07/05/2026
2026GW 歌舞伎の舞台を巡る旅、いよいよ最終章です!
山科での加古川本蔵に始まり、最後は再び『仮名手本忠臣蔵』の世界へ。
七段目の舞台である祇園の「一力茶屋」と、早野勘平のモデル・萱野三平の生家跡(萱野三平記念館)を巡りました。
祇園の一力は、今も「一見さんお断り」の伝統を守り続ける現役のお茶屋です。
外観のみの拝見となりましたが、気良歌舞伎で大星由良之助を演じた身としてあの赤い壁の前に立つと、そこは単なる観光地ではありませんでした。
「はらわたが煮えくり返るような本心を隠して、わざと遊興に耽ってみせたあの場所」
華やかな祇園の空気の中で、由良之助が背負った孤独と覚悟がどれほどのものであったか。役者として、改めてその腹の底にある重さを突きつけられた気がします。
そして旅の締めくくりに訪れたのが、大阪・箕面にある萱野三平の生家跡です。
主君への忠義と父への孝行の板挟みとなり、27歳の若さで自刃した三平。
明治期に家屋は取り壊されたものの、彼が最期に切腹したとされる長屋門が今も残されており、その前に立つと、お芝居での「早野勘平」が抱えた悲哀が、史実の重みとして肌に伝わってきました。
旧邸の隅にひっそりと建つ句碑。
「晴れゆくや日ごろ心の花曇り」
自刃の直前、俳人でもあった彼が最後に見た心の景色に思いを馳せ、役者としてその魂に一歩近づけたような気がします。
今回の聖地巡礼は、自分が舞台で血肉を通わせてきた役たちの「本当の息遣い」に触れる、言葉に尽くせないほど大きな財産になりました。
この旅でいただいた沢山のインスピレーションを力に変えて、これからの気良歌舞伎をさらに熱く盛り上げていきます!今後の活動にもぜひご期待ください🔥
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