05/06/2026
帰省するたびに、見慣れていた景色が少しずつ変わっていることに気づく。
「当たり前は、当たり前ではなかった」
これは、私が伊賀を離れて最も強く感じてていることである。
初回は「地元の変化」について綴ろうと思う。
ふと見上げれば、上野城が目に入る、私はそんな城下町で生まれ育った。小学校入学〜高校卒業までの12年間、徒歩10分ほどの距離を毎日歩いて通学するのが日課だった。晴天の日差しの中、今はもう聞こえない、本町通りで流れるBGMを耳にしながら登下校をしていた。
「1億円トイレ」が作られる前の岡三証券、百五銀行、ピンクのお店がよく目立っていたペコちゃん、今はなき街の姿が蘇る。
何よりも、市駅前の石田の自転車屋さんのおばちゃんのことが鮮明に思い出される。
おばちゃんは毎朝店前に立って、私たちの登下校を見守ってくれていた。
毎日見る顔だけど、お互いの事はよく知らない。言葉は発しないけれど、お互いに目尻を下げ合う、そんな関係であった。
なんだか私のことをよく知ってくれている、そんな安心感が学校に行く憂鬱さを晴らしてくれた。
半年前に帰省した際には、そのお店は跡形もなく更地になっていた。次の帰省の際にはテナント用に新しい建物が建っていた。
「私の思い出って、こんなにもあっけなくなくなってしまうや」
あの瞬間は、もう一生戻ってこないと、
どこにもぶつけられない寂しさが込み上げ、胸がぎゅっと苦しくなった。
それからのこと、上野の街をよく歩くようになった自分がいた。
自分の目で見るからこそ、心がより動く。
五感を使うからこそ、色褪せない記憶として私の心に残っていく。
そんな記憶は容易には消えない、そう私は信じている。
みなさんも、いつのまにかなくなっていた思い出の場所はありますか?
コメント欄でぜひ教えてください☺️🔆
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\ 沖縄の大学に進学した「私」が、
伊賀を離れて感じたことをそのままに。地元への愛を綴る🌼 /
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