01/12/2025
【くにたち人権月間2025|FSXホール】
11/29(土)開催の「ネットと差別」に参加しました。
当事者の方々、荻上チキさん、有識者・市長のみなさんのお話を聞きながら、「差別は『個人の悪意』ではなく『社会の構造』として存在する」という事実を改めて強く感じました。
■ 当事者のお話
障がいのある方、在日三世の方、職業差別を経験した方、地域差別を見てきた方…
どの言葉も静かでまっすぐで、胸の奥にじわりと重みが残りました。
SNSやネット空間が差別の構造にどう関係してしまうのか、その影響の大きさも痛感しました。
■ 荻上チキさんの講演
荻上さんは
・ステレオタイプ/偏見/差別
・新しいセントリズムと構造的加担
・培養理論・潜在的連合(IAT)
・メディアのフレーミング効果
・オンライン攻撃のメカニズム
など、差別を理解する基礎知識をとても丁寧に、そしてわかりやすく話してくださいました。
「人は複数の軸を持ち『中心』と『周縁』を行き来する存在」という視点は、自分自身を振り返るうえでも大切な気づきでした。
■ 有識者パネルディスカッション
今の若い世代が“嫌われたくない”からこそコミュニケーションを避けがちな現状、そして当事者の語りに触れることの意味――。
現場のリアルが深く共有されました。
荻上さんの
「良質な接触はステレオタイプを改善する」という接触仮説の言葉は、
まっすぐ心に残りました。
■ 若い世代のダンスパフォーマンス
会場がパッと明るくなる瞬間でした。次の世代の感性”がこの場にしっかり根を下ろしていることを感じました。
■ 一橋大学の方々の指摘
若い世代は「差別したくない」「嫌われたくない」と強く思う一方、
“触れない”という行動そのものが構造的差別に加担しうる――
という指摘にはハッとさせられました。
避けること・見ないことが、意図せず構造を強めてしまう。本質的な問題提起でした。
■ 炭谷茂さん × 濵﨑市長 対談
この対談も聞きごたえがありました。
濵﨑市長は
「行政として差別をなくしていかなければならない」と力強く発言。
覚悟を感じました。
炭谷茂さんからは
「人権を考えるには歴史を学び、未来志向を育むこと」
「差別や人権侵害を受けた経験のない人ほど“観念”で捉えてしまうので、当事者の言葉に触れることが必要」
という深い指摘がありました。
旧厚生省時代の“20万人を超える被爆者の聞き取り調査”のお話も印象的でした。
■ 自分自身のこと
今回のイベントで痛感したのは、
「自分の中に“中心性”と“周縁性”が同時に存在している」ということです。
ある側面では多数派として見られ、別の側面では不条理な圧力や不可視化を経験する。
この“ねじれ”や“交差性”を抱えながら生きることは、私にとって大きな課題であり、同時に学びでもあります。
くにたち人権月間2025は、
「社会の構造」と「自分自身」を同時に見つめる貴重な機会になりました。
パンフレットはこちら(PDFファイル:2.9MB)市では、国の人権週間(毎年12月4日から10日)にあわせて、毎年「くにたち人権月間」を開催しています。今年度は、11月10日から12月10日が期間!特に、11月29日(土曜日)は、FSXホール(くに...