21/04/2026
【魚が減る原因にもなる海の酸欠「貧酸素水塊(ひんさんそすいかい)」とは?】
「最近、スーパーに並ぶ魚が高くなった気がする」「いつもの魚が売り場に並んでいない」そんな変化を感じたことはありませんか。
その背景の1つといわれているのが、“海の酸欠”とも呼ばれる「貧酸素水塊」です。これは、海面水温の上昇や、海中の水温差によって生じる層構造などにより、海底付近の酸素が極端に不足する現象や、その水の塊を指します。
こうした海で起きているさまざまな変化は、魚の価格上昇や供給不安という形で、私たちの食卓に影響を及ぼします。
本記事では、海洋環境の研究に長年携わってきた水産研究・教育機構の筧茂穂さんに、「貧酸素水塊」が起きる仕組み、漁業や養殖業への影響を伺うとともに、持続可能な海洋環境を実現するために必要な視点について考えます👇
この記事のPOINT💡
🔻海中の酸素が不足する「貧酸素水塊」は、魚介類の生息環境を悪化させ、漁業にも影響を与える
🔻「貧酸素水塊」は気候変動や人間活動によって発生しやすくなるが、自然現象の側面もある
🔻生活排水や食品ロスを減らすことは海に流れ込む過剰な栄養分を減らすことにつながり、海の環境を守る一歩になる
“海の酸欠”と呼ばれる「貧酸素水塊」。発生メカニズムや対策、漁業への影響とは。赤潮・青潮との関係や食卓への影響まで、水産研究・教育機構の筧茂穂さんに聞きました。