02/05/2026
【勇払原野保全活動の報告(2026年4月)】
私たちは、美々川・ウトナイ湖を含む勇払原野の豊かな自然環境を未来へ引き継ぐため、継続的な自然情報の収集や関係機関への働きかけなどの保全活動に取り組んでいます。
4月には、弁天沼周辺および勇払川において巡回と自然情報の収集を実施しました。
調査では、オオハクチョウやマガモ、ヨシガモ、コガモが羽を休める様子が見られたほか、カワラヒワやハシブトガラ、ウグイスのさえずりが春の訪れを感じさせました。冬鳥と夏鳥が同時に見られるのは、この時期ならではの光景です。
さらに、強風の中をたくましく飛翔するオジロワシや、上空を渡っていくハクチョウ類の群れも見られました。
勇払川ではダイサギやアオサギの群れ、周辺の草原ではノビタキやヒバリの姿も見られ、合計33種の野鳥を確認しました。こうした多様な環境に支えられた生きものたちの営みは、この地域の自然の豊かさを物語っています。
勇払原野は、森林、草原、湿原が一体となった貴重な生態系であり、多くの野鳥にとって欠かせない生息地です。このかけがえのない自然を守り続けていくためには、継続した自然情報の収集と、保全のための取り組みが重要です。
今後も地域の自然の価値を伝えながら、その保全に努めていきます。
ウトナイ湖周辺の流域保全の考え方については、当センターのHPでご紹介しています。ぜひQRコードよりご覧ください。
写真
① 水辺で羽を休めるオオハクチョウの群れ
② 飛翔する姿が確認されたオジロワシ
③ 調査中のレンジャー
④ 弁天沼周辺の様子
⑤ 勇払川周辺の様子
⑥ 当センターHPはこちら
※勇払原野の保全活動について
勇払原野とは、苫小牧市を中心とした広大な平野のことです。明治・大正時代には、約8,000haほどの湿地が広がっていましたが、その後の開発の波に押され、現在は点在するわずかな湿地帯が残っているのみです。しかし、そこには数多くの生き物が生息しており、鳥類はこれまでに276種が確認されています。当会では、豊かな自然を有する勇払原野を一体として保全するため、20年以上に渡り保全活動を行っています。
#勇払原野 #ウトナイ湖 #ウトナイ湖サンクチュアリ #北海道 #湿地 #湿原 #野鳥 #日本野鳥の会 #自然保護 #勇払原野をラムサール条約湿地に #ラムサール条約 #自然と産業が共鳴する勇払原野 #美々川 #渡り鳥