03/06/2026
【関西・東海支部スキルアップ研修会開催報告】
日時;5月31日 13:30~15:00
場所;ZOOM
講師;榎田政純
タイトル;食品改正法とポジィティブリスト
大学卒業後、50年近く携わってきたベルト業界で最近富に話題となっている食品衛生法の改正と、食品業界の顧客から要求されるポジティブリスト宣言書の提出などについて具体的に紹介した。
1, なぜ食品衛生法改正が必要か:2025年6月1日から施行された
背景-1 食の国際化・多様化の進展
-2 食中毒や健康被害の発生
-3 世界の基準と日本のルールの違い
-4 消費者の安全・安心への高まり
目的:食品を取り巻く環境の変化に対応し、より安全・安心な食品を提供するため
2.改正の全体像
2-1 広域的な食中毒事案への対策強化
2-2 HACCPに沿った衛生管理の制度化・・・市中の飲食店も対象
2-3 特別の注意を必要とする成分等の健康被害情報の収集
2-4 器具・容器包装の規制の見直し(ポジティブリスト制度の導入)
2-5 営業の許可制度の見直し、営業届け出制度の創設
2-6 食品リコール情報の報告制度の創設
3.2-2 HACCPとは(Hazard Analysis and Critical Control Point)
・危害要因を管理して、食中毒を防ぐ仕組みです。
・ISO22000は民間の認定機関による認証制度です
手順は、受入時の確認→保管・管理→使用時の注意→記録・保管となる
2-4 ポジティブリストとは、器具・容器包装に使える物質をリスト化したもの
概要:リストには基ポリマー(主成分となる樹脂)、可塑剤などの添加剤が収載されており、収載さ
れたものしか食品対応の合成樹脂としてとして使用できない。
4.ネガティブリストと溶出試験
・溶出試験は、使用条件に沿った条件で鉛・Cdなどの重金属が溶出する量を測定し判断する。
・従来のネガティブリストは、前述の重金属等がリストに挙げられ、それが規定量以下で有れば
食品対応のの合成樹脂として使用出来たが、今はポジティブリストに収載されないと使用不可。
5,ポジティブリスト制度とは、製造管理(GMP)が義務化され、納品時に品質保証書(宣言書)での適合
性を証明して伝える伝達義務があり、合成樹脂・包装容器の製造事業者は、都道府県知事への届
け出義務がある。
記;広報委員 榎田政純
次回予定;7月4日講師;藤塚利彦先生 テーマ:未定