29/07/2026
世界中の爆弾をすべて花火に変えよう
藤野正二(KDL理事長)
昨年は戦後80年でしたが、もう一つ忘れてならない記念日は12月8日「日米開戦記念日」です。先月8日で84回目の開戦記念日でしたが、おかげで今は日本の直接参戦のない84年でもあります。この日米開戦により多くの国民、多くの外国の人たちも犠牲者として世界平和を訴え続けなければ、またもや子、孫に犠牲者として葬ることになりかねない世界の不安材料が多くあります。
毎年、長岡で打ち上げられている鎮魂の打ち上げ花火「白菊」が、昨年も長岡信濃川べりで打ち上げられました(写真は一昨年・KDL理事小池幹夫撮影)。「鎮魂と世界平和の祈りを夜空へ」のタイトルで毎年12月8日に打ちあげられる白菊は、一人の花火師、シベリア抑留体験者である嘉瀬誠次氏の制作で完成した花火です。今でも、嘉瀬煙火工業の打ちあげが続き、又、私が調べた資料によれば、嘉瀬さんがシベリア抑留中に亡くなられた日本兵6万人が眠るハバロフスクのアムール川河畔で、万感迫る中、嘉瀬花火師が考案された白菊を含む3000発が1990年7月14日に打ちあげられました。その記録を見て、嘉瀬花火師の執念にも似た想いが強く伝わるのです。
そして大きなテーマとして呼び掛けている事に「世界中の爆弾をすべて花火に変えよう」というスローガンがあります。それは、白菊が世界に向けたメッセージなのです。毎年12月8日に打ち上げられる白菊は、平和祈願の白菊です。午後5時、鎮魂の花火白菊2発の打ち上げ後に平和の花火「金冠(きんかむろ)」の打ち上げもあります。世界平和をご一緒に祈りましょう。
★『上越タイムス』NPOPRESS 2026-01-12 掲載済み