02/06/2026
今年5月、ANT-Hiroshimaは、退職後に写真家・研究者として活動されているジェーン・ウィットモア博士とお孫さんを広島にお迎えする機会に恵まれました。
ウィットモア博士は、被爆者の体験について学びたいという思いからANTにご連絡くださいました。その関心には、博士ご自身の深い個人的な背景があります。博士のお父様は、1946年にビキニ環礁で実施された核実験「クロスロード作戦」に参加していました。作戦中に受けた放射線被ばくが、1959年の早すぎる死につながった可能性があると考えられています。
2018年、ウィットモア博士はクロスロード作戦に関するお父様の資料や写真、記念品などを発見しました。この発見をきっかけに、博士は「ビキニ・プロジェクト」を立ち上げました。このプロジェクトは、ビキニ環礁における核実験の歴史とその影響、マーシャル諸島の人々が受けた被害、そしてお父様が作戦に参加した背景や思いを探求する取り組みです。
ビキニ・プロジェクトは、アメリカ・ニューメキシコ州サンタフェにあるCENTERより、2021年のProject Launch Grantを受賞しました。これにより、博士はビキニ環礁やマーシャル諸島の核の歴史を広く伝えるとともに、核兵器と核実験がもたらした深刻かつ長期的な影響について社会に問いかける活動を続けています。
今回の訪問を通して、ウィットモア博士と交流できたことを私たちは心から嬉しく思っています。博士と被爆者の皆さまとの間に生まれた温かな対話やつながりを目の当たりにし、また核兵器廃絶を目指して世界各地で活動する人々のネットワークの広がりを実感できたことは、大きな励みとなりました。
クロスロード作戦やビキニ・プロジェクトについて詳しく知りたい方は、ぜひウィットモア博士のウェブサイトをご覧ください。
https://thebikiniproject.org/
ニューメキシコのアリが、広島のアリとつながりました!