一般社団法人地球社会レジリエンスセンター

一般社団法人地球社会レジリエンスセンター 地球社会のあらゆる分子が相乗作用を興し、イキイキとするレジリエント社会を創るために。木を見て森も見て、隙間デザイン。京大発。

【予告】今年も「森とレジリエンス屋久島編2026」企画中です。今年のテーマは、著書『レジリエンス~変化をおこす力を編む~』の冒頭をもじって、「思考の野生と、感性の野生が織り成す未来」。GCRCとしては4回目になる本プログラム。その前の京都大...
28/05/2026

【予告】今年も「森とレジリエンス屋久島編2026」企画中です。今年のテーマは、著書『レジリエンス~変化をおこす力を編む~』の冒頭をもじって、「思考の野生と、感性の野生が織り成す未来」。

GCRCとしては4回目になる本プログラム。その前の京都大学大学院分野横断人材教育の一環ではじめたプロトタイプから数えると6年目になります。こうして培ってきた根っこは活かしつつ、今年のテーマに沿って、ここでもレジリエンス思考を活かして、プログラムを研ぎませていきます。

開催日は現在調整中ですが、今年こそ参加したいと思われている方、今週中でしたらご予定を反映できるかもしれません。[email protected] にご連絡ください。昨年のプログラム詳細はコメント欄リンクより、ご覧ください。

【森とレジリエンス長野フォーラム2026】フォーラムでの気づきを付箋紙に書いて共有しました。・人は関係性を通じて人生の意味を持ち続ける・自分の地域は自分たちで守る。実践知・経験値・継承。・明日持って帰る言葉「微細藻類」・地域のつながり、つな...
25/05/2026

【森とレジリエンス長野フォーラム2026】
フォーラムでの気づきを付箋紙に書いて共有しました。

・人は関係性を通じて人生の意味を持ち続ける
・自分の地域は自分たちで守る。実践知・経験値・継承。
・明日持って帰る言葉「微細藻類」
・地域のつながり、つなひき、県3位、台風19号。
・複雑なことを避けがち
・ルールのない空間での対話は難しい
・私も「人生挑戦」します
・人生は120年
・Roots and Flows
・「未来を思い出す」という考えを始めて知った
・つながり

【森とレジリエンス長野フォーラム2026】フォーラムの様子を静岡2.0 齋藤夢果さんがグラフィックレコーディングしてくださいました。ステキなレポート。ありがとうございます!
25/05/2026

【森とレジリエンス長野フォーラム2026】
フォーラムの様子を静岡2.0 齋藤夢果さんがグラフィックレコーディングしてくださいました。ステキなレポート。ありがとうございます!

【森とレジリエンス長野フォーラム2026】こちらに投稿した内容と同一となりますが、各楽章の内容を地球社会レジリエンスセンター(GCRC)のnoteにも掲載しました。ご興味ある方にシェアしていただけるとうれしいです。https://note....
21/05/2026

【森とレジリエンス長野フォーラム2026】
こちらに投稿した内容と同一となりますが、各楽章の内容を地球社会レジリエンスセンター(GCRC)のnoteにも掲載しました。ご興味ある方にシェアしていただけるとうれしいです。
https://note.com/long_boar841

【森とレジリエンス長野フォーラム2026】第3楽章 いのちを育む未来の食をデザインする○話題提供とパネラー柳町みゆきさん 微細藻類好き山岸征男さん 軽井沢×腐葉土×循環社会○モデレーター清水美香 サステナビリティ研究者(GCRC)岡本克彦 ...
20/05/2026

【森とレジリエンス長野フォーラム2026】

第3楽章 いのちを育む未来の食をデザインする

○話題提供とパネラー
柳町みゆきさん 微細藻類好き
山岸征男さん 軽井沢×腐葉土×循環社会

○モデレーター
清水美香 サステナビリティ研究者(GCRC)
岡本克彦 サステナビリティカタリスト(GCRC)

山岸征男さんによる話題提供です。

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私は30年前に東京から軽井沢へUターンしてきました。もともとはサラリーマンをしていたんですが、戻ってきてからは園芸や地域活動にずっと関わってきました。そんな中、4年ほど前に、軽井沢の森を歩いていた時のことなんです。足元の落ち葉を踏みしめた時、「気持ちいいなあ」って思ったんですよね。でもその瞬間、「この落ち葉って、この後どうなるんだろう?」って、ふと考えたんです。実際、多くは集められて燃やされるか、そのまま放置される。でも本当は、森からの大切な恵みなんじゃないかと思ったんです。

軽井沢にはたくさんの別荘があります。つまり、ものすごい量の落ち葉が毎年出るんですね。そこで私は、「この落ち葉を、軽井沢の資源にできないかな」と考え始めました。最初は正直、なかなかうまくいきませんでした。「ゴミを資源にしよう」なんて掛け声を作っても、作って売るだけでは続かない。やっぱり循環というのは、“経済”としても回らなければ継続しないんです。

そんな時、自然農をやっている農家さんと出会いました。自然農って、肥料も入れない、農薬も使わない、耕さない、草も取らないという世界なんです。そこで私たちが作った腐葉土を試してもらったら、「これはすごい力がある」と言っていただけた。人工的なものではなく、自然の循環から生まれた腐葉土だからこそ、土そのものが元気になっていったんですね。

実際、最初はブタクサだらけだった畑が、腐葉土を戻し続けることで、本当に豊かな土に変わっていったんです。草を敵にするんじゃなくて、刈って土に戻していく。そうやって循環させていくと、畑そのものが生き返るんですよ。「ここ、本当に昔はブタクサだらけだったの?」って、今来た人は信じられないと思います。

私は、循環社会って、難しいテクノロジーだけじゃないと思っています。落ち葉が土に戻り、その土で野菜が育ち、人が食べ、また自然へ返っていく。その循環の中に、人の暮らしも地域経済もある。さらに、軽井沢って観光地としては有名だけれど、「農の地域」としてはあまり知られていません。でも私は、この土地で、農業や土づくりの魅力も発信していきたいんです。地元の畜産や果樹農家ともつながりながら、小さくても地域で循環する経済圏を作れたらいいなと思っています。

それから、落ち葉って面白いんですよ。発酵すると熱を持つんです。実際、落ち葉発酵の熱だけで苗を育てることにも挑戦しています。電気を使わなくても、自然の力だけで40度近くまで温度が上がる。「自然ってすごいなあ」って、改めて感じますね。

私は、循環社会というのは、「便利さを我慢すること」ではなく、「自然の力をもう一度信じ直すこと」なんじゃないかと思っています。土に触れ、森に触れ、人とつながる。そういう小さな営みの積み重ねが、地域の未来を豊かにしていくんじゃないでしょうか。

【森とレジリエンス長野フォーラム2026】第3楽章 いのちを育む未来の食をデザインする○話題提供とパネラー柳町みゆきさん 微細藻類好き山岸征男さん 軽井沢×腐葉土×循環社会○モデレーター清水美香 サステナビリティ研究者(GCRC)岡本克彦 ...
20/05/2026

【森とレジリエンス長野フォーラム2026】

第3楽章 いのちを育む未来の食をデザインする

○話題提供とパネラー
柳町みゆきさん 微細藻類好き
山岸征男さん 軽井沢×腐葉土×循環社会

○モデレーター
清水美香 サステナビリティ研究者(GCRC)
岡本克彦 サステナビリティカタリスト(GCRC)

柳町みゆきさんによる話題提供です。

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私は今、「微細藻類」という小さな生きものの力を通して、社会の未来を変えられないかという挑戦をしています。藻類というと、あまり馴染みがないかもしれません。でも実は、地球上で最も効率よく光合成を行い、CO2を吸収し、食料や素材、燃料まで生み出せる、とても可能性のある存在なんです。私はこの微細藻類を、「環境問題を解決する技術」としてだけではなく、「人の意識や社会の仕組みを変える入口」にしたいと思っています。

もともと私は化学を学び、企業の研究職として働いていました。でも次第に、「技術だけでは社会は変わらない」と感じるようになったんです。オーストラリアを横断したり、カンボジアで教育活動に関わったり、イギリスで微生物について学び直したりする中で、「人間も自然の循環の一部なんだ」という感覚が強くなっていきました。そして今は、「微生物との共生」をテーマに、商品開発や事業づくりに取り組んでいます。

今の社会は、石油を掘り、大量生産し、大量消費する仕組みの上に成り立っています。でも、それは一方向の消費であって、地球の循環とは切り離されている。だから私たちは、「化石資源の時代」から、「バイオの時代」へ移行しなければいけないと思っています。生きものの力を活かし、太陽のエネルギーを循環させながら、物質やエネルギーを生み出していく。そんな社会を、本気で実装しようとしているんです。

特に食の分野では、これから「プロテインクライシス」が起きると言われています。2050年にはタンパク質需要が今の2倍以上になる一方で、今の農業や畜産のやり方では支えきれない。しかも、水や土地の問題、CO2排出もある。そんな中で、微細藻類は少ない水で育ち、耕作に向かない土地でも生産でき、非常に高い効率で栄養を作り出せます。私は、「未来の食」は、もっと地球と共生する形に変わっていくべきだと思っています。

でも、私が本当に変えたいのは、「環境にいいから我慢する」という感覚なんです。今までのサステナブル活動って、「ビニール袋を使わない」とか、「ストローをやめる」とか、“しない”ことが多かった。でも私は、「藻類を食べる」みたいに、“やりたくなるサステナブル”を増やしたいんです。美味しい、楽しい、面白い。その結果として、CO2削減や循環型社会につながっていく。そういう未来の方が、きっと続いていくと思うんですよね。

実際に今、藻類から食品や化粧品、服の素材、プラスチック代替素材など、さまざまなものが生まれ始めています。大阪・関西万博でも、「生きている藻」を展示し、多くの人に未来の可能性を体感してもらっています。私は、微細藻類という小さな存在を通して、「人間も自然の循環の一部なんだ」と感じられる社会をつくりたい。そして、未来の子どもたちに、「地球と共に生きるって、楽しいね」と言える世界を残していきたいと思っています。

【森とレジリエンス長野フォーラム2026】第2楽章 都市と地方の循環知を創り出す○話題提供とパネラー籔本亜里さん 関係性&ルーツケア三木繁治さん ろうそく作家○モデレーター清水美香 サステナビリティ研究者(GCRC)岡本克彦 サステナビリテ...
20/05/2026

【森とレジリエンス長野フォーラム2026】

第2楽章 都市と地方の循環知を創り出す

○話題提供とパネラー
籔本亜里さん 関係性&ルーツケア
三木繁治さん ろうそく作家

○モデレーター
清水美香 サステナビリティ研究者(GCRC)
岡本克彦 サステナビリティカタリスト(GCRC)

籔本亜里さんによる話題提供です。

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私はずっと、「旅に、人に学ぶ」ということを大切にして生きてきました。若い頃、映画をきっかけにスリランカやインドを訪ね、その後もミャンマー、ブータン、中東、フィンランドなど、さまざまな土地を歩いてきました。でも振り返ると、本当に学んできたのは、観光地ではなく、その土地で暮らす“人の物語”だった気がします。インターネットのない時代、私は海外文化を伝える編集や執筆をしていましたが、いつも知りたかったのは、「この人は、どう生きてきたのか」だったんです。

その後、女性支援や相談業務、エイジングの研究、臨床心理学などに関わる中で、私はさらに強く、「人は関係性の中で生きている」ということを感じるようになりました。そして東日本大震災を経て、フィンランド発の“ダイアローグ(対話)”に出会いました。そこで学んだのは、「話すこと」より、「聴くこと」の大切さです。日本では、つい自分の意見を伝えようとしてしまう。でも、本当の対話は、対等な関係の中で、相手の物語に耳を傾けるところから始まるんですね。

私は宮前区のまちづくりに関わる中で、「未来」という言葉がまち中に溢れていることに気づきました。でも、その一方で、高度成長期にこのまちがどう作られ、どんな人たちが支えてきたのか、その記憶が抜け落ちていることに違和感を持ったんです。そんな時、山形県白鷹町で、1960年代の宮前の記録映像が見つかりました。そこには、今の住宅地からは想像もできない風景や、人々の暮らしが映っていました。私は、「過去と現在をつなぎ直さなければ、本当の未来は描けない」と感じたんです。

そこから、「あなたの物語を話そう」という対話の場を始めました。区役所前の広場に一本の旗を立て、人が集まり、お互いの人生を語り合う。山形から届いたサツマイモの苗を地域のみんなで育て、焼き芋にして分け合う。すると、世代も立場も超えて、人が自然につながり始めたんです。広場が、“声と対話のガーデン”になっていきました。

私は、「関係性」は、心を支える処方箋だと思っています。人は、誰かとのつながりの中で、自分の人生の意味を感じ続けることができる。だからこそ、年を重ねることが楽しくなる地域、本当の意味で“居場所”のあるまちを作りたいんです。未来をつくるというのは、新しいものを増やすことだけではなく、「誰の物語を受け取り、誰へ手渡していくのか」を考えることなのかもしれません。だから私は、これからも“話す”より“聴く”を大切にしながら、人と人、都市と地方、過去と未来を結ぶ対話を続けていきたいと思っています。

【森とレジリエンス長野フォーラム2026】第2楽章 都市と地方の循環知を創り出す○話題提供とパネラー籔本亜里さん 関係性&ルーツケア三木繁治さん ろうそく作家○モデレーター清水美香 サステナビリティ研究者(GCRC)岡本克彦 サステナビリテ...
20/05/2026

【森とレジリエンス長野フォーラム2026】

第2楽章 都市と地方の循環知を創り出す

○話題提供とパネラー
籔本亜里さん 関係性&ルーツケア
三木繁治さん ろうそく作家

○モデレーター
清水美香 サステナビリティ研究者(GCRC)
岡本克彦 サステナビリティカタリスト(GCRC)

三木繁治さんによる話題提供です。

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私は、ろうそく作家なんですが、今日は「ろうそく」そのものより、「生きものが帰ってくる風景」の話をしたいなと思っています。16年前に東京から佐久へ移住してきて、地域を歩いていた時に、「あれ、昔は普通にいた生きものがいなくなっているな」と感じたんです。特にゲンゴロウなんて、子どもの頃には当たり前にいたのに、今では絶滅危惧種です。休耕田もどんどん増えていて、「この風景、このままでいいのかな」と思ったのが、活動の出発点でした。

でも、私は何かを始める時、まず「問題」だけを見るのではなく、「こうなったらいいな」という未来を思い描くことを大事にしています。だから最初に、「10年後、生きものも人も集まる田んぼの風景を取り戻したい」とビジョンを描いたんです。子どもたちが走り回り、水が流れ、ゲンゴロウが戻ってくる。そんな未来を絵に描いてみたら、不思議と「面白そうだね」と仲間が集まり始めました。

そこから、水を戻し、コブナを育て、稲を多年草化していくという10年計画を始めました。すると、本当にゲンゴロウが現れたんです。しかも、「昔この辺にいたんだよ」と、おばあちゃんが数十年ぶりに見つけて持ってきてくれた。あの時は、本当に嬉しかったですね。「ああ、生きものって、ちゃんと帰ってくるんだな」って。

最近は、コブナの養殖や郷土食づくりにも取り組んでいます。地域の人たちと一緒にコブナを食べると、「懐かしい!」って、みんな急に子どもの顔になるんですよ(笑)。テレビ局まで来ちゃって、「ゲンゴロウで町おこしですか?」なんて言われるんですが、私が本当にやりたいのは、「人と自然の関係をもう一回つなぎ直すこと」なんです。

さらに今は、森林再生にも関わっています。山に入って土を触ると、「森って生きてるなあ」と感じるんです。落ち葉が積もり、水が湧き、生きものが循環していく。その流れが戻ると、地域も少しずつ元気になっていく気がする。私はろうそくを作っていますが、火って、人を自然と集める力があるでしょう? 地域も同じで、効率だけじゃなくて、人が集まり、笑い、語り合う時間が大事なんだと思うんです。だからこれからも、「生きものも、人も、帰ってきたくなる場所」を、みんなと一緒につくっていきたいですね。

【森とレジリエンス長野フォーラム2026】第1楽章「気候変動・防災・地域のレジリエンスを編む」○話題提供とパネラー上田耕佑さん 身の丈環境活動家、(時々)防災士渡辺一夫さん 防災おやじなべ○モデレーター清水美香 サステナビリティ研究者(GC...
18/05/2026

【森とレジリエンス長野フォーラム2026】

第1楽章「気候変動・防災・地域のレジリエンスを編む」

○話題提供とパネラー
上田耕佑さん 身の丈環境活動家、(時々)防災士
渡辺一夫さん 防災おやじなべ

○モデレーター
清水美香 サステナビリティ研究者(GCRC)
岡本克彦 サステナビリティカタリスト(GCRC)

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第1楽章のパネル対話は、気候変動や防災を「特別なテーマ」として切り離すのではなく、日々の暮らしや地域との関係性の中でどう捉え直していくか、という対話が交わされました。さらに、「地域を守る」ということは、誰か特別な人だけが担うものではなく、一人ひとりが少しずつ関わることで成り立っている、という実感も語られました。若い世代からは、「自分も何か始めてみたい」という声があり、長年地域活動を続けてきた参加者からは、「こうして世代を超えて語り合える場そのものが希望だ」という感想も出ていました。

【森とレジリエンス長野フォーラム2026】第1楽章「気候変動・防災・地域のレジリエンスを編む」○話題提供とパネラー上田耕佑さん 身の丈環境活動家、(時々)防災士渡辺一夫さん 防災おやじなべ○モデレーター清水美香 サステナビリティ研究者(GC...
18/05/2026

【森とレジリエンス長野フォーラム2026】

第1楽章「気候変動・防災・地域のレジリエンスを編む」

○話題提供とパネラー
上田耕佑さん 身の丈環境活動家、(時々)防災士
渡辺一夫さん 防災おやじなべ

○モデレーター
清水美香 サステナビリティ研究者(GCRC)
岡本克彦 サステナビリティカタリスト(GCRC)

渡辺一夫さんによる話題提供です。

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私は長年、地域の消防団や区長などを務めながら、地域防災に関わってきました。そして、特に忘れられないのが、令和元年の台風19号です。私の住む地区も大きな被害を受け、亡くなられた方もおられました。床上浸水も多く、本当に地域全体が大混乱の中にありました。あの時、改めて痛感したのは、「災害は必ず起きる」という現実と、その時に地域を支えるのは、結局“人と人とのつながり”だということでした。

避難所の運営や炊き出し、声掛け、安否確認――そういう一つひとつは、特別な人がやることではありません。普段から地域で顔を合わせ、「困った時はお互いさま」と言い合える関係があったからこそ、助け合うことができたんです。逆に、普段つながりがないと、災害時に急に助け合うのは難しい。だから私は、防災というのは、単なる備蓄や訓練だけではなく、日頃の地域づくりそのものだと思っています。

また、台風19号の経験を通して、「自分の命は自分で守る」という意識の大切さも強く感じました。誰かが助けてくれるだろう、行政が何とかしてくれるだろう、では間に合わないことがあります。もちろん行政の支援は必要です。でも、最初に動けるのは自分自身であり、家族であり、地域なんです。だからこそ、普段から避難場所を確認したり、地域で話し合ったり、「もしもの時どうするか」を考えておくことが、本当に大事なんだと思います。

私は、防災意識の低さにも危機感を持っています。選挙のアンケートでも、防災を重視する人が少なかったことに驚きました。でも、災害は待ってくれません。浅間山の近くで暮らしていても、「まだ大丈夫」と思ってしまう。でも、その油断が一番怖いんです。だからこそ、防災を“怖い話”としてではなく、「地域で生きる力を育てること」として、もっと身近に考えてほしいと思っています。

私は75歳になりますが、地域のために、まだまだ頑張れと言われている気がしています。災害を経験したからこそ伝えられることがあります。地域は、誰か一人が守るものではありません。みんなで支え合い、声を掛け合いながら守っていくものです。今日のように、世代や立場を超えて集まり、話をすること自体が、地域のレジリエンスを育てる第一歩なんじゃないかと思っています。

住所

Contact@gcrc. Or. Jp
Kyoto-shi, Kyoto
606-8501

営業時間

月曜日 13:00 - 17:00
火曜日 13:00 - 17:00
水曜日 13:00 - 17:00
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