ送り出してきました。いったん戦争が始まり進み始めると後戻りできない状況になってしまうのです。そして、あの凄惨な沖縄戦、ヒロシマ・ナガサキへの原爆投下…。
その反省に立って生まれたのが日本国憲法です。

「時代が変わった」と改憲を叫ぶ人たち、時代が変わろうと人の命の重みは変わりません。イランでも、ウクライナでも、ガザでも、どこであっても命の重みに変わりはありません。
「戦争は二度と起こしてほしくない、起こさない」そういう思いを胸に、日本国憲法の精神を大切に、私たちの子どもたちに、孫たちに、平和のバトンを手渡していきたいものですね。ともに、学び語り合いながら今の時代をつくっていきましょう。

〇主催者の閉会あいさつ
《HUAG姉崎洋一共同代表》

核戦争の惨禍は「絶対悪」、「良識と教養の水準を高めて
行くことが(社会)教育の理想」(湯川秀樹)
侵略戦争、無謀な戦争に突き進んだ歴史への反省、立憲平和主義の憲法

日本国憲法は、大日本帝国憲法と訣別した立憲平和主義の現代憲法です。すなわち、明治憲法下での統帥権をもつ天皇を頂点と戦争国家のもとに、侵略戦争をおこない、無謀な戦争に突き進んだ歴史への反省を中核としています。わたしたちは忘れてはなりません。日本は、中国、朝鮮をはじめアジア・太平洋地域の人々2000万人以上の命を奪い、日本の兵士(6割が餓死、戦病死)と国民の犠牲も310万人以上でした。
沖縄の地上戦、各地の空襲、広島・長崎の原爆投下での凄惨な死の記憶と体験を風化させてはなりません。

日本国憲法の前文は、「われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する」「平和的生存権」を高く掲げました。この立憲平和主義を原理とする憲法は、国民主権、基本的人権の尊重とともに「戦争の放棄」を掲げた九条を世界に宣言しました。

しかし、戦後81年、憲法公布から80年の現在、憲法の理念は、揺らいでいます。2014年の閣議決定による集団的自衛権の承認が転換点でした。そして、「安保三文書体制」のもと、急速に戦争国家体制づくりが進められてきました。

2020年代に入って、ロシアのウクライナ侵略(2022年2月24日)、イスラエルのガザのパレスチナの人々へのジェノサイド攻撃(2023年10月7日)、2026年に入っての米国のベネズエラ攻撃、米国とイスラエルによるイランへの攻撃、日本の首相の台湾有事発言等もありました。今年2月の総選挙では、改憲を掲げる与党自民党は、単独で3分の2の議席を獲得しました。「新しい戦前」への「いやな空気」が充満してきています。

でも、希望はあります。
「憲法を呼ぶ声が聞える。国会前や全国の街角で、政府に憲法を守れと求め、9条の改憲に反対するデモが相次いでいる。デモに中学の同級生と参加した20代の女性は『学校で教わって以来、憲法を誇りに思ってきた』と話した。一人で来た30代女性は『そのままかわらずにあるものかと』。『プラカードを持ち静かに座っている人がいる。リズムにのって思い切り声を出す人がいる。それぞれが守りたい光景がある」と朝日新聞は社説(2026年5月4日)に書きました。

さて、被団協がノーベル平和賞を受賞(2024年10月11日)したのは、核兵器は使われてはならないという規範「核のタブー」が危機に瀕し始めたとのノーベル委員会の危惧と被団協へのリスペクトがあったからと言われています。湯川秀樹が、核戦争の惨禍は「絶対悪」であり、そのように考える国民の「良識と教養の水準を高めて行くことが(社会)教育の理想」(『世界』創刊号1946年1月)と述べたことを今、強く想起したいと思います。
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【HUAG報告:「戦争止めろ」「憲法守れ」「国際法を守れ」20260410札幌・定例3団体共同街頭宣伝(通算47回)】北海道アジア・アフリカ・ラテンアメリカ連帯委員会(道AALA)、北海道合唱団、北海道の大学・高専関係者有志アピールの会(H...
13/04/2026

【HUAG報告:「戦争止めろ」「憲法守れ」「国際法を守れ」20260410札幌・定例3団体共同街頭宣伝(通算47回)】

北海道アジア・アフリカ・ラテンアメリカ連帯委員会(道AALA)、北海道合唱団、北海道の大学・高専関係者有志アピールの会(HUAG)の3団体は通算47回となる定例共同街頭宣伝を4月10日(金)夕、JR札幌駅北口広場でおこないました。毎月11日を基本におこなっている定例のスタンディング・リレースピーチ行動です。

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アメリカ・イスラエルによるイランへの軍事攻撃の即時完全中止、戦争完全終結を!

高市政権の危険な強権横暴、暴走の政治をやめさせよう!!

雨の中、3団体が定例共同街頭宣伝・スタンディング・リレースピーチ=通算47回

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アメリカトランプ政権とイスラエルによるイランへの軍事攻撃は国連憲章、国際法を乱暴に蹂躙する暴挙です。無法な蛮行に強く抗議します。子どもも含めて多くの市民が犠牲になっています。高市早苗政権は、批判をせず、アメリカの言いなりに終始しています。日本政府は国際社会に向けて、軍事攻撃の即時完全中止、戦争の完全終結を求め、ただちに平和のための外交努力をおこなうよう訴えました。

高市早苗政権は、安保関連3文書の前倒し改定を通じた大軍拡の推進、武器輸出の促進、インテリジェンス(情報収集、分析)の司令塔機能強化、「スパイ防止法」制定、「非核三原則」の見直し、軍学共同推進、憲法九条破壊・改憲など、人権と民主主義、平和、市民社会の自由を脅かし、「戦争する国づくり」を推し進めようとしています。高市政権の危険な強権横暴、暴走の政治をやめさせましょう、と通行中の市民のみなさんに訴えました。
強い雨が降るなか、傘を差して、「戦争NO!」「NO WAR!」「憲法九条・改悪やめよ!」「戦争する国づくりNO!」と書かれたメッセージボードを掲げ、3団体から約25人が参加しました。

司会は道AALA片岡満事務局長。道AALAの伊藤悳夫理事長、HUAGの山口博教共同代表(北星学園大学名誉教授)がそれぞれ開会あいさつ。続いて、北海道合唱団の大堀尚己団長がスピーチ。北海
道合唱団のみなさんが「ウクライナに平和を」「翼をください」の2曲を披露しました。

北海道AALA副理事長の長屋いずみ日本共産党札幌市議会議員がマイクを握り、スピーチ。HUAGの荒木肇共同代表(北海道大学名誉教授)が閉会あいさつしました。
主催団体のそれぞれのあいさつ、スピーチの要旨です。

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〇主催者の開会あいさつ
《北海道AALA伊藤悳夫理事長》

「戦争止めろ」「国際法を守れ」「憲法守れ」の声を!
戦争に備えるのではなく、憲法9条による戦争させない外交を

みなさん、「戦争止めろ」「憲法変えるな」の声をあげることが今ほど大事な時はありません。
米国とイスラエルによるイラン攻撃、5週間以上が経過しました。このたび2週間の停戦が合意されました。明日から仲介したパキスタンの首都イスラマバードで両国が交渉を行うとされています。大切なのは、この停戦を2週間ではなく本当の停戦につなげることです。そのためには、先に攻撃をしかけた側が「もう攻撃しない」と約束することではないでしょうか。国連憲章と国際法に違反し、主権国家イランを攻撃した米国とイスラエルが「もう手を出さない」と約束しなければ、本当に戦争を終わらせることはできません。現に昨日もイスラエルがレバノンに大規模な攻撃を仕掛けています。2週間の停戦がうまくいくのかも懸念されます。

日本はどうすべきでしょうか。高市首相は、首脳会談でトランプ大統領を「世界を平和にできるのはドナルドだけ」と持ち上げ、イラン攻撃を支持しました。私たち国民の声からかけ離れています。日本はイランと歴史的に独自の友好関係を保ってきた国です。だからこそアメリカにイランへ再び攻撃しない、両国に対話の働きかけをするべきだと思います。

一方でみなさん、「国際法は関係ない」と世界に無法者の姿をさらしてきたトランプ大統領がどうして2週間とはいえ停戦に応じるのか。それは世界各国の「戦争止めろ」「国際法を守れ」のたたかいに追い詰められたからだと私は思います。3月28日米国3,300カ所以上で800万人が集まり、「No Kings王様は要らない」と叫びました。与党共和党からも公然とトランプ批判が出ています。イギリス、ドイツ、フランス、また日本でも反戦運動が繰り広げられ、スペインはイラン攻撃のために国内基地は使わせないと米国に迫りました。

この2週間停戦に追い込んだ世界中の声をもっともっと大きくする、これがイラン問題を解決するカギになると思います。みなさん、力を合わせようではありませんか。

高市首相は、憲法9条を変えようとしています。しかし、戦争をしないと定めた憲法9条こそ、命と平和を守ってきた土台です。いま全国で「憲法を守ろう」「戦争をやめよう」と声を上げる集会が急速に広がっています。一昨日8日には、全国160か所以上、道内でも9カ所で緊急アクションが行われました。国会前には3万人が駆けつけました。札幌では駅南口広場に、若い方や子育て中の方、初めて参加するという市民がつどい、一人ひとりがペンライトでまるで光の波のように辺りを照らしながら、次々とマイクを握って「戦争いやだ」「憲法を変えない」と訴えました。

高市政権は、26年度予算を、国会で十分な審議もせず、「数の力」にモノを言わせて成立させました。しかしその中身には、軍事費の大幅な拡大や武器の輸出、そのための増税まで含まれています。北海道でも空港や港を自衛隊が使えるよう指定し、九州・熊本に配備した長距離ミサイルを今度は北海道・上富良野町にも配備しようとしています。それが本当に平和につながる道でしょうか。抑止力を強くしても戦争は止められない、戦争に備えるのではなく、憲法にあるように戦争させない外交こそ今求められています。

いま世界は、グローバルサウスの国々、その多くが軍事同盟に属さない非同盟諸国ですが、大国の力による支配に反対し、国連憲章にもとづく国際協調と公正な国際秩序を求めてたたかい、急速に力をつけています。ASEAN(東南アジア諸国連合)はその代表格で、「戦争はしない」「話し合いで解決する」をモットーに、紛争の絶えなかった東南アジアを平和な地域に変えてきました。日本国憲法の考え方と響き合っているのではないでしょうか。私たちはいま、それらの国々との連帯を強めながら、日本と世界の平和のために力を尽くしたいと思っています。ともに頑張りましょう。

〇主催者の開会あいさつ
《HUAG山口博教共同代表》

教育・科学分野、軍事研究を一層推進
GDP比3%の軍事費突出の一方で私立大学への財政補助は9%に

本日は、日々目まぐるしく変わるイラン・中東をめぐる情勢と今国会で審議・可決された今年度予算と問題点、及び私立大学に対する国庫助成金の問題について訴えます。

まずここ2~3日で変動するアメリカとイラン間での停戦協定へ向けての話し合いです。一昨日はやっと停戦にこぎつけるかと安堵しましたが、昨日報道ではイスラエルのレバノンヘのミサイル攻撃がやまず、一挙に暗雲が広がっています。この問題では、昨日(4月9日)の朝日新聞に掲載された池田伸壹によるインタビューに答えたエマニエル・ドット氏の回答が大変興味深い見方を出していますので、これを紹介します。
この記事の見出しは「米国の暴走、日本の錯覚―近づく第三の敗北、狂気の「虚無主義」」となっています。まずアメリカはすでに「ウクライナ攻撃によるロシアへの第一敗北」と「レアア-ス禁輸で明らかとなった中国に対する第二の敗北」を経験していること、またこのようなアメリカの外交を担う役割が、これまでの国務省、国防省からCIA(中央情報局)へ移ったかに見えると述べています。
ドット氏は昨年2月25日のインタビューで、アメリカにおけるプロテスタントを中心としたこれまでの宗教社会が崩壊し、福音派を中心とする「破壊と殺戮を目指す虚無主義(ニヒリズム)」が拡大していることを挙げています。これはイスラエル社会でもしかりであることを、ユダヤ系フランス人である自分の立ち位置を明かしたうえで述べています。付け加えると、日経新聞では秋田浩之氏が、「ヒズボラの軍事力に対する怯えの心理と自衛の意識」がイスラエルを戦争に向かわせていることを指摘しています。
さらにドット氏は日本の高市首相が「中国に敵対するナショナリズム」を高揚させていることを問題視しています。そしてワシントンの顔色を伺がいながら、中国と対立することは日本のためにならないと、そして「日本がとるべき道は、アメリカ化と距離を置き、中国を含むアジア諸国と平和的理解と関係を深めること」こそが、重要と強調しています。

しかし実際には高市政権の動きは、このような方向には動いていません。トランプ大統領に対しては媚びを売り、2026年度の国家予算に見られるように、すでにGDP比3%に及ぶように軍事費を突出させています。その分国民生活に必要不可欠な、社会福祉・医療・教育費の伸びを抑えこんでいます。原油価格の高騰と物価上昇と合わせ、国民生活をますます脅かすことになることはまちがいありません。

教育・科学分野では軍事研究を一層推進すると同時に、国立大学での予算を一部の「卓越大学」に集中し、全体としては予算を削減していく方向にあります。また日本の学生の8割が在籍する私立大学に対しては私学振興助成法にもとづき一般経常経費に対し財政補助が行われています。しかしその割合は、1990年代の一時期最大25%であったものが、現在では9%を切っています。
今日はあいにくの雨のため、開会のあいさつはこの辺で終わりとします。

〇主催者のあいさつ
《北海道合唱団大堀尚己団長》

“国際紛争を解決する手段としての戦争を永久に放棄する”
世界に訴え、実行することこそ、日本が世界から信頼されること

北海道合唱団です。
私たちは音楽を通じて、平和運動に参加している文化団体です。

さて、イランに対して国際法違反の戦争をしかけたトランプ大統領、世界中から、そして米国内からも厳しい批判を受けていますが、戦争の終わらせ方がわからずに発言が二転三転しています。ようやく2週間の停戦に合意したものの、イスラエルのレバノン攻撃を止めることができず、早くも破綻の危機を迎えています。
それもこれも、トランプさんに本気で停戦する気がないからだと思います。
アメリカに対する国際的な信頼は地に墜ちたも同然で、こんな人をいつまでも大統領にしておいていいのか、と問いかけたくなります。

さて、先月そのトランプさんと会談した高市首相。
こちらもイランへの自衛隊派遣を求められるのではないか、とビクビクしながらの渡米でしたが、そうはなりませんでした。高市さんとしてはうまく切り抜けたつもりでしょう。
派遣要請を断った理由が「法律によりできることとできないことがある」という発言です。
高市さんは認めていませんが、この「法律」が「憲法第9条」を指すことは誰が見ても明らかです。高市さんはずーっと「憲法9条改正」を主張し続けている人ですが、その人が憲法9条に助けられた、なんとも皮肉な結果です。

しかし私はこれこそ憲法9条がその価値を発揮した出来事だと思います。
こんなアメリカべったりで自衛隊を派遣したい人が首相であっても、憲法9条は、日本が戦争にまきこまれないためにその真価を発揮したのです。
この出来事を通じて、私はますます「憲法9条を守らなければならない」との思いを強くしました。みなさんはいかがでしょうか。

「国際紛争を解決する手段としての戦争を永久に放棄する」
憲法9条に書かれたこの決意を世界に訴え、実行することこそ、日本が世界から信頼されることにつながるのです。
憲法9条は「武力による威嚇」も禁じています。敵基地攻撃能力はまさに憲法違反です。
「でも敵が先に責めてきたらどうするのだ」と、攻撃能力を持ちたい人は言うでしょう。
しかし、それは相手も同じことです。だからこそ「そうはならない。対立や利害の衝突があっても、お互い武力で先制攻撃をすることは決してせず、話し合いで解決する」という信頼を築くことが大事なのです。
「信頼」は最大最強の「防衛戦略」だと私は思います。
国のリーダーに求められる最も大事な資質は、たとえ仮想敵国からでも信頼を勝ち取る能力です。
それができないトランプさんも高市さんも、リーダー失格だと私は考えます。

宣伝です。4月26日(日)午後2時から北海道合唱団のうたごえ喫茶を東区民センターで開催します。ぜひお誘い合わせの上、ご来場ください。

今日も2曲歌います。
ウクライナに平和を/翼をください
ご存じの方は一緒に歌ってください。

〇スピーチ
《北海道AALA長屋いずみ副理事長、日本共産党札幌市議会議員》

「憲法は私たちが守る」運動は希望!
18歳・22歳の若者3万人分の名簿、自衛隊への提供中止を!

札幌市の第1回定例議会が3月26日まで開かれました。
秋元市長にとって3期目最後となる本格予算です。2026年度予算は、公債会計を除く全会計で2兆405億円と過去最大規模となりました。この予算のもとで何が提案されたのか、日本共産党札幌市議団が議会で何を訴え、どのような論戦をおこなったのか、国際情勢も含めてご報告します。市長提案25議案のうち、10件に反対しました。

市民の暮らしに追い打ちかける負担増

予算では市営住宅の家賃値上げ、火葬料金の有料化、敬老パスの縮小、下水道使用料の値上げなど市民負担の増加が相次ぎ、その総額は30億円を超えます。生活が厳しさを増している中で、なぜこのような負担増が必要なのか。「これ以上の負担はやまるべきだ」と強く求めてきました。
一方で、北海道新幹線延伸の推進、民間再開発への補助、新たなMICE施設の検討費用など大型開発への支出は前年度より40億円も増えています。
市民生活よりも大型開発を優先する、こうした姿勢は到底認めることができません。しかし、これらの議案は、共産党以外の議員の反対が一つもないまま可決されました。
物価高騰の影響は最終的に市民や中小事業者に大きくのしかかります。物価転嫁が難しい事業者の倒産も増加しており、厳しい状況が続いています。いま必要なのは、市民の暮らしと福祉を支える予算の拡充であり、引き続き、その実現を求めていきます。

若者をめぐる問題と名簿提供

札幌市は18歳・22歳の若者およそ3万人分の名簿について、これまでの閲覧方式から紙媒体で自衛隊へ提供する運用に変更し、現在も継続しています。この名簿提供は法的義務ではありません。
さらに、市のホームページには自衛官募集の紹介ページが設けられており、内容含めて、市が事実上広報の役割を担っているのではないかと感じざるを得ません。現在、自衛官の人員不足が課題となる中、国は自治体に対して、名簿提供を求める動きを強めており、名簿提供の問題は軽視できません。憲法の理念に立ち返り、自治体の判断として提供を中止すべきです。

国際情勢と平和への取り組み

国際情勢も緊張が続いており、アメリカとイランの間では、外交交渉をめぐる緊張緩和の動きが報じられましたが、予断を許さない状況に変わりはありません。今やAIシステムが戦場に導入され、ボタンひとつでミサイルが撃ち込まれる時代です。イスラエルによるレバノン攻撃など人命が今この瞬間も脅かされています。人類の進歩はめざましいものがあります。しかし、技術をどのように使うかは、人間の意思と法の力によって抑制されなければなりません。今、日本を含む多くの国が軍事増強へと向かっています。その歯止めとなるもの、私は、立ち返るべきは憲法だと確信しています。いま全国で、多くの市民が声をあげています。「戦争をやめよ」「憲法をいかせ」「憲法は私たちが守る」。その声は、着実に広がっています。4月8日、札幌駅南口では「平和憲法を守るための緊急アクション」がおこなわれ、約1,300人のみなさんとともに、私もその声に加わりました。同じ日、全国140か所で同様の取り組みがおこなわれました。
この運動こそ、希望だと思います。
ぜひみなさん、この声をさらに広げ、停戦を確かなものとし、恒久的な平和へとつなげていこうではありませんか。ともに声をあげましょう。それが平和を実現する力であり、国を動かすことになり、国民の生活を守ると、私は確信しています。そのために全力を尽くすと述べて、スピーチといたします。

〇主催者の閉会あいさつ
《HUAG荒木 肇共同代表》

あらゆるところで「戦争反対、憲法守れ」の声をあげよう
イランへの再攻撃、在日米軍のイラン攻撃NO!
衆院憲法審査会での「条文起草作業」をやめよ!

アメリカとイスラエルによる無法なイラン攻撃は5週間にも及んでいます。両国は国際社会の支持を得られていません。
日本はアメリカ批判せず、高市首相は「世界中に平和と繁栄をもたらすのはトランプ米大統領、応援したい。」と礼賛しました。本の米軍基地から軍事艦船や海兵隊が中東に向かい、攻撃を行いました。しかし、トランプ大統領が要請したホルムズ海峡への戦艦派遣には対応できません。ここには「戦争放棄」を謳った憲法9条の力があります。多くの人が戦争危機を感じる中、4月8日夜には「憲法守れ」緊急アクションが全国で開催され、5万人が参加しました。
日本は主権国家として、アメリカに対して「イランへ再攻撃するな」「在日米軍のイラン攻撃やめよ」を言うべきです。衆院憲法審査会での「条文起草作業」をやめるべきです。あらゆるところで「戦争反対、憲法守れ」の声をあげましょう。

(了)
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